アメリカ英語とイギリス英語は違う!オーストラリアとイギリスで感じた戸惑い

日本で学ぶ英語は基本的にアメリカ英語です。アメリカ英語もイギリス英語も同じ英語だ、と思う人もいるかもしれませんが、私はこの2つは大きく異なると思っています。私はアメリカやカナダでの英語は問題なく理解できると思っていますが、オーストラリアやイギリスの英語にはかなり翻弄されてきました。ここでは、オーストラリアとイギリスの北アイルランドで感じた英語へのショックを紹介します。

オーストラリアで聞いたわからない英語とは

 クインズランドでショック!発音が違う

オーストラリアと一言で言っても、方言が強い地域やそうでない地域もありますので、必ずしもオーストラリア全域でこの英語が話されているというわけではありません。例えば、海外で日本語を勉強した外国人が東京に行けばそれなりに理解できるのでしょうが、岐阜県などに行けばわからない単語が多くなると思います。それと同じです。

私が中学3年生で訪れた場所はクインズランドでした。後から聞くと、このクインズランドはかなり方言が強いらしく、英語で苦労したのも頷けます。私がホストファーザーと話をしていた時、ホストファーザーから”How was today?”と聞かれました。

たった3つの単語が並んだ表現です。難しい事は無いのです。しかし、彼の「トゥディ」という発音は明らかに「トィダァイ」でした。私の頭には、”How was ‘to die’?”と聞かれたも同然だったのです。また、Mondayは「マンディ」と発音する人が多いと思うのですが、彼の発音は「マンダァイ」でした。発音が違うと気づいたのは、彼がnewspaper「ニュースペィパー」を「ニュースパイパー」と発音した時です。

あ、オーストラリアは英語が違うんだ、と実感した瞬間でした。今クインズランドに行ったとしても、私は彼らの英語を全て理解する自信がありません。ただし、その後にシドニーとケアンズに訪れたことがありますが、特にシドニーの英語は極めてわかりやすいものでした。そのため、かなり地域性があるのだと思います。

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イギリスの北アイルランドはもっとわからない

 あちこちの英語からの影響を受けた英語

結婚してすぐ、短期ではありますが北アイルランドで生活していたことがあります。北アイルランドと言えばイギリスに属する地域、つまり英語圏になりますので、まず問題は無いだろうと感じていました。しかし、私は北アイルランドでの英語がさっぱり分かりませんでした。

北アイルランドはイギリスですが、アイルランドとも身近な地域です。アイルランドはゲール語を使用していますが、広く英語が浸透しています。そして北アイルランドにも方言があり、そこにアイルランドの英語やブリテン島からの英語の影響もあり、独自の不思議な英語になっていると思います。

 ネイティブ並みの英語力を持つ夫が話しても…

夫はアメリカで生活していたことがあり、IELTSあなたの結果を見ても、夫の英語は極めてネイティブ並みであることがわかります。しかし、その夫も北アイルランドでは苦労をしていました。私はそこまで英語力があるわけではないので苦労するのも目に見えているのですが、夫もお店などに行くと、彼らの英語が100%は分からなかったようです。

その一方で、ロンドン出身の友人などと話をしていると何の問題もありません。そのため、あくまでも地域的なものだと思います。

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番外編!空港の職員の北アイルランドへの誤解

 北アイルランドはどこの国?

北アイルランドには国際便の発着が可能な空港がないため、北アイルランドに行くためにはアイルランドのダブリン空港を利用する必要がありました。つまり、パスポートにはアイルランドのスタンプが押されるのです。しかし実際に訪れていたのは北アイルランド、イギリスになります。そのため、日本に戻ったときには税関で職員にパスポートを見せながら、「イギリスに行っていました」と説明をしました。

すると、職員から「パスポートにはアイルランドのスタンプが押されていますが、なぜわざわざアイルランドから入国してイギリスに行ったのですか?」と聞かれました。私が「北アイルランドには空港がないため、アイルランドから入国しなければいけない」と話したら、その職員は怪訝そうな顔をして「北アイルランドアイルランドですよ?」と言ってきたのです。

あまりに衝撃的で、数秒何も言えなかったように思います。その後、イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」であり、北アイルランドはイギリスである、という説明を丁重にさせていただいたところ、「あ、そうだったんですか!」と納得していただけました。なぜこのような人が空港の税関で働いているんでしょうね。本当に中学から勉強し直して下さい、と思います。

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国を一般化することはできない

初めてオーストラリアのクインズランドに行った時にはあまりのカルチャーショックに、「二度とオーストラリアには行きたくない」と思ってしまったことがあります。しかしシドニーやケアンズにはクインズランドと違った良さがありました。

北アイルランドは確かにイギリスですが、ブリテン島にあるイングランドやウェールズ、スコットランドとはまた全然違うところだと思います。私はブリテン島には行ったことがないのでよく分かりませんが、北アイルランドは少なくともアイルランドの影響を強く受けた地域だと感じました。そのため、私は未だに「イギリスで生活したことがある」という表現に違和感があり、今でも「北アイルランドで生活したことがある」と表現しています。

どうしてもイギリス、アメリカ、オーストラリア、などと一括りにしてしまいがちですが、国というものは本当に一般化できないものだと思います。地域性もありますし、物事は常に変化していきますから、完全に理解することは不可能だとさえ思います。だから常に、物事に関心を持っていなければいけないのだと感じています。

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