イギリス・ロンドンで開催のウィンドブルドン選手権 初戦棄権はダメ!

7月2日からイギリス・ロンドンで開催されるウィンドブルドン選手権2018。今年から初戦敗退の賞金が3万9000ポンド(約580万円)に増額されることに伴い大会主催者側が故障を抱えた状態で試合に出て途中放棄した場合は獲得賞金が没収される可能性があると選手側に警告しました。

去年のウィンドブルドン選手権ではセルビアのヤンコ・ティプサレビッチが男子シングルス1回戦を試合時間わずか15分で途中棄権。試合後にはたったの15分で初戦敗退の賞金を手にする選手への批判が集まりました。去年はヤンコ選手の他にも6人の選手が試合を途中棄権。これを受けて大会側が選手側に警鐘を鳴らした形です。

この度ウィンドブルドン選手権を主宰するAFLTCは男女シングルス1回戦における負傷棄権防止を目的とした「50:50」ルールを発表しました。「50:50」ルールとは本戦開幕前の6月28日までに会場で出場辞退を申し出た選手には1回戦の賞金の半分が与えられ、代わりに試合に出場するラッキールーザーの選手に残りの半分が支払われるというものです。

1回戦に出場して明らかに「棄権もしくはプロとして求められる基準を下回るパフォーマンス」をした選手に対しては、賞金全額が没収になる可能性があることも発表しています。

ウィンドブルドン選手権はテニスの四大国際大会の一つ。大会優勝回数ランキングではロジャー・フェデラーが8回で大会1位となっています。ちなみに去年も男子シングルスの優勝者はロジャー・フェデラーでした。女子の優勝者はガルビネ・ムグルサとなっています。

賞金目当てで1回戦に万全でないコンディションで出場する選手もいますが、名誉のために無理を押して出場する選手もいます。賞金を無駄にしたくない大会側の考えも分かりますが新しい「50:50」ルールには賛否両があるようです。

   

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