オーストラリアでリステリア菌に汚染されたメロンが日本にも!?

日本でも海外の菓子製品や果物は食卓の定番ですが、この度とても心配なニュースが飛び込んできました。世界保健機関はオーストラリアでリステリア菌に汚染されたメロンが日本に輸出されていたと発表し注意を呼びかけました。

リステリア菌は土壌や河川、家禽、野生動物など自然界に広く分布している菌です。リステリア菌による食中毒はリステリア・モノサイトゲネスによる食中毒で4度以下の低温でも死滅しません。また10パーセントの高い塩分濃度でも増殖が可能なため、繁殖力の強い菌として知られています。

リステリア菌は食品の製造ラインにも定着し続け、一度汚染されてしまうと長期にわたり食品を汚染し続け食中毒を引き起こします。今回はメロンを汚染しましたが、チーズや野菜、肉や魚介類など過去には様々な食品での汚染が報告されています。日本でも2011年に北海道でナチュラルチーズのリステリア菌の集団感染の事例が発生したことがありました。

オーストラリアでは2018年1月から4月にかけてリステリア菌に汚染されたメロンを口にしたことで食中毒が発生しすでに19人の感染者が出ており、そのうち7人が亡くなっています。世界保健機関はオーストラリアから日本に輸出されたものは、輸出の際の洗浄作業によってリステリア菌が残っている可能性は低いとのことですが、死亡例が出ていることもあり日本に住む人々のメロンへの懸念はこれからも広がっていきそうです。

リステリア菌は潜伏期間は最長で90日程度、妊婦や高齢者、高血圧の人は重症化しやすく、感染すると頭痛や腹痛、嘔吐などの症状を引き起こします。高齢者や妊婦は特に気をつけるようにしましょう。またリステリア菌は加熱によって死滅します。まずはリステリア菌に関する正しい知識を蓄えるようにするのが良いでしょう。