オーストラリアで10年以上働いて掴んだ外国人と働くコツ!挨拶は重要!

はじめまして。オーストラリアに10年以上住んでいます。職場ではオーストラリア人や日本人はもちろん、台湾や香港、中国出身のアジア系の人や、アメリカやカナダ、ヨーロッパ各国から求人を募り、常に約10人以上の国際色豊かなスタッフたちと共に働いています。国が違えば習慣や文化も違いますから、様々なトラブルが起こることもありますが、ここでは私の経験から、外国人と楽しく働くための3つの方法を紹介したいと思います。

挨拶の重要性

 世界共通のマナー

日本でも、職場に行った時には最初に挨拶をしますよね。これはどこの世界でも同じです。しかし、外国で働く日本人は外国人に比べてシャイであったり、英語がしゃべれないということや発音がうまくできないといったことを気にして、挨拶も無愛想になってしまう人が少なくはありません。
しかし、もしも朝、例え発音が悪かったとしても笑顔で挨拶をされたら、それだけで嬉しくなりますよね。発音が悪くても朝一の挨拶ならば何を言っているかくらいは想像がつくものです。そのため、挨拶をすることで人間関係や職場関係も良くなるのです。

 相手の関心を示す

挨拶をする時、ただ単に”Hi!”、”Good morning!!”などというだけではなく、相手の近況を聞くということも重要です。「今日は元気?」「週末は何したの?」「その服、素敵ね!」などと会話を広めることで、相手への関心を示すことができます。誰であっても、自分に関心を示してくれる人がいたら嬉しいですよね。そこからより仲良くなれるということもあるのです。
私自身、初めは英語がなかなか聞き取れず、”Hi”程度しか言えませんでした。しかし、相手が自分の近況を聞いてくる前に自分から相手の近況を聞くことで、相手がどんどん話してくれるということに気づきました。自分の英語のトレーニングにもなりますし、「このように答えたら良いのか」という勉強にもなりました。そして、今では私自身も自分の近況が話せるようになったのです。このように、挨拶が上手になれば、人間関係がより良くなっていくのです。

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褒めると伸びる!

 文化の違いを考慮する

外国人と仕事をすると、やはり文化や習慣が違うということで行き違いが生じてしまう可能性があります。しかし、もしもトラブルの元が行き違いや誤解であるならば、仕事中の問題ばかりを重視しても何の解決にもなりません。例えば、ある人がなかなか仕事の報告をしてこないと思ってイラついてしまったとしても、その人にとって仕事の報告がそもそも不要であれば、「仕事の報告をしないこと」だけを取り沙汰しても意味がありませんよね。仕事の報告は大切であるという共通の認識を持つことから始めなければなりません。
また、話し合いで解決したいと思う人にとっては、上司から一方的に注意を受けてしまうとそれだけでやる気をなくしてしまいます。その一方で、話し合うくらいならばストレートに注意をして欲しい、教えて欲しいと思う人もいるでしょう。国や考え方によって、適切な問題解決方法も変わってくるのです。

 マネージャーとしての経験

私はマネージャーとして捉えていた時、どうしても日本人独特の考え方が捨て切れず、外国人に対しては融通のきかない態度をとってしまうことがありました。特にヨーロッパ出身のスタッフには理解が得られず、衝突してしまったこともあります。また、問題解決ばかりに時間がとられてしまい、仕事が進まなかったという経験もありました。
ある時、ドイツ人のスタッフに注意をしたところ、彼女を怒らせてしまったという経験があります。私自身は状況の前後確認をしておらず、そして彼女自身はまだ仕事を始める日が浅く、お互いのことをよく知りませんでした。私自身は彼女が怒り出した時、「上司に向かってその態度はなんだ!」と思ってしまったのです。しかし後から、新人である彼女に対してちょっと言い過ぎてしまったと感じ、話し合いの機会を持とうとしました。最初は「今はあなたとは話したくない」とはっきり言われてしまいましたが、後日個別面談を行い、お互いの行き違いを理解することができました。

 学んだこと

この経験から、私は何かトラブルがあった時、最初に状況確認を行うことにしました。また、もしも部下を注意しなければいけない場合、初めはポジティブな意見から始め、徐々に注意点を伝えるように心がけています。もちろん、このやり方でさえも人によっては「最初に褒めておいて後からけなす」などという批判的な意見もありますから、人によってやり方は変えなければいけません。
しかし、いずれの場合であったとしても、やはりスタッフにはそれぞれ個性があり、それぞれに素晴らしい能力があります。ただ単に問題点ばかりを指摘するのではなく、スタッフの良さを褒め、人前で認めるということも大切なのだと感じるようになりました。ただし、人によっては褒めすぎると調子に乗ってしまうこともありますから、どの程度で留めるかという判断も大切です。

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お礼は必ず述べる

 感謝の気持ちは大切

どこの国であったとしても、言葉で「ありがとう」という気持ちを伝える事は非常に重要だと感じています。特に、日本では上司が部下にお礼をいう事はあまりないかもしれませんが、海外では当たり前であるということを知っておかなければいけません。
また、感謝の気持ちをお互いに述べることができれば、お互いに気持ちよく仕事をすることができます。感謝されているという感覚を持つことも大切ですよね。

 スキンシップの重要性

お礼を述べるだけではなく、スキンシップを取るということも大切です。特に職場のスタッフを見ていると、アジア系の人たちは言葉で感謝を述べるという文化が強い気がしますが、ヨーロッパやアメリカの人はスキンシップで感謝を述べるという傾向も強いように感じています。
私自身、ハグというのは感情を表す最も自然なスキンシップだと考えています。日本にいるとハグをする機会がなかなかありませんから、海外に行って誰かとハグをすると緊張してしまうこともあるかもしれません。私も最初は照れくさいと感じましたが、今では自然にできるようになりました。
例えば、かわいい赤ちゃんや動物を見たときぎゅっと抱きしめたくなりますよね。これと同じように、自分が嬉しい時や相手の行為を表すとき、ハグをすることによってそれらの気持ちを等身大で伝えることができるのです。もしも自分が困難な状況に陥っていて、誰かがそれを助けてくれた時、言葉だけではなくて相手にハグをすることができれば、いかに相手に感謝しているか、という気持ちが伝わります。
特にハグをする習慣がないアジア系の人たちには、ハグをするとぎこちない反応が返ってきます。お互いにアジア系だから仕方がないのかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカの人にハグをするとかなり効果があるということがわかります。

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自分自身の世界が変わる!

海外に暮らすというと、日本人は緊張してしまったり、英語が通じなくて怖いと思ってしまったり、様々な障壁にぶち当たります。しかし、もしも海外で仕事をしながらどのように外国人と接したらよいのかわからない、と悩んでいる人がいるならば、上記の3つを心がけてみてください。
緊張する必要もありませんし、身構える必要もありません。英語が喋れなくても不安に思わなくて大丈夫です。言葉が足りない、話せない、と思うのであれば、その部分を補いながら外国人と接していけばよいのです。
文化や習慣の違う外国人が仕事のパートナーになったら、お互いに理解しあうことさえできれば本当の親友になることさえ可能です。そのようなより良い関係を目指し、様々な国の人たちと付き合っていけるようになれば、自分自身の世界も大きく変わっていくことでしょう。

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