こんにちは。カナダ在住のにこです。カナダは紅葉が始まり、人肌恋しい季節になってきました。今回は、遠距離の国際恋愛についてお話ししたいと思います。私自身、カナダ人の夫と結婚する前は、太平洋を横断する時差17時間の超遠距離恋愛をしていました。そこで、今回は国を超えた遠距離恋愛をどう成就させたのか、私の経験から3点、遠距離恋愛のポイントをお話ししたいと思います。
毎日連絡をとること
連絡することを怖がらない
恋人同士だと「今忙しいかな？」や「こんなにしつこく連絡したら面倒に思われるかな？」など考えてしまいがち。「でも彼が何をしているか気になるし…」などいろいろ考えて悶々とする日々。私もたくさんのことを考えて、連絡をするのが怖かったこともありました。その時彼に思い切って、連絡をしていいのかと悩んでいることを正直に話してみると、彼からこんな返答がきました。
「僕と将来を一緒に過ごそうと思っているの？将来もし僕と一緒に過ごしたいなら、毎日一緒にいるわけで、その時に一緒に住んでいる僕に話しかけても嫌われないかな？とか考えて暮らすの？」と言われました。
心の距離は近くいよう
確かに、たまにはタイミングが悪く彼の機嫌が悪いときもあるかもしれません。しかし、もし将来を一緒に過ごしたいと考えている相手なら、連絡を取ることに何も恐れる必要はありません。毎日たくさん話しましょう。そして、お互いに毎日話せる時間帯を決めて、習慣にすることも心の距離を近くする秘訣です。
遠距離恋愛の期限を決めること
二人で一緒に暮らし始める時期を考えよう
人は限りがあるから、目標に向かって頑張れます。遠距離を終わりにする期限を決めましょう。国際遠距離の難しいところは将来の話をするときです。お互いがお互いの国でそれぞれの生活を持っています。しかし、どちらか一方又は、双方が自国での生活を諦めなくては、一生共に生活することはできません。そして女性には、出産という体のタイムリミットもあります。
もしできることなら、ワーキングホリデーや留学などを利用し、半年や一年間など一緒に暮らすお試し期間を作ることをお勧めします。私たちも何度もどちらの国で暮らすかについてたくさん話し合いました。私は1年間カナダに留学したことがあり、彼とは半年間同棲していた経験があるので、カナダに住んだ場合どのような生活になるのかを予想することは簡単でした。そして、彼は日本語が全く話せなかったため、日本に住む選択肢は難しいようにみえましたが、一度は挑戦してみようということで、彼のバケーションを使い1カ月間、日本で生活をしてみました。
両方の国で生活をした結果
その後意見は一致し、二人でカナダに住むことになったのですが、両国に二人で暮らしてみて、お互いの文化や家族がより理解でき、彼が日本にたった1カ月でも住んでくれたおかげで、異国での暮らしがどれだけ心細く大変かを以前より理解してくれたと思います。
いつ遠距離をやめ、一緒に住み始めるのかを考え、そこから逆算しいくら貯金を貯めようか、どんな資格を取ろうかなど現在できることにフォーカスをし、試しに少しでもいいから両方の国に2人で住んでみて同棲や結婚をより具体的にしてください。先の見えない不安な遠距離恋愛を、指折り数える楽しいものに変わるはずです。
喧嘩もしっかりすること
本音を話すことを恐れない
遠距離恋愛をしていると相手の顔が見えないため、怖くて本音が言えなくなることもあります。そして言いたいことが言えずストレスが溜まってしまいがちです。
私の実体験からするとむしろ喧嘩して言いたいこと言ったほうが良いと思います。国際恋愛になると国も文化も異なる恋人を持つことになるので、相手の価値観を理解するのに同じ国同士のカップルよりも時間がかかるのは当たり前です。案外良かれと思ってやったことが、本人を傷つけてしまったりすることは多々あります。
思いやりが逆にストレスに
彼の国家資格の試験が近づいてきたので私は彼に勉強に集中してもらうため、連絡することを控えていました。しかし、彼にとっては私からの励ましの電話やメッセージが心の支えだったため、なぜ急に連絡がなくなったのかと不安になり、逆に勉強に集中できなくなりました。彼は私の気持ちが離れていっていると思い、喧嘩が絶えず、お互い喧嘩を通して本音を言い合い、より相手の思いやりを感じるようになりました。
遠距離恋愛で言いたいことが言えないでいると、独りよがりのネガティブな想像が広がり、相手との関係がぎこちなくなってしまいます。言いたいことは言いましょう。いやな事ははっきりと言葉にして相手に伝えましょう。そして、同じように大切なことは、好きだという気持ちや相手がしてくれてうれしかったこともきちんと伝えることです。
人生80年と思えば遠距離期間は短い！
以上3点が私の経験より、国際遠距離恋愛を成就させた秘訣です。遠距離恋愛をしている間は、とても寂しく、パートナーの近くにいたいと願うものです。しかしその分久しぶりに会えた時の喜びは何ものにも代えられない幸せになります。人生80年と考えた時、遠距離期間なんてほんとに少しの間だけです。パートナーとの幸せな未来では、遠距離恋愛をしていた時のことは甘酸っぱい思い出になると思います。物理的な距離がある分、心の距離は誰よりも負けないくらい近くにいましょう。
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