最近インバウンドビジネスが盛り上がっているから自分もやってみたい、副業でも良いので外国人向けのビジネスをしてみたい、そんな思いを持つ人もたくさんいるのではないでしょうか?私も似たような気持ちでウズウズしていた友人を知っています。彼は努力して習得した英語を活かしたいけど、会社で英語を使う仕事をさせてもらえなかったので、副業として英語を使うビジネスの機会をうかがっていました。そんな友人がインバウンドビジネスを軌道に乗せた話を紹介します。
インバウンドビジネスの可能性
副業が解禁されたとはいえ、会社の拘束時間が長く、疲労感から副業を諦めてしまうケースは多いのではないでしょうか。
はじめ彼は英語を使いたかっただけで、インバウンドビジネスをやろうと思っていませんでした。しかしながら、現在の市場を上手く読み、このビジネスを始めることにしたそうです。
市場は右肩上がり
現在、訪日外国人の数は右肩上がりに上昇しています。また、国が観光業に力を入れていることもあり、官民一体で外国人旅行者の増加を後押ししています。
そもそもビジネスの基本として、買い手が売り手よりも多ければ、利益を上げる可能性は高くなります。つまり、外国人の数はどんどん増えているのに、外国人に提供するサービスがまだ少ない今ならばインバウンドビジネスはチャンスがあるのではないかと考えたのです。
民泊も法律改正
実際に、外国人が日本へ来ても泊まるホテルがなくなってきました。そのせいもあり、民泊サイトのAirbnbは大好評で、部屋を提供する日本人ホストには大きなチャンスが到来しています。
これまでは、法律のグレーゾーンで民泊ビジネスが行われていたのですが、法律が改正され、合法的に自分の部屋に外国人を宿泊させることが可能となりました。
このように伸びている市場では圧倒的にチャンスが多いのです。
友人が成功したサービスとは?
インバウンドビジネスにチャンスが多いことは分かってきたのですが、本当に副業でも稼げるのか?という不安があります。
そんな中、私の友人はどんなインバウンドビジネスで成功を収めたのでしょうか?それは、着物の体験サービスでした。
外国人は日本文化に興味津々
彼は実家が呉服屋だったこともあり、着物の着付けができました。そこで、両親からサイズ別にいくつかの着物を借りて訪日外国人に1日4時間の着物レンタルサービスを提供したのです。
このサービスは、着付け、着物、半巾帯、長襦袢、草履の4時間レンタルパック(うち1時間は着付け)で、価格は1人3,500円です。大抵の場合は2人以上の来客となるので、1回7,000円の副収入となり、今では土日だけで月10万円は稼げるようになったようです。
日本に来た外国人にとっても、着物を着るチャンスはなかなかないため、多くの外国人から注文がきました。
ちなみに集客は、楽天が運営するVoyagin(https://www.govoyagin.com/ja)というマッチングサイトを使ったそうです。このサイトにはいろいろなサービスが載っているので、インバウンドビジネスを考えている人は見ると参考になると思います。
成長市場に自分の強みで勝負!
私の友人の例は特殊なケースだ、思われる方もいると思いますが、彼の思考プロセスはとてもシンプルです。
伸びているインバウンド市場において、日本文化を紹介する、それだけです。
もちろん着物は日本文化の中でも特に人気が高いので、彼に大きなアドバンテージがあったのは事実ですが、それを実行した彼の行動力は本当にすごいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。インバウンドビジネスを成功させる1つのパターンは、外国人に対し日本文化を紹介する、ことだと思います。
実際、私たち日本人にとっては普通のことでも外国人には不思議に思うことはたくさんあります。
それを見つけ出し、どうビジネスにつなげていくのか?もちろん簡単なことではないですが、市場が伸びている今こそ、積極的にインバウンド市場に参入するタイミングではないでしょうか?
コメントを残す