日本人の常識と外国人の常識はやっぱり異なる~アメリカ留学時の失敗談

私は海外の文化、習慣、食に大変興味があります。また海外の人とコミュニケーションを取りたくてその手段として外国語を勉強してきました。それぞれの国が独自の文化を持っているため、それに触れるのは大変面白いものです。しかし国ごとで文化・習慣が異なるために、そしてそれに馴染めず、もしくは習慣の違い自体を認識していないがために恥ずかしい思いをしたり、相手を不愉快にしてしまったりすることも起こり得ます。私はアメリカの大学への留学経験があり、5年程アメリカに住んでいましたが、恥ずかしながらたくさんのことを失敗してきました。今回はアメリカでの失敗談をお話します。

見知らぬ人に話しかけられたとき

私がアメリカの大学の寮に入りエレベーターに乗っていた時の事でした。
突然見知らぬ人から、”Hello, how are you doing?”と笑顔で話しかけられました。その時私は少し戸惑いました。日本では、エレベーターで見知らぬ人と一緒になっても会話を交わす事は基本ありません。むしろ、突然話しかけると不審者扱いをされかねません。
私には、エレベーターで見知らぬ人と会話をする習慣がありませんでしたので、その時とっさに返答をする事ができませんでした。

 常識の違い

その後、アメリカ人のルームメートに聞いたところ、「それはアメリカでは当たり前。見知らぬ人同士だからこそ、コミュニケーションを取って敵ではないことを相手に示すんだよ」ということを言われました。それを聞いて、私はその人に悪いことをしたと思いました。
それ以降、エレベーターの中だけではなく、様々な場所でこういったことがあり、習慣・常識の違いを肌で感じました。
(ただ、むやみやたらに話すのではなく、相手を見て自分で判断できるようになる必要があると思います)

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本音と建て前の日本文化はアメリカ文化とは異なる

また別の時、アメリカ人の友人からハウスシティングを依頼された事がありました。ハウスシティングとは、その家の人が旅行等で不在の間、その家に滞在し、いわば「家を見張る」アルバイトです。その友人は犬を3匹飼っていたので、その犬の世話をする為に私にハウスシティングを依頼してきたのです。

 他人の家の冷蔵庫から食べものを取り出すのはちょっと・・・

友人から、「いない間、冷蔵庫のもの勝手に使ってくれていいからね」と言われました。それを聞いて私は驚きました。これまでの私の常識では考えられない事でした。
「使ってくれていい」と言われても最初はそれを真に受け入れられずわざわざ外へ買い物に出かけていました。

 相手がいいと言っているならばいいんだ

それを別のアメリカ人の友人に話したところ、「何で冷蔵庫を開けて中の物を食べないの?」と不思議な表情で聞かれました。「その人は気持ちよくハウスシティングをしてもらうために言っているんだよ。だから言われた通り冷蔵庫の中の物を食べたらいいんだよ」と説明されました。その時も文化・習慣の違いを身を以って感じました。

 自分の意見をストレートに伝えるアメリカ文化

また、日本で知人宅を訪ねる時、大抵は「手ぶらで来て」と言われます。それでも、手土産をもっていくケースが多いと思います。
しかし、私がアメリカで友人宅にパーティーに呼ばれた時、「〇〇のジュース買って来て」と言われ、最初はとても驚きました。でも、後々それ普通だという事がわかってきました。日本では本音と建前が区別されていますが、アメリカではあまりそういう習慣はなくストレートに思っている事を表すという習慣があると思いました。

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やっぱり「郷に入れば郷に従え」

この様に文化・習慣の違いを理解してなければ自分が不快な思いをしたり、相手を不快にさせたりしてしまうことがあります。しかし、こういった違いを理解していれば、素直に受け入れる事でできます。

 現地に触れるといろいろな発見がある

文化・習慣の違いを理解し、相手を受け入れることが海外旅行、海外生活をより安全に楽しく充実したものにすると思います。
皆さんも旅行に行く前は、ガイドブックで下調べをすることでしょう。海外にいる時は出来るだけ現地の生活に触れるようにするといろんな発見があり、充実したものにできると思います。

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