私の大好きなフランス~日本食、アニメ、フランスで日本ブームが到来!

私はこれまでフランス人と仕事をする機会がとても多くありました。そして、多くのフランス人の友人にも恵まれ、私にとってフランスは第2の故郷と言っても過言ではありません。今日はそんなフランスについて、紹介したいと思います。

フランスとの出会い

私は生まれも育ちも京都で、高校まで地元の学校を出て、卒業後すぐに当時の国鉄で働き始めました。高校で多少英語が他の科目よりできた程度で、この時点では外国の人との接点など皆無でした。ただ欧州の歴史について少なからず興味はありまして、それも影響して23歳からフランス語を学び始めることになります。これが私にとって海外との最初の接点でした。

 1ヶ月のホームステイ

仕事が不規則だったため、フランス語はマンツーマンで京都に在住していたフランス人の先生に教わりました。そしてそれから2年半後、仕事を休職してフランス・パリへ一か月のホームステイに旅立ちました。京都在住のフランス人や、フランス語の学校から紹介を受けたペンフレンドが一人いて、そういう人達との交流はあったものの、この旅行でフランスのすばらしさを肌で感じたことは間違いありません。

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フランス人の気質

さて、私の場合は特にフランス語圏の人達との交流になりますが、体験談を交えてコミュニケーションの違いや重要性などをお話ししたいと思います。

 フランス人も日本人と同様にシャイ(恥ずかしがりや)?

日本人はシャイだとよく言われますが、フランス人も同じでシャイな人が多いと思います。自分から積極的に話しかけてくる人は、女性ナンパ目当ての男性は別として、非常に少ないと思います。今現在私には多くの友人や知人がおります。最近は仕事で知り合って懇意になった人が多いのですが、それ以外の友人は、基本的には私から声をかけて親しくなった人ばかりです。

 フランス語を少し使うことによりフランス人の自尊心をくすぐる

どうやってフランス人に声をかけるのか、とよく訊かれますが、別に特に考えたことはありません。対象となる人がお店の人なら、その店に置いてある商品について質問すればいいし、電車や飛行機の中で隣り合わせた人なら、目的地について尋ねれば自然と会話が生まれるのです。最初のきっかけがそんな感じだった人が何人もいます。
最も私がフランス語を堪能に話せるからこそ成し得たのかも知れませんが、堪能でなくても通じるだけの語学力があれば、結果は同じだったと思います。たとえ話せなくても、話そうと努力するだけでも相手にその気持ちは伝わります。特にフランスはじめヨーロッパではその傾向が強いような気がします。歴史と伝統のある国々の人達は母国語に誇りを持っていますので、少しでもその国の言葉を話そうとすると、彼らの自尊心をくすぐるようです。

 フランス人は英語嫌い?

かつて、フランスでは英語を話すと、わかっていても現地の人は返事をしてくれない、と言われていたことがありましたが、これは必ずしも真実ではありません。なぜなら今の若い世代の人達はともかく、フランス人全般に余り英語が得意ではなく、全く話せない人も沢山いるからです。その点日本人と変わりません。
英仏対立の歴史は長く、フランスからすれば長年敵国であった英国の言葉を学ばねばならない理由は、これまではなかったと思われます。加えて、80年代に米国人がパリの街角を我が物顔で歩き、飲食店などで英語を使いまくっていたため、現地のフランス人にしてみれば、少々この英語にうんざりしていたこともあると思います。

 日本人よりフランス人と仲良くなる方が楽

私が感じるのは、場合によっては日本人同士のコミュニケーションより、フランス人と話すほうが遥かに容易だということです。最も、私自身は遠慮がないというか、人懐っこいというか、少なくとも同性に対しては躊躇なくフランス人に声を掛けまることができます。
欧米人は一瞬とっつきにくい印象はありますが、実際はそうでもありません。欧米人は話の中で共通点が見つかれば、直ちに友達になることもあります。例えばエレベーターで見知らぬ人と一緒になった場合、日本では決して挨拶したりしませんが、あちらでは必ず挨拶するのです。挨拶すれば会話も始めやすいですね。

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共通の趣味があると話が広がり、友人になりやすい

余談になりますが、仕事がら年中フランスの人達と接しています。私はフランス企業の人達と懇意になることがとにかく多いのです。それは私自身面倒見が良いということもありますが、動物が好きでペットの絵を描くからでもあります。日本人であれフランス人であれ、意気投合すればペットを飼っているか訊いてみて、飼っていれば写真を送ってもらって絵を描いて差し上げます。皆が絵を頼んでくるわけではありませんが、こうして動物を介して親しくなった人も少なくありません。

 日本風のお付き合いは面倒くさい!

日本人でも外国人でも共通の趣味を持っている人は決して少なくないと思いますし、共通の趣味があれば国籍や言葉を超えて親しくなれるものです。またフランスの人達は基本的に公私の区別をつけるため、アフター5に同僚達と出掛けたりすることはありません。日本風のお付き合いをしなくても良いのは気が楽だと言えます。

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以心伝心は日本人の間だけ。外国人に押し付けてはいけない

気をつけなければならないのは、日本人同士では黙っていても相手の気持ちを読む、というのが常識のようになっていますが、欧米人は違います。黙っていては何もわかってもらえません。自分のことは全て一から十まで言葉に出して説明しなければならないのです。それゆえ、当然相手はわかっているはずだ、などと考えるのは危険です。

 表現があいまいな日本人 vs 結論が明確な欧米人

日本人は相手を気遣う余り、ノーとは言わずに沈黙を守ったり、あやふやな言い回しでその気がないことを気づかせようとする傾向がありますが、欧米人はその点、人によって違うものの、日本人よりもイエスかノーが明確です。また前置きが長くて結論を最後に言う日本人とは逆に、先に結論を言ってからその理由を説明するのが欧米流です。

 第一印象は、はじめの4分で決まる

日本人で欧米人にうけが良いのは、とにかく物事を明確に述べる人です。控え目な日本人にとっては苦手なことですが、はったりがよく効きます。第一印象は4分で決まると言います。まさに欧米人相手にはこのはったりですね。最初の4分ではったりをきかせて自分を大きく見せることにより、相手が過大評価してくれることもあります。
最も日本に進出して来るフランス企業の中には、はったりにだまされて仕事の能力のない日本人にだまされてしまうこともあるようで、大変残念に思っています。

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最終的に現地人に認められるのは日本について説明できる人

私が初めてフランスへ行った頃、フランスの人が日本に対して抱いていたイメージは、経済大国で日常生活についてまで興味を持っている人は少なかったように思います。
しかし今は違います。一種の日本ブームの様相をさえ呈しており、日本食に対する興味も三十年前とは大違いです。

 日本食、アニメを中心とした日本人気

近年はフランス人の誰でも寿司や鉄板焼きなど知っており、パリではラーメンや餃子の専門店さえ見られ、しかも長蛇の列ができていることも珍しくありません。また、アニメブームもあり、日本に対する興味は日に日に高まっています。

 日本文化を背負っている人

フランス人から質問されることと言えば、以前はせいぜい有給休暇が何日あるのか、週何時間働いているのか、といった程度でした。しかし、最近では質問される内容が、より細かく、日本文化に関わるものが増えてきました。そんな状況なので、本当にフランス人から評価される日本人はフランス語が達者な人ではなく、日本文化について詳しく、同時にフランス文化を受け入れることのできる人だと最近は感じています。