英語を上達させたいけど、どのように勉強したら良いのか分からないという人はいませんか?私も高校の時、同じ悩みを抱えていました。気合いを入れて参考書などを買い込むのですが、単語帳を眺めるだけでは単語が全然頭に入らず、困った覚えがあります。ここでは、私が見つけた、「これなら楽に勉強ができる」という方法をご紹介します。
友達とSNSで、英語で会話をする
文字を見ながら英会話
これは、私が高校1年生の時に始めた方法です。韓国から来た友人と仲良くなり、当時流行っていたMSNのMessengerを使って頻繁に連絡を取るようになりました。
当時は今のように可愛らしいスタンプはなく、とにかく文字のみの会話でした。しかし文字のみで会話をすると、相手の文章を読んで理解することができますし、自分も発言を文字にして伝えることができます。つまり、普通の英会話よりも多少考える時間ができるため、楽に会話ができるのです。
最初はなかなか相手の言っていることが理解できず、辞書を引きながら会話をしていた記憶があります。また、自分の言い分を相手に伝えるためにも辞書がなければ発言ができず、それなりに苦労しました。しかし、スムーズにコミュニケーションを行うためには、短い時間でなんとしても自分の言い分を書かなければならず、そのプレッシャーもあって徐々に英会話に慣れることができました。
徐々に成果もでてくる
実はこのMessengerを始める前、中学3年生の時に2週間のオーストラリア研修を経験していました。その時はアメリカ英語とイギリス英語の違いもあり、英語が本当にわからずにショックを受けていたのです。しかし、英会話というものはなかなか簡単に上達させられるものではないし、一体どうしようと考えていました。
そして高校1年生でのこの友人との会話を経て、年度の終わりに行った1ヵ月のカナダ研修では、ホストファミリーとしっかり話をすることができました。つまりこの韓国の友人とチャット上で話をしたおかげで、英語で文章を書くということに慣れ、それが英会話にも成果を与えてくれたのです。
また、この方法はもちろんライティングにも成果があったと思います。文章校正が頭に入っているため、英語で文章を書くことも楽になりました。
SNSを使った英会話のススメ
英会話とライティングが苦手であるという人は、ぜひSNSを使って友人と英語で会話をしてみてください。
その時の約束事としては、すぐに返信を返すこと、そしてスタンプを使わないことです。返信を1時間も2時間も先延ばしにしてしまったら英会話の勉強にはなりません。すぐに返信をしなければいけない、すぐに発言をしなければいけないというプレッシャーも勉強には重要だからです。また、最近のスタンプは可愛らしく、感情が上手に表現されたものが多いため、スタンプを使ってしまうと英会話の勉強になりません。そのため、スタンプの使用は控えましょう。
このようなことを理解してくれる友人さえいれば、SNSでは誰でも簡単に英会話を勉強することができます。外国人の友人でも構いませんし、同じく英語を勉強したいと思っている日本人の友人でも問題ありません。身近にあるものを使って英会話の勉強ができたら良いですね。
DVDを使う
音声は日本語、字幕は英語
英語を勉強するために映画を見るとなると、音声は英語、字幕は日本語で見る!と考えませんか?実はこれ、大きな間違いです。
というのは、人間は視覚から多くの情報を得ているのです。つまり、画像を見ながら日本語で字幕を見てしまうと、仮に英語の音声がわからなくてもストーリーは十分理解できてしまうのです。すると、英語の音声には注意がいかなくなり、仮に全く聞き取れなかったとしてもストーリーの理解に支障がないため、なんとなく英語がわかってしまったような気になってしまったり、さらには全然わかっていなくても違和感がない、ということになってしまうのです。
英単語がいくつか聞き取れたらよし!と思っているならば問題はないですが、もし上級を目指すのであれば、そうはいきませんよね。
英語で字幕を見る価値
英語で字幕を見ると、セリフが全て頭に入ります。音声で聞くだけでは聞き取れないような英語の表現が、字幕を見れば一目瞭然なのです。DVDは一時停止も簡単ですので、わからない単語や英語表現を調べながら映画を見るだけで、多くの英単語を学ぶことができます。また、セリフで覚えることができ、さらにストーリーの中で単語を覚えることができるため、単語帳を眺めているよりも効率的に単語を学ぶことができます。
さらに、映画だけではなくてドラマにも価値があります。特にTOEIC等は科学系の単語や生物学系の単語など、分野に特化した単語の習得が求められますので、その場合は科学系のドラマや生物学関連のドラマなどを見ると、それらの単語を容易に学ぶことができます。
楽しいドラマを選ぼう
私は高校3年生の頃、24やX-ファイルにはまっていました。そのため、日常生活では全然使わないような、テロやUFOに関する単語を多く習得していたように思います。また、効率よく英語を学ぶためには、多少調べなければ意味がわからない単語があるレベルの映画やドラマを選ぶようにしましょう。もしもそこまでのレベルは必要ないけれど、楽しく英語を勉強したいということであれば、ディズニーもおススメです。
今はインターネットでも映画やドラマを見ることができますし、レンタルショップでもDVDを安く借りることができるようになりました。ただし、DVDを借りる場合は、英語の字幕があることを事前に確認するようにしましょう。DVDによっては英語の字幕がありません。DVDケースの裏に書かれていますので、事前にチェックすることが重要です。
わからない単語は調べる
辞書を引くことが重要
わからない単語が出てきたときはしっかりと辞書を引きましょう。今は電子辞書が主流ですので、辞書を引く時間も短縮されました。わからない単語を調べなければ、意味がありません。
英単語には、1つの単語にたくさんの意味がある場合もあります。特に上級を目指す人は辞書を引いた時にはたとえその時点では関係ないと思っても、すべての単語の意味に目を通すことが大切です。
インターネットを活用しよう
ただし、紙媒体の辞書や電子辞書ばかり眺めていても、例文があまり出てこないことがあります。新しい英語表現を学ぶときには、例文も非常に重要です。
例文が足りない、もっと例文が見たいと思う場合は、インターネットを活用しましょう。今はインターネットにも、良い辞書機能を持ったウェブサイトがたくさんあります。電子辞書などよりも、例文が豊富な場合もありますし、今は誰もがスマホを持つ時代ですから、どこでも検索することができますね。
継続は力なり!
いかがでしょうか。「そんな方法が英検に通用するの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。通用します!もちろん、そのためには1日数時間は勉強する必要があります。1日数十分だけ映画を眺めていても、英検準1級や1級に対応できるような力は身につきません。しかし、英検専用の参考書や、単語帳を数時間眺めているよりは、よほど楽しく勉強できるでしょう。
言語の学習には継続が重要です。いちいちお金をかけたり、嫌になってしまうような方法で勉強していたりすれば、そのうち挫折してしまいます。今、周りにあるものを利用して、効率よく、そして楽しく勉強することが英語の習得への近道と言えるのです。
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