日系ブラジル人の夫と2人の子供と一緒に、ブラジルのサンパウロで生活しています。ここでは、ブラジルにおける結婚生活についてお話ししたいと思います。
ブラジル人男性はフレンドリーでおおらか
細かいことは気にしない
もちろん人によりますので、一概には言えません。しかし、全体的にブラジル人の男性はフレンドリーで、優しい人が多いです。よくも悪くもおおらかで、細かい事はあまり気にしません。おしゃべりとサッカー、そしてビールをこよなく愛しています。さすがサッカー大国ブラジルであると感じることがたくさんあります。
プライドは高い
しかしその反面、プライドが高い人も多いです。おおらかで優しいと思ってうっかりプライドを傷つけるような発言をしてしまえば、取り返しのつかないことになってしまいます。
優しくておおらかな人を見ていると、つい何を言っても許されそうだと感じてしまうかもしれません。しかし、そんな事はないのです。
言わなくてもわかってくれるなんて事はない
意思表示が大切
ブラジルの人は、はっきりと意思表示をする人が多いです。よく日本人女性は恋人の男性に「言わなくてもきっとわかってくれる」「察してほしい」などという期待をすると聞きますが、そのような考えは一切通用しません。
ましてや、「空気を読む」「行間を読む」なんていう事はできません。疑問や不安は素直に言葉に出して、等身大で理解してもらえるように努力をしなければいけません。例えば、デートで男性にエスコートしてもらったレストランにて、嫌いな食べ物が出てきたとしましょう。ブラジル流に言えば、無理に食べる必要はないのです。
ただし、言い方が大切
もしも嫌いなものが出てきてしまった時、「ごめんなさい、私はこれが苦手なんです」と言えば角は立ちません。しかし、よく日本人の中には「外国人ははっきりものをいう」と考え、「これは嫌いなんです」などと言っても良いと思っている人がいます。
それは大きな間違いです。先程お話しした通り、ブラジル人男性はプライドも高いですから、彼らのプライドを傷つけないことも大切です。また、せっかくあなたのために用意してくれたものを「嫌いなんです」なんて言ってはいけませんよね。喧嘩腰ではなく、慎重に言葉を選びましょう。
過度のやきもちは禁物
母親と仲が良い
ブラジル人男性は、家族や友達とのつながりをとても大切にしています。そのため、もしもあなたの恋人の男性が母親や兄弟と食事をしたり、プレゼントをしたりしていても、それは日常茶飯事なのです。
日本人の感覚では、成人した男性が母親と食事をしたり、買い物に行ったりしていると違和感があるかもしれません。しかし、ブラジル人男性はお母さんやお姉さん、妹とも仲良くします。決してあなたを蔑ろにしているわけではないのです。
家族や友達とのつながりが大切
もちろん、両親や兄弟・姉妹の仲も大切にしますし、友達との仲も大切にします。しかし、「私といるよりも家族の方がいいのね」「私の友達、どっちが大切なの?」「あなたが女友達と話をしているなんて嫌だ」などといった発言は絶対にしてはいけません。将来結婚したら、こんなに大事にしてもらえるものだと思い、楽しみにしておきましょう。
違いを楽しむ意識が大切
国際結婚に限らず、同じ国に生まれ育った夫婦であっても食事の味付けから人生観まで違いがあって当たり前です。ましてや、生まれ育った国が違えば環境や言葉、文化、習慣などが違うわけですから、そこにはさらに大きな違いが生じてくるでしょう。
しかし、違うからといって「受け入れない!」と心の壁を作ってもはじまりませんよね。国際結婚をした私の友人は「相手は自分の期待通りに動かないから、逆に期待度が下がってお互い幸せになれる」とも言っていました。確かに一理あると思います。
あまり違いも難しく考えず、自分がしてもらったら嬉しいと思うことを相手にしてあげようと思っています。
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