日本とスリランカの家族に対する価値観の違い

「あなたの人生において1番大切なものは何ですか?」と聞かれたら、世界中の大半の人は家族と答えるのではないでしょうか。パートナー、子供、両親、兄弟姉妹。喧嘩をしても、煩わしいと感じたとしても、かけがえのない存在ですよね。
私自身も生きていく上で家族が大切だと思います。一生を共にしたいと思えるパートナーを見つけ、その人と新しい家族を持ち、支えていく事は本当に幸せなことだと思います。私はそのパートナーが日本人ではなく、生まれ育った環境の違う異国の人でした。スリランカの彼と出会い、お互いに通じるものを感じて結婚に至ったのですが、それでもやはり文化の違いを感じることが多くあります。今回は、私と彼が持っている家族に対する価値観の違いについてお話ししたいと思います。

家族との時間を大切にするスリランカ人

 残業はしない

スリランカの人たちは残業することがありません。定時の10分ぐらい前からデスクの周りを片付け、定時になるとさっと帰ってしまうのです。まさに「5時ピタ退社」です。
日本の場合、定時に夫が帰ってきたらめんどくさいと思う奥さんたちもいるのではないでしょうか。しかしスリランカではこれが当たり前です。早々に帰宅し、家族みんなで食事をしたり、テレビを見たりして団欒を楽しむのです。

 「なぜ?」

結婚するまで、私は毎日9時ごろまで残業していました。むしろそれが当たり前だったため、夫に「なぜ、定時で退社するの?」と聞いてみたことがあります。
すると夫は、「会社が人生じゃないから」と答えました。「どうして日本人は早く帰って家族との時間を過ごさないの?」と聞かれてしまい、逆に何も言えなくなったことを覚えています。

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電話でのコミュニケーション

 夫の父からの電話

夫は4人兄弟の長男で、他の実家を離れ、大学の寮で生活をしています。夫の父の日課は、仕事が終わった後に子供たちに電話をすることで、毎日電話かかってきます。長男、長女、次男の中に電話をかけているようで、元気?ご飯はちゃんと食べたの?仕事はどうだ?など、聞かれる事は毎回同じです。
年頃の長女は父親からの電話を少々面倒だと思っているようですが、それでも父親からの電話が病む事は無いそうです。実家を離れていた子供たちに電話をするのは、父にとって家族と過ごせる数少ない時間なのでしょう。

 私にまで電話をくれる

出張で夫が家を空けているときは、寂しいだろうから、と私にも電話をしてきてくれます。私はまだスリランカの言葉が上手に話せないため、会話もちんぷんかんぷんになってしまいますが、私の声を聞くだけでとりあえず大丈夫だと安心してくれるようです。
私は子供の1人として受け入れてくれ、コミュニケーションがうまく取れなくても電話してきてくれる父の心遣いに本当に感謝しています。

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日本人の感覚との違い

働き方改革という言葉が生まれ、自分の人生をより充実させようという考え方の人が増えてきており、残業時間を削減することが企業の大きな課題となってきています。
私の働いている会社でも残業時間削減の為、働く時間を自分で選択できたり、ネット環境が整っていれば出社しなくても働けるような取組みがなされています。
ですが、日本はまだまだ改革が始まったばかり。スリランカのように定時退社が当たり前の時代が来て、過重労働や過労死のニュースが無くなる事を願います。
主人とその家族は、私に人生において大切にすべきものと大切にする方法を教えてくれ、今ではほとんど残業しなくなりました。

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