女性も徴兵に2年間行かなければならない。思い出の地イスラエル。

私が旅行した中で最も衝撃を受けたのがイスラエルです。多くの方々は紛争が頻繁に起きる危険な場所なので近づきたくないと思っているかもしれません。しかし、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の3大宗教の聖地であるイスラエルは、神秘性が溢れる人生で1度は訪れる価値があると思える街でした。

イスラエルの入国審査

私はヨルダンから陸路で入国しましたが、入国前から異様な雰囲気が漂っていました。いつ戦争が起こっても不思議ではない国の緊張感は半端ありません。

 パスポートにイスラエルのスタンプがあると近隣諸国に入国できない?

パスポート上にイスラエルの入国スタンプがあると仲が悪い近隣諸国(イラク・シリア等)から入国拒否されてしまうため、審査官へ「スタンプはパスポート上ではなく、他の紙に押してほしい」と伝えました。(イスラエルの入国審査でパスポートではなく、他の紙へスタンプを押してほしいとリクエストすることはよくある話です)。入国審査官の女性は私の顔を見てニコッと笑い、私にパスポートと紙を返してくれました。私は上手くいったと思って安心していましたが、パスポートを見てみると、なんとスタンプがしっかり押されていました。

 なめんなよ!

畜生と思ったのと同時に、イスラエル女性の「なめんなよ!」という気持ちが伝わってきました。まあパスポートは再発行すればいいので、スタンプは私にとって大した話ではありません。それよりも貴重な経験をすることができたと今は思っています。

中近東の人々の信教心は強すぎる?

中近東で現地の人と話して思ったのは、それぞれの人が強い思想をもっており、なかなか1つにはまとまらない印象を受けました。例えば、私は宗教を信じていないと言っているにも関わらず、しつこく宗教の話をしてきた人がいます。最終的に「私は神様を見たことがないから、信じられない」と言ったら、本気で怒られました。

 やられたらやりかえす文化

「目には目を、歯には歯を」のハンムラビ法典の教えもいまだに深く浸透しているようで、アメリカやイスラエルに強い反発心を持っている人がかなりたくさんいました。普段はとても良いイメージの人が多く、家族や友人をとても大切にします。だからこそなのか、自分達のコミュニティを汚す可能性がある国・人には徹底的に牙をむく印象を受けました。
私自身、信教心が浅く、強いこだわりがないため、びっくりしてしまったのかもしれません。

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イスラエルの異様な景色

話をイスラエルに戻します。イスラエルの街を観光していると、びっくりするような光景が続きます。何よりも信仰の深い人が多いので、宗教にちなんだ服装や髪型の人を見かけることが多く、それは私の想像を遥かに越えていました。インターネット調べるとすぐに出てくるので、興味がある人はぜひ服装を見てください!

 3大宗教の聖地エルサレム

正統派ユダヤ教徒の人々は真夏にもかかわらず全身黒服で驚きました。伝統的イスラム教徒の女性の美しいアバヤといい、日本で見ることはほとんどありませんよね。こういった伝統的な衣服に対する意識を目の当たりにすると、日本人も着物や袴をもっと大切してもいいかもしれないと感じてしまいました。

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常に危険と隣り合わせだからこそ強く美しいイスラエルの女性

最も驚いたことは、街中の至るところに迷彩服を着てマシンガンを持った女性が何人もいました。調べてみるとイスラエルでは徴兵が男女ともにあり、男性が3年、女性も2年、徴兵に行かなければならないそうです。若いころの大切な3年、2年を兵役に費やさなくてはいけないイスラエルの人に比べると、私たちは平和な日本で自由に過ごすことができて、本当に恵まれているなと実感しました。

 1度は訪れる価値がある!

常に身の危険と隣り合わせのイスラエルは旅の素人には危険すぎる街ですが、旅好きの人ならばぜひ1度訪れてほしいなと思っています。日本や欧米とは全く違う世界がそこにあります。

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