国際結婚で共通語がどちらの母国語でもない!その場合のメリットとデメリットとは

国際結婚をすれば、どうしても外国語をしゃべらなければならないことになる可能性があると思います。外国人パートナーが日本語ペラペラなら問題ありませんが、日本語が話せる外国人も珍しいですので、どうしても日本人が外国語を話さなければいけないこともあるのではないでしょうか。

私の夫はヨーロッパ出身なので母国語は英語ではありません。しかし、私たちの共通語は英語です。ここでは、このように夫婦と主に母国語ではない言語を共通語としている場合のメリットとデメリットを紹介します。

お互いの母国語ではない言語が共通語のメリット

 平等である

確かにヨーロッパの言語と英語は似ていますから、必ずしも平等だとは言い切れません。しかし、お互いに母国語ではない言語でやりとりをしているため、お互いの外国語を使っているということで平等な感じがします。

とは言っても、夫の英語の方が流暢なので口げんかをすると言語の面では敵いません(笑)ただ、お互いに母国語ではないからこそ、ニュアンスの違いなどに敏感になれる気がします。

 お互いの理解が深まる

私は夫の母国語は話せないですが、言語によって文化は大きく異なりますよね。例えば、日本語には「兄弟」など、英語にはない言い回しがあります。英語には”brother”という表現はありますが、「兄」「弟」などという区別はなく、日本がいかに年齢や上下関係を重視するかが分かります。

このように言語ごとに文化が大きく異なりますから、夫との間にもう一つ違う言語が存在することで、違う言語や文化への理解が深まります。2つの言語を介するより、3つの言語を介した方が自分の知識も深まる気がしてありがたく思います。

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お互いの母国語ではない言語が共通語のデメリット

 どっちの国に行ってもどちらかが苦労をする

夫は日本語を話しませんから、日本に行ったときには私がある程度日本語に訳してあげなければいけませんが、ヨーロッパでは私がその言語を話しませんので、訳してもらう必要があります。確かにヨーロッパの言語は英語と似ていますので想像できるところはありますが、必ずしもわかるとは限りません。

そのため、どちらの国に行ってもそれなりに苦労があります。これは「お互いの母国語ではない言語を共通語とする場合」に限ったことではなく、国際結婚なら誰にでも当てはまることだと思います。しかし日本は他の国とは違った文化を持つ国ですから、その価値観も合わせて説明する必要がある場合もあり、疲れると感じる人もいるのではないでしょうか。

 義家族とも話ができない

夫との共通語が母国語でないという事は、場合によっては義家族との共通言語が存在しないということになります。私も、義両親はほとんど英語が話せませんので、通訳をしてくれる夫がいなければ会話になりません。

義家族も英語が話せるなど、自分が話せる言語が通じるならば問題ないと思います。しかし、英語を母国語としない人が必ずしも英語を話せるとは限りませんから、場合によっては義家族と会話が成り立たない可能性があることも覚えておいた方が良いと思います。

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お互いの理解と歩み寄りが必須

言語に関しては、お互い歩み寄ることが大切だと思っています。その言語を知っているから偉い、その言語を知らないから問題、などという事はありません。人を好きになるときには言語に関係なく好きになりますよね。

そのため、配偶者との共通語がどちらかの母国語ではなかったとしても、そしてそれ故に義家族と会話ができなかったりどちらかの国で苦労をしたとしても、助け合いが必要なんだと思います。あわよくば、お互いの言語を少しでも理解できるようになれると良いですよね。

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