旅行では現地で使える電話が便利!オプショナルツアーでの悲劇から学んだこと

オプショナルツアーと言えば、海外に行くときにはよく利用するという人も多いのではないでしょうか。最近はWi-Fiを使う人も増えましたので、海外にいても安心ですよね。

私は、特に言語がわからない国、行ったことがない国、あるいは自力で行動する自信がない場合などは、オプショナルツアーを利用するつもりがあったとしても、現地で使える電話があった方が安心なのではないかと思っています。

ここでは、そんな私の経験を紹介したいと思います。ただし、これはまだWi-Fi等が普及する前の事ですのでご注意ください。

オプショナルツアーに遅刻した!

 「自力でグループを探して下さい」

この時、私と母はニューヨークのマンハッタンを訪れ、オプショナルツアーを利用するつもりでした。しかし私たちは遅刻してしまったのです!この時の旅行はただの観光旅行ではなく、私の研究を兼ねていましたので、その前日は夜遅くまで外出していました。オプショナルツアーは待ち合わせが朝7時と早い時間になっており、私と私に付き合わされていた母は起きることができなかったのです。

私たちは日本国内でも有名な旅行会社のオプショナルツアーを利用していましたので、すぐにホテルから事務所に電話をしました。今のようにWi-Fiが自由に利用できるような時代でもなく、私たちは現地で使える電話も持っておらず、スタッフからは「自力でツアーを追いかけてください」と言われました。ツアーのスケジュールやこの時間帯ならばここにいるかもしれない、などという話を聞き、とりあえずツアーのグループが自由の女神で有名なリバティー島に渡る前に合流したい!ということになりました。

 オプショナルツアーに頼りすぎた!行き方がわからない!?

しかし、ツアーで自由の女神を見に行くと考えていた私たちはどのような場所に行くのか名前なども調べておらず、自由の女神と言われても、そこでツアーに合流するためにはどこに行けば良いのか、全然わかりませんでした。事務所の日本人スタッフからも詳しい説明もなく、今のようにWi-Fiが使えるならば簡単に調べることができますがこの時代はそうもいかず、とりあえず母とタクシーに乗ってフェリー乗り場に向かいました。

フェリー乗り場はとても広く、そこのどこに行けば良いのか分からず、電話がないため事務所に電話をすることもできず(もしの公衆電話などは壊れていて使えないことも多いです)、よくわからないまま、雨の中グループを待ち続けました。最終的には合流できたのですが、もはやオプショナルツアーはいらなかったのではないかと思うほど色々な人に聞き、自力で辿り着いたように思います。

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ツアーで置いていかれてしまった人も

 待ち合わせの時間に遅れた2人

その後でも他の場所に移動して昼食をとったのですが、待ち合わせ時間になっても2人の女性が現れませんでした。迷子になってしまって戻って来れないのではないか、とも思ったのですが、ガイドの人は「時間が時間ですので、とりあえず進みましょう」と言い出したのです。

それは戻ってこない2人を異国の地に置き去りにするということか、とガイドの人に聞いたのですが、ガイドの人の話によれば時間も守らなければいけないし、探しに行っている時間がない、後で迎えをよこす、ということでした。また、そのガイドの人は事務所に連絡を入れることもなく、すなわち同僚らと相談してそのような決断をしたのではなく、独断で決めたような感じがしました。

私たちがホテルから事務所に電話をした時、事務所は「ガイドは電話を持っている」と言っていましたので、このガイドが事務所に連絡を入れることも可能だったと思うのです。少なくとも、私を含めた他のツアー客は「置いて行って良いのか、置いて行かれた人はどうなるのか」と不安を感じていましたので、少なくとももう少しまともな説明ができたのではないかとも思います。

ましてやその場所はマンハッタンからかなり離れた場所ですので、帰り方もわかりません。むしろ、ガイドの人が後で迎えをよこしたところで、その迎えとどのように合流するつもりだったのでしょうか。

 ツアー客からガイドに働きかける努力を

このガイドの人の判断が良かったのかどうか私にはわかりません。ニューヨーク、特にマンハッタンと言えばそれなりに危険も多い場所ですし、時間に戻って来れなかったその2人が何らかのトラブルに遭遇していた可能性もゼロではありません。確かに、その2人のためにツアー客全員の時間を犠牲にすることはできないかもしれませんが、ニューヨークは「少し英語が話せます」程度では難しい場所でもあります。オプショナルツアーを選ぶ人が英語を堪能に話せるとも思いません。それこそ学生のような年齢ならば自分たちで何とかできるかもしれませんが、その2人は60代ほどの女性の2人組でしたので、尚更不安がありました(その年齢の方で「自分は問題なく行動できる」という方がいらっしゃったらごめんなさい!)。

もしも自分が、言語が全然わからないような場所で迷子になり、時間に間に合わない、ガイドの人に連絡ができない、どうしよう、と焦りながらようやく待ち合わせ場所に辿り着いたらバスがなかった、自分は置いていかれてしまった、などということがあれば、その時の恐怖は計り知れないものだと思うのです。しかし、もしも自分がその国で使える電話を持っていれば、事前に海外の人の電話番号などを聞いておき、何かあった時に連絡をするということが可能になります。最終的に自分の身を守れるのは自分なのです。

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やはり電話は便利!

 Wi-Fiだけに頼ってはいけない

最近はスマホを持つ人が増え、海外でもWi-Fiが使えるから大丈夫、と思う人もいるかもしれません。しかし、どれだけ「フリーWi-Fiを完備しています」などと言われていても、実際にそのフリーWi-Fiが機能しているかどうかは別問題です。

「この街は町全体にフリーWi-Fiを管理している」などという宣伝があるにも関わらずWi-Fiが使えない、などという事は珍しくありません。もしもWi-Fiのルーターがあるならばまだ安心できますが、いざというときの連絡手段を持つためにも、特に言語がわからない場所、知らない場所に行くときには電話の方が安心です。

 海外に行く時はSIMカードを活用しよう

海外に行く時には、もしもSIMフリーのスマホを持っているならば、滞在先のSIMカードを入手しておくと良いと思います。また、SIMフリーの携帯でなければカードを入れ替えても使えませんので、その場合はスマホ自体をレンタルする必要があります。さらに、SIMフリーのスマホであったとしても、セキュリティーを入れている場合はSIMカードを入れた時点でセキュリティーが作動する可能性もありますので、暗証番号をしっかりチェックしておきましょう。

このような問題はスマホのショップで聞いても、スタッフの人から「海外のSIMカードについてはよくわからない」などと言われることもありますので、家族のSIMカードなどと入れ替えて、スマホが問題なく動くかどうか試してみると良いと思います。海外のSIMも日本のSIMも違いはありません(あったら困ります)。

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スマホは常に利用可能な状態にしておこう

日本国内でも大活躍のスマホは、海外でもかなり役に立ちます。しかし、特に海外旅行に行ったときには常にスマホが利用可能であるようにしておかなければいけません。つまり、使いすぎた結果バッテリーがなくなった、などということがないようにしておく必要があるのです。

海外旅行をするときには、旅行先でもスマホの充電器やモバイルバッテリーを持ち歩くと良いでしょう。いざという時にスマホのバッテリーがなくなってしまい、使えなかった、ということでは意味がありません。海外では、喫茶店などでスマホの充電ができるようにコンセント等を完備している場所も比較的多いですから、いざという時はスターバックスにでも駈け込めば良いのです。

ちなみに、国によっては電圧が異なる場合もありますが、スマホの充電器は基本的にどのような電圧であっても対応が可能です。ただし、ヨーロッパ等はコンセントの形が違いますので、行き先の国ではどのような形のコンセントが使われているのかしっかりとチェックしておきましょう。コンセントの形が違ったら、充電器は使えませんよ!

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