スペイン語が全く分からなかった私がコロンビアへ留学を決意した理由とは?

私は学生時代に留学した時、留学先にコロンビアを選びました。コロンビアに行く前はオーストラリアに3年間住んでいたことがあります。オーストラリアでアジア人からヨーロッパ人、南アメリカ人と、世界の様々な地域から集まった人と出会い、私はそこでコロンビア人に出会ったことでコロンビアという国を知ったのです。
正直、日本にいたときはスペイン語なんか誰が話すのだろうと思っていました。コロンビアという名前さえ知りませんでした。しかし、そんな私がなぜコロンビアを留学先に選んだのか、ということについて紹介したいと思います。

コロンビア人との出会い

 人当たりが良くノリが良い

私はオーストラリアでたくさんのコロンビア人に出会いました。彼らから少しずつスペイン語を教わり、彼らの人当たりの良さとノリの良さに魅了され、コロンビア人が大好きになったのです。
もちろん全員が全員同じような人当たりの良さやノリの良さを持っているわけではないでしょう。しかし、私は彼らの影響を受けてラテン音楽にはまり、ボディーガードにも顔を覚えられてしまうくらい、ラテンクラブにも毎週のように通いました。自分がラテンの曲を歌いながら踊っている姿を見た友達がとても喜んでくれて、とても嬉しかったことを今でもよく覚えています。

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コロンビアへの旅行

 一度は目標を失った!

オーストラリアでの3年の時が過ぎ、私は日本の生活に慣れすぎてしまって次の目標を見失ってしまいました。しかしそんな時に「そうだ、こんなにコロンビア人が好きならばコロンビアに行ってみよう!」と思うようになったのです。
その報告を私が使っているSNS、Facebookでコロンビア人の友達に報告すると、みんなが会いたいと言ってくれました。何人かの友人は家に招待してくれ、そこに宿泊させてもらうことになったのです。

 ネガティブな噂もあった!

そして1ヵ月間、ボゴタ、メデジン、サンタマリア、ブカラマンガ、サンヒルと、コロンビアを丸ごと旅する予定を立てました。オーストラリアのシドニーからコロンビアのボゴタまでは約2日かかり、初めての長旅に初っ端から心が折れそうになりました。
最初にコロンビアに着いた時は、日本のみんなから「コロンビアは危ない」「コロンビアには行かない方が良い」と言われていたこともあり、とても怖かったです。何も盗まれないかどうか、周りをキョロキョロ見回していました。
どこに行くにも、誰かと一緒でなければ心配でした。その時はまだまだスペイン語が話せなかったため、迷子になるのではないかと思ってとても怖かったです。

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カルタヘナとの出会い

 すべてに魅了された!

2週間ほどコロンビアで過ごした後、私は1人でカルタヘナという都市に旅行することにしました。そこで私の考えが一変したのです。
カルタヘナは観光地でみんなからも安全だと言われていました。他の友達からカルタヘナは小さいから観光しやすいとも言われたので、1人で行ってみることにしたのです。スペイン語はまだ挨拶程度しか話せず、とても心配でしたが、1人で頑張ろうと思って出かけてみました。するとそこはヨーロッパのように街並みが綺麗で、青い海や常夏の気候、音楽など全てに魅了され、私は一瞬にして恋に落ちたのです。

 スペイン語を話す機会

また、私はここで初めてローカルの人々と出会うことができました。他の都市では友達とばかり一緒にいたため、会話は英語で何とかなってしまったのです。しかし1人で旅をしたことにより、スペイン語を使わなければならない状態に置かれました。それでも私が困っていると、周りの人が助けてくれて、Google翻訳を使いながら何とかお互いコミュニケーションを図ることができたのです。
知らない土地で一人きりでホテルを手配し、タクシーを捕まえ、レストランに入り、地元の人と話をする。そんな経験のおかげで私は自分に自信をつけることができました。そして急にコロンビアという国を身近に感じ、今まで考えてもみなかった「コロンビアに留学しよう」という考えが浮かんだのです。

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スペイン語が離せない悔しさ

 不自由な思いが原動力に

コロンビアでの時間は本当に楽しくて、毎日が新しい冒険でしたが、やはり旅行中は友達がいないと何もできず、とても不自由な思いをしました。
友達の家に戻ったとき、改めて友達の家族ともコミュニケーションが取れない、お礼さえきちんと伝わっているのかわからない、という状態に気づき、とても悔しかったのです。そこで、スペイン語を学びにコロンビアに戻ってこよう、と決意したのです。

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なぜコロンビアに留学するべきか

最初は憧れのコロンビアに旅行しに行っただけでしたが、この旅は、自分に親切にしてくれた人に恩返しがしたい、一緒に話をしたい、そのように思ったことによってコロンビアへの留学を決めることができました。確かにコロンビアは貧しい国ではありますが、ハッピーな人が多く、ここでの生活は言語を学ぶだけではなく、生きていく上で必要な考え方を変えてくれると思います。本当にたくさんのことを教えてくれる国です。私は貧しくてもハッピーでいられる精神、周りと比べたとき、自分の方がものを持っていない状態であったとしても、周りと共有できる心の広さなどを見てきました。
留学後、スペイン語が話せるようになってからあのお世話になった家族に会いに行き、あの時は話せなかったことや感謝の気持ちを伝えることができた時はとても嬉しかったです。ずっと通訳なしで話したかった彼らと実際にコミニケーションが取れたときの感動は今でも忘れません。私にとってコロンビアは、場所も人々も個性があって温かく、ハッピーに輝く2番目の祖国です。

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