国際結婚妻と駐在妻の違いとは?なぜ2人の関係はうまくいかないの?

国際結婚をして海外で生活すると、やはり日本人に出会えたときのテンションが上がります。旅行や留学、現地での生活など、生活形態によって物の見方や考え方は異なりますが、それでも日本人に会えた時は嬉しいものです。

その一方で、国際結婚をしてローカルな生活をしている人と、駐在妻の形で海外で生活をしている人とは、なかなか考えが合わないように思います。もちろん人によって違いますから必ずしもこの通りとは限りませんが、実際に国際結婚をしてローカルな生活をしている人の中には、たとえ同じ女であっても「駐在妻はよくわからない」と思うことが多いように感じるんです。

ここでは、なぜ国際結婚妻と駐在妻がここまで異なるのか、説明したいと思います。

その国に滞在する期間

 国際結婚妻にとっては一生の問題

国際結婚をしてその国で生活している場合、基本的には一生涯、その国で生活することになります。その国で配偶者ビザなどを取得し、基本的に就労も可能で、子供もその国で育てるわけです。日本に引っ越すなどの他の選択肢がない限り、その国で生活しなければいけません。

つまり、国際結婚妻にとってその海外での生活は日常なんです。その国の言語が話せなければ一生涯困るかもしれませんし、その国で自分なりの趣味を見つけられなければずっとつまらない思いをするかもしれません。自分なりにおいしい料理を見つけ出せなければ自分で作るしかないんです。

 駐在妻にとっては一時的な問題

一方で、確かにその国で生活しているとは言え、駐在妻はいつか日本に戻る存在です。つまり、海外での生活は確かに日常である一方で、今だけの生活でもあり、今だけの海外経験になります。

いつかその生活が終わると分かっている存在と言っても良いでしょう。海外生活がステータスになる日もくるかもしれません。それが国際結婚妻との大きな違いだと思います。

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日本人に囲まれている環境かどうか

 国際結婚妻は地元の人に囲まれている

国際結婚をした人の場合、基本的に地元に溶け込む必要があります。地元には日本人なんていないかもしれません。自分なりにその国の言語を勉強し、その国の人たちに溶け込んでいく必要があるんです。

その国の言語が話せなければ、そもそも溶け込むことはできません。英語を公用語とする国でなければ、英語が話せたところで大した役に立たないケースも珍しくは無いんです。そのため、溶け込むための努力を強いられる立場にあるとも言えます。

 駐在妻は日本人に囲まれていることも多い

その一方で、駐在で海外にいる人たちは会社ごとのアパートやマンションが用意されていることも多く、身の回りに日本人が多いというケースも珍しくありません。もちろん、自分でアパートやマンションを借りている人もいますが、会社に行けば日本人の同僚がいて、周りにも日本人の駐在の知り合いが多いから日本語が話せる、といった環境なのではないでしょうか。

確かにその国の言語を話せるに越した事はありません。しかしその一方で、日本語を話す機会もある人たちだといえます。わざわざその国に溶け込む努力をしなくても、どこで食料品を買ったら良いのか、どこの学校に子供を活かせたら良いのか、ある程度のことがわかっていれば生活できる人たちなのではないでしょうか。

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外国人とのつながりがあるかどうか

 国際結婚妻はその国の人とのつながりが多い

国際結婚をした人たちは、自分が生活している国の人たちとのつながりが多いと思います。自分の配偶者やその配偶者の家族、親戚、そして近所の人や自分の知り合いなど、その国の人たちとのつながりが多いのではないでしょうか。

だからこそ、なおさら言語が話せる必要があります。生活していくにあたってその国の人たちと話せなければ趣味も楽しめません。いかにしてその国の人たちと仲良くなるか、それこそが国際結婚をして海外生活を満喫するためのカギだと思います。

 駐在妻は外国人とのつながりが多い

その一方で、駐在している人たちの家族はやはり海外から来た人たちとのつながりが多いのではないでしょうか。その会社にやってきた他の国の人たちや、大使館関連の知り合いが多いこともあるでしょう。そのため、現地の人よりもむしろ海外の人とのつながりが多い人も珍しくないと思います。

だからこそ、その国で生活してもその国の感覚がいまひとつ掴めないという人も多いです。そのため、どうしてもそのような感覚の違いから国際結婚をして現地で生活をしている人とは違った価値観を持つ人も多いように感じます。

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生活環境が違えば考え方は異なる

海外で生活をしていると、どうしても同じような境遇にいる日本人と仲良くなりたいと思うことがあるものです。しかし、旅行客と留学生、そしてその国で生活をする人が異なった見方をしているのと同じように、国際結婚をしてローカルな生活をしている人と、駐在妻としてインターナショナルな環境で生活をしている人は、やはり見方が違うと思います。

これはあくまでも一例ですので、すべての人がこの通りというわけではありません。また、どちらが良いというものでもありません。ただし、このような大きな違いがあるからこそ、同じくその国で生活をしている者同士であったとしても、国際結婚をして生活をしている人と駐在妻として生活をしている人の間には大きな隔たりがあるようにも感じるのです。

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