外国人には漢字のタトゥーが大人気!?

日本ではまだまだタトゥーはタブーですが、外国では一般的に受け入れられています。日本でも「海外の人はタトゥーを平気で入れる」「海外でもちゃんと仕事をしている人はタトゥーを入れない」など様々な意見が飛び交っていますが、例えばアメリカを例にとると、連邦議会に関わる場所で働く人や軍人、警察官もタトゥーを入れていることが多いです。確かに顔や首など隠すことができない場所に大きなタトゥーを入れる事はまずないようですが、海外では日本のように、「タトゥーはヤクザの証拠」「犯罪人がタトゥーを入れる」などといったイメージはまずありません。むしろ、「日本のタトゥーに対するイメージって異常だよね」と言われることの方が多いです。
そんな海外では、タトゥーで漢字を入れている人もいます。ここでは、海外で人気のある漢字や、私が今までに見たことのある反応に困ったタトゥーを紹介したいと思います。

なぜ漢字を入れたがるのか

 オリエンタルで神秘的なイメージ

海外に行くと、とにかく漢字のタトゥーが人気です。まず、漢字というのはアジア独特のものですから、オリエンタルのイメージや神秘的なイメージということで、漢字を選ぶ人が多いようです。
それは、日本人がアメリカやヨーロッパに憧れるのと同じかもしれません。日本の中で売られているTシャツには、ぱっと見、意味のわからないような英語が書かれているものなども少なくないですよね。それと同じなのでしょう。

 人気のある漢字

漢字をタトゥーで体に入れている場合、人気のあるものはやはり「愛」、「健康」、「兄弟」、「夢」といったところでしょうか。
私がアメリカにいたとき、タンクトップを着てサングラスをかけたガラの悪い男性の方に「愛」という感じが書かれているのを見た時はあっけにとられてしまいました。また、同じくサングラスをかけながらタバコ吸っている男性の方に「健康」と書かれているのを見たときは、理想と現実がかけ離れていると思った覚えがあります。

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漢字の訳が違う!?

 タトゥーショップにて

高校2年生の時、アメリカのワシントン州、シアトルで1ヶ月ホームステイをしたことがあります。その時、ホストシスターのボーイフレンドがタトゥーショップに行くということで、連れて行ってもらったのです。
様々なデザインが書かれたプレートには、漢字が一覧になったものもありました。しかし、どうにも訳が違っているものもありました。

 「水」の意味は?

そんなタトゥーショップでホストシスターのボーイフレンドが選び、右肩に入れていた漢字は「水」でした。それを「ほらっ」と見せられたときには、なんとまぁマイナーな漢字を選んだものだと思っただけでした。
しかし、ボーイフレンドはいきなり「これは日本ではクールっていう意味なんだろう?」と言ってきたのです。確かにそのタトゥーショップの漢字の一覧では、「水」は”Cool”と訳されていました。
水の温度を考えれば確かにクールという意味でも間違いは無いかもしれません。しかし、水という文字を英語に訳せと言われれば、ぱっと出てくる単語はクールではなくウォーターではないでしょうか!?こんな感じで、漢字の意味が間違っているという事はたくさんあります。

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漢字の意味!?

 「甲羅」

他に私が衝撃を受けた漢字の訳の間違いとしては、「甲羅」というものがありました。この感じを見れば、日本人ならば亀などの生き物を想像すると思います。
しかし、そのタトゥーを肩に入れたアメリカ人の男性は、「自分はコカコーラが大好きだから、そのコカコーラをタトゥーにしたんだ」と言っていました。確かに「コーラ」を漢字に直せば「甲羅」にならない事は無いですが、同音異義語ということを考えれば、それは大きく間違っていることがわかります。

 「野菜」

これは私の友人から聞いた話です。彼女はアメリカで「野菜」という単語をタトゥーにした男性を見たことがあるそうです。話を聞いてみたところ、彼は「野菜」をベジタブルと理解していたのではなく、ネイチャー、つまり「自然」だと思っていたそうです。
確かに野菜は自然の一部かもしれません。しかし、野菜イコール自然というわけではないのです。「君、一体どこのタトゥーショップでやってもらったの?」とつい聞いてみたくなりますが、本人がそのように信じているのですから、あえて教えないほうが親切なのでしょう。
このように、外国人が漢字のタトゥーを入れている場合、本来の意味とは違う意味を信じていることがあります。そのような場合は、本当のことを教えずにそっとしておく方が良いのかもしれません。

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誘惑には負けないで

国にもよりますが、海外に行くと比較的簡単にタトゥーを入れることができます。未成年の場合は保護者の同意が必要ですが、保護者の同意さえあれば特に問題がないことが多いです。よく、留学中の学生が周りの友人などに感化され、タトゥーを入れようか迷ってしまうことがあります。留学中の場合、ホストファミリーの了解があれば不可能ではありません。
しかし、もしもあなたが将来日本で生活するつもりなら、誘惑に負けないでください。というのは、海外ではいくらタトゥーが受け入れられつつあるといったとしても、日本国内ではまだまだタブーなのが現実です。服を着たときにわかる位置にタトゥーがあれば、就職に影響する可能性もないとは言えませんし、公務員にはなることができないとも言われています。タトゥーがあったら温泉やプールなどに入ることもできません。
大人ならば自己責任ですが、もしもあなたが高校生や大学生で、「周りの友達が出ているから自分も入れたい」と思っているならば、しっかりと考える必要があります。基本的に、タトゥーは入れてしまったら取ることができません。自分の将来に悪影響がないように、しっかりと決断をする必要があるのです。

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