ロシアW杯　メキシコがドイツに歴史的勝利！嬉しくて泣く選手も

1次リーグF組のドイツ対メキシコ戦が17日に行われました。結果はなんとメキシコの勝利！FIFAランキング15位のメキシコがFIFAランキング1位のドイツを0-1で敗ったのです。ドイツは90年のイタリアW杯以来7大会連続初戦白星をあげてきましたが、その連勝は7でストップとなってしまいました。ちなみにメキシコがドイツに勝利するのは85年の親善試合以来23年ぶりということです。試合後にはメキシコの選手が嬉しくて涙している姿もありました。今回はこの歴史的一戦を振り返ってみたいと思います。

メキシコが前大会王者のドイツから１点を奪ったのは前半35分。FWエルナンデスとFWベラのパス回しで一気に敵陣に攻め込んだメキシコのボールはFWロサノの元へ。左サイドのFWロサノはペナルティーエリア内左寄りの位置で切り返し、ドイツのDFを交わして左隅へ先制ゴール。勢いでゴールに向かってボールを蹴るのではなく、冷静に切り返して自分が絶対にゴールをいれられる体制に整えてからボールを蹴る姿が印象的でした。その後ドイツはメンバーを入れ替えて何度もチャンスを作り何度もゴールを狙いますが結局ボールがネットを揺らすことはありませんでした。

試合後ゴールを決めたFWロサノは「自分だけで勝ったんじゃなくてチームとしての頑張りがあったから。メキシコはドイツを恐れることなく戦ったし、チームメイトは信じられないくらい素晴らしかった。こんなにすごいものになるとは思わなかったけど、いつだって選手が考えるのは上手くいくことだけです」と語りました。

また試合後メキシコ代表チームの公式SNSにはコメントが殺到。監督はもはや神のように賞賛され「ありがとう！戦士たち！」と喜びのコメントが後を絶ちません。メキシコのオソリオ監督も「我々が試合でアドバンテージを得ることができたのは、遠く離れた母国からこれだけたくさんのファンがかけつけてくれたからだ。本当に嬉しい」と呼びかけました。

メキシコにとって歴史的な勝利となりましたね。