2011年に出会ったヨーロッパ出身の彼と2013年から付き合い始め、2015年に結婚しました。当時彼はアメリカに住んでおり、私は日本に住んでいましたので、ずっと国際遠距離恋愛でした。今回は、私たちが国際遠距離恋愛を続けるためにしてきたSNSの活用方法に関して紹介したいと思います。
相手を心配する気持ちを持つ
私たちが遠距離恋愛をしていた頃は、ちょうどLINEなどで「既読なのに返信が来ない」「既読の印をつけずにメッセージを読む方法とは」などという話題が頻繁に盛り上がっている頃でした。それを見るたびに「寂しい時代だなぁ」と思ったものです。と言うのは、相手からいきなり返信が来なくなったときに、なぜ返事をしてくれないのだろうと捉えてしまうことが私には理解できなかったからです。
国際恋愛では安全が前提ではない
だって、もしかしたら相手は急に大怪我をして動けないのかもしれないし、極端な例ですが、いきなり気を失って倒れている可能性だって考えられるじゃないですか!そんな相手の事情も考慮せず、心配もせずに一方的に「返事をしてくれない」と怒り出す神経が私にはわかりませんでした。
国際遠距離恋愛では特に、相手に何が起こっているのかは本当にわかりません。
相手を不安にさせないように注意する
私たちは、基本的にFacebookのメッセンジャー機能使って頻繁に連絡を取り合っており、相手に心配をかけないように使って気を付けていました。と言うのは、どれだけ頻繁に連絡を取り合っていても、海外ではやはりすぐ飛んで行ける距離ではありませんから、何かあれば不安になります。
そのため、ちょっとしたことでメッセンジャーを使って連絡するよう心掛けていました。例えば、すぐには返信できない状態となったら「運転するから待ってて」「来客。また連絡する」などと伝え合っていました。急に返信できなくなったらスタンプを1つ送ってでも、「心配はいらない」ということを伝え合っていました。
無事でいることを伝えることが大切だったので、常に「自分は無事」ということを最優先に伝え合っていました。だから稀に連絡がなくなると不安になりましたが、それ以上に安心感のほうが大きかったと思います。
隠し事はしない
中には、FacebookなどのSNSをお互い公開することで関係が悪くなってしまったというカップルもいるようですが、私たちはSNSで全て公開し合っていました。もちろん、お互いが知らない場所で楽しんでいる姿も見かけますから、寂しい気持ちに一切ならなかったとは言いません。
しかし、自分の知らない場所での彼の姿も彼なのです。
SNSでいろいろな角度から彼を理解する
私の場合、私の知らないアメリカ社会の中に彼の居場所があり、彼はそこで生活をし、友達関係を維持しているのです。
むしろSNSがあるからこそ理解ができる彼の一面があるのです。私はそれを悪いこととは思いませんでした。大切な人の一面ですから別に問題ないと思っていましたし、それは彼も同様だったと思います。
共通の友達を作る
彼が日本に来たときには私の友達を紹介しましたし、私がアメリカに行ったときには彼の友達を紹介してもらいました。国際遠距離恋愛においては共通の友達は非常に重要です。共通の友達がいることによって、相手の行動などもクリーンなものになり、「自分の知らないところで知らない人と会っているのではないか」などと言う心配が減ります。もともとそんな心配はしていませんでしたが、やはり共通の友達がいると言う事は相手の行動に対して証人ができると言う事ですから、安心感が増します。
写真を共有する
百聞は一見に如かずと言う表現があります。国際遠距離恋愛でお互い遠いところに住んでいると、相手がどんなものを見て、どんなことを考えているのかということにも興味がある一方で、なかなかそこまで分からないという問題があります。そのため私たちは、できる限り写真を共有するようにしていました。とは言え、当時の彼はスマホを持っておらず、行く先々で写真を撮影するわけにはいかなかったのですが、友達が撮った写真や街中で見かけたポストカードなどの写真を見せてくれるなど、自分がどういう風景の中にいるのか、ということを教えてくれました。
SNSを使って写真や動画を共有しよう
今は携帯電話が普及し、誰でも簡単に写真が撮れるような時代になりましたよね。また、動画だって簡単に撮影できます。
私たちは写真をSNSで共有し合うことによって、お互いの見ているものを把握していたように思います。もちろん写真を見たところで相手が何を見ているかと言うことを100%理解することができないのですが、これには効果がありました。相手が見ているものや考えていることが分かり、相手の理解が深まったと思っています。
2人の思い出の写真もSNSに載せる
私たちは、お互いに送り合ったプレゼントや手紙も受け取った時点で写真を撮り、SNSに掲載していました。周りからは相当なバカップルに見えたかもしれませんが、やはり、自分が送ったものが届いたとわかれば安心しますし、受け取った側も嬉しくなります。インターネットの時代ではありますが私たちは頻繁に手紙のやりとりをしていましたので、掲載する写真は常にたくさんあったように思います。
それでも心配は消えない
また、お互いの手紙やプレゼントをSNSに掲載することによって、周りに「自分たちは付き合っている」ことを見せつける効果もあったと思います。知らないところで相手が浮気をしているなんて想像はしたことはありませんが、それでもお互いの共通の友達の前で付き合っているという関係を公にすることにより、他の人が入り込むような隙を与えなかったとも言えると思います。
SNSは上手く使えば最高の武器
SNSはとかく悪いところばかり指摘される傾向がありますが、上手に使えば、2人の関係を維持する上でとても役立つと思います。特に国際遠距離恋愛をするカップルにとってインターネットは重要ですから、ぜひ上手に活用し、2人の関係を築いてほしいと思います。その上で遠距離での関係を維持するためには、お互いへの信頼が不可欠です。こればかりは、お互いがこのように思っていなければうまくいきません。遠距離恋愛をする際は、お互いを信用できるということを明確にした上でSNSを活用し、2人の関係を築くべきだと思います。
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