先日ダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで」で浜田雅功が黒塗りメイクをしたことで世界中から痛烈に批判をされたニュースはみなさんの記憶に新しいかと思いますが、同じような論争が海を渡ったフランスでも起きています。
事の発端は11日から始まったフランス北部ダンケルクのカーニバル。このカーニバルは18世紀にアイスランドの海に漁に出る漁師たちの健康と無事を祈って行われた祝宴が起源とされているお祭りです。このダンケルクのカーニバルは参加者が仮装をして練り歩くというユニークなものでダンケルク観光の見所ともなっています。この伝統的なお祭りの参加者のとある行動が今回物議を醸しています。
今年はこのカーニバルが始まってちょうど50周年。記念となる年のチャリティーイベントも3月10日に控えています。しかしこのチャリティーイベントが「黒人の夜」というイベントなのです。去年12月に予告として貼られたイベントのポスターには参加者が顔を黒く塗って黒い衣装を着ている写真が。このポスターを見た反人種差別主義運動家が直ちに反発。すぐさま取り外しを迫られるという事態に発展しました。
一方ダンケルク市の市長は今回の騒動について「私たちにも笑う自由がる」と発言。反人種差別主義運動家たちと真っ向から対立しています。そんな中3月10日のイベントをどのように行うかは依然として決まっていないようです。50周年を迎えるカーニバルのハイライトはどうなってしまうのでしょうか。
日本のネット上では「わざわざそんなことを言うこと自体が差別では?」「ちょっと過剰反応だと思う」といった様々な意見が出ています。日本だけでなく海外でも黒人差別問題が出ているようです。この騒動がどこに行き着くのか見守りたいですね。
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