私はアメリカへ5年弱の留学経験があります。今では英語で困ることはほとんどなくなりましたが、以前から英語が得意だったというわけではありません。学生時代にTOEICの勉強をしましたが、点数がなかなか伸びなかった経験があります。その時、一番苦手だったにはリスニングです。今回は私自身の経験も踏まえて、TOEICリスニングの勉強方法についてお話させていただきたいと思います。
過去問を何度も解いたが点数が伸びず英語が嫌いになった
今の社会においては、英語力は必須だと考える方もたくさんいらっしゃると思います。その中でTOEICは英語力を見る一つの手段として受験される方も多いでしょう。TOEICの勉強方法はいろいろあると思います。また得意な分野、苦手な分野によっても勉強方法は変わってくるでしょう。
TOEIC用のテキストはリーディングセクションでは役立つ
多くの方が試される勉強方法として、市販されているTOEIC用の問題集を購入し、過去の問題を解く、頻出単語、熟語を習得する、など方法があると思います。私もまずその方法を試しました。問題形式を把握する、問題に慣れるという点ではよい方法だと思います。もっと言えば、英文法、英文読解についてはこの方法は役に立ちました。しかし、多くの日本人が苦手なリスニングでは上手くいきませんでした。
勉強してもリスニングの点数が上がらない
TOEICのリスニングセクションの過去問題を何度も繰り返し勉強しましたが、なかなか点数に結び付きませんでした。その時は、「単語を知らないから意味が分からない、熟語を知らないから言っている事が理解できない」と思い、英単語、英熟語を何度も書いて一生懸命覚えようとしました。それでも、点数は伸びずに好きだった英語が嫌いになった時期もありました。
帰国子女の友人の点数が良い理由を考えた結果
当時、帰国子女の友人がいました。当然ですが彼女はTOEICの点数が高く、私は「帰国子女なんだから当たり前。ずっと英語に触れて生活をしていたんだから」と割り切っていました。しかし、そこでふと思いついたことがあります。「彼女はTOEICの為の勉強をしてきたわけじゃない。英語に触れる機会が多かっただけだ。それならば私も英語に触れる機会を増やせばいいいのではないか?」。
机の上で勉強するのではなく、英語に触れる機会を増やそう
それ以降、洋楽を聞いたり、映画やアメリカのTVドラマシリーズを観たり、何かをやりながら英語を聞き流したり、机の上だけで勉強するのではなく、英語に触れる機会を増やすようにしました。「勉強」というとなかなか取り掛かりにくい部分もありましたが、興味のある音楽、TVドラマ鑑賞は負担なく続けることができ、物語に引き込まれながら英語を勉強できるという、私にとっては大変効果的な勉強方法となりました。
目標の730点を突破!!!
この勉強法のおかげで、点数が伸びずに少し苦手意識が芽生えていた英語に対してまた面白さを感じる事ができる様になってきました。
そして、これまで超えられなかった730点の壁を超える事ができました。
映画や音楽を通じてアメリカの文化にも興味を持つようになった
もちろんTOEICの問題集を試し、問題傾向の把握、時間配分を身につけることは必要ですが、勉強の方法はいろいろあると思います。さらに私の場合は、アメリカの音楽、TVドラマ鑑賞等々を通じてアメリカに大変興味を持ち、もっとアメリカを体験したい、アメリカで勉強をしてみたいと思うようになり、アメリカへの留学も決意しました。
社会人は時間がない!!!
私がアメリカより帰国して10年以上が経ちます。帰国後、結婚、出産を経て今は英文事務、翻訳等の仕事をしています。社会人の方は仕事が忙しくなかなかTOEICの為の時間が取れない方が殆どだと思いますが、私もそのうちの一人です。自分の為の時間はなかなか取れません。
難しいものばかりではなく、楽しいものを取り入れよう!
帰国後は当然、英語に触れる機会は減りました。それでも、できる限り英語に触れる機会を保つため、通勤中の車内、家事をしながら、会社の休憩時間に英語を聞くようにしています。あまり難しいものばかりだと疲れるので、楽しい話題も混ぜるようにしています。やはり語学習得には時間がかかりますが、少しの時間でも毎日英語に触れる事が大切だと思います。私の体験を元に書かせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。
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