ニュージーランドの不動産投資企業で勤務して分かった外国人を理解するコツ

あなたの職場には自分と違う国籍の方はいらっしゃいますか?私はニュージーランドの現地の不動産投資会社で働いています。職場には実にたくさんの国籍の同僚がいます。ニュージーランド人、オーストラリア人、イギリス人はもちろん、中国人、インド人、韓国人、ブラジル人、そしてトンガ人・・・移民国家であるニュージーランドには本当に色々な国の人々がいます。
そんな様々な国籍の同僚は、それぞれが色々なクセや気質を持っています。日本人の私から見たら「?」と思うことが多々ありますが、仕事をするときは当然うまくやっていかなければなりません。そこで、今日はそんな自分とは違う気質の同僚とうまくやっていくための3つのコツを説明します

分からない点は素直に質問する

私が担当する現場の作業員にはトンガ人の同僚がたくさんいます。皆さんはトンガという国を知っていますか?トンガとは南太平洋に浮かぶ約170の島群からなる小さな国家です。

 いつも仕事に遅れるトンガ人

彼らと仕事をしていていつも気になるのが“彼らは仕事の開始がとにかく遅い”ということでした。朝も集合時間に来ません。また、集合した後も仲間とゆっくり話しながら、朝食会が始まってしまいます。最初は「?」と思い、イライラすることもあったのですが、気になったのでトンガ人に聞いてみることにしました。
「なぜ君たちは朝の集合も遅いし、集まった後も皆でご飯を食べているの?」
すると彼らのリーダーが語り始めました。

 コミュニティに対する考え方の違い

「トンガ人のリーダーは、会社に来る前に家族を学校や職場に送っていく。トンガではリーダーがコミュニティ全員の面倒を見るんだ。職場でも同じ。リーダーは一緒に働いている部下をしっかり世話をする。部下たちの朝食はリーダーである俺が持って来る。そしてみんなで朝食を食べ、仕事を開始するんだ!みんなの笑顔を見てから仕事をする。ずーっと昔からトンガ人はそうやって生きて来たんだ。」
要するに、狩猟民族であったトンガの人々は、昔からリーダーがコミュニティ(家族、兄弟、コミュニティ全てを指す)全員の生活を支え、基本的にコミュニティ全体で動く。コミュニティのメンバーに何かあれば、全員で協力して解決する。そして現代でも家族を超えたコミュニティの強い絆を大事に生きている。

 私も彼らのコミュニティに参加

まさか毎朝の遅刻や、仲間との朝食にこんな心温まるストーリーが隠されているとは思いませんでした。私はその話に感動し、イライラしていた自分を恥じました。彼らに素直に聞いたからこそ理解できた素晴らしい習慣でした。
それ以来、私も彼らの朝食に参加するようにしています。参加するようになると、みんなが私を仲間と認めてくれて、仕事で行き詰まった時には率先して助けてくれるようになりました。
疑問に思ったらまず素直に聞く。外国人と働く上では非常に重要なことだと思います。質問せずに勝手に誤解していると、良好な関係を築くことはできません。

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相手の文化に興味を持つ

ある日、インド人の同僚全員が午後の勤務を早退したことがありました。上司に聞くと宗教的なイベントで何よりも大事な用事ということでした。どんな重大な行事があるのかと気になり同僚にメールをしてみると、どうやらその日はディーワーリと呼ばれるヒンドゥー教の新年のお祝いの日でした。夜に宴があるから仕事が終わったら来ないかと誘われたので興味本位で行ってみました。すると、同僚の家には家族、親戚、友人など大勢集まっていました。日本人の自分は少し場違いな感じもしましたが、異なる宗教の人に一緒に祝ってもらえて嬉しいと逆に非常に手厚くもてなしてもらいました。

 相手を理解すれば業務もスムーズになる

それ以来、ヒンドゥー教に興味も持ち、彼らの信仰心を尊敬できるようになり、インド人との仕事も上手くいくようになりました。相手に興味を持つところから外国人との付き合いは始まると思います。興味が友好に変わり、そこに友情が生まれると思います。

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不思議に感じることを楽しむ

自分の職場は国籍が違う人達ばかりなので、1日の中で不思議に思うことが本当にたくさんあります。話し方、接し方、遊び方、週末の過ごし方など、話を聞いているだけで不思議だなと思うことばかりです。しかし最初は不思議だなと思っていたことも、ずっと一緒に過ごしているとそれは不思議ではなくなってきます。

 不思議と感じているのは自分でだけ?

今では、不思議と感じるこの感覚が、外国人と働く際の一番の楽しみになっています。そして相手を不思議に思うのと同じくらい相手も自分の行動を不思議に思っていることは多いでしょう。自分から率先して日本の仕事のやり方や、日本の一般的な考え方を話すと、周りも興味を持ってくれ、相手との距離が一気に縮まります。
自分と考え方が違う人に腹を立てたり、軽蔑するのではなく、不思議だなという感覚を楽しみましょう。あなたも外国人から見たら不思議な存在です。日本人こそ、独特な文化をもっているような気がします。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。外国人と仕事をする際は、日本人と異なる点が多いため、ストレスに感じてしまう人が多いと思います。しかし、考え方や受け取り方を少し工夫することで、この異なる点に出会うことが一気に楽しみに変わります。
今後オリンピックを機に日本にも様々な外国人が増えてくると思います。相手との違いを楽しみながら色々な外国人の友達を作ってみてはいかがでしょうか。

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