バックパッカー旅、今すごくトレンドですよね。バックパッカーで旅をするということは、ちょっとくらい汚いところに泊まったり、汚くて危なそうな電車で長距離移動したり、ラグジュアリーな旅とは無縁だからこそ学べる、見られる世界を求めている旅人が多いのではないかと思います。そんなバックパッカー旅でも、女性だけで行く方も増えてきていると思います。いくら男女平等を目指す社会とはいえ、男性と女性は生物学的には違うことを忘れてはなりません。自分の身を守れるのは自分だけ。そこで女性バックパッカーとして、気をつけるべきことをいくつか紹介します。
人を見分ける力
最後に信じられるのは自分だけ!
旅をしていると色んな出会いがありますね。それが旅の醍醐味です。ホステルで同じ部屋になった人と仲良くなった、バーで声をかけられた、乗り合いタクシーで会った人と同じ目的地だった、などなどどこでどんな出会いがあるかすごく楽しみなものです。でも、イケメンには弱いというあなた。または、おもしろい男性に惹かれるというあなた。要注意です。本当にいいひともいるのは事実。だけど、誰もあなたを守ってくれない旅の途中で、あなたは人を見る目を十分持っていますでしょうか?
なんだかんだ、最後に信じられるのは自分だけなんです。トルコを旅していたときのこと。トルコはイスラム教徒の多い国で、外を歩いていても男性ばかり見かけます。通りすがりに、「チンチン!」とか、「気持ちいい~」とか言われて、何かと思ったら、トルコでは日本のポルノがすごく人気でみんなそこから日本語を覚えるそう。女性に触れる機会が少ないトルコで、旅行中の女性にいたずらすることはかなり多く、同じホテルに泊まっていた女性は、突然キスされたとか、コーヒーに誘われていったら、コーヒーを飲み終わる前にホテルに行こうと誘われたり、とにかくやりたい放題。元々わかってて、経験のため。。という冒険者でもなければ、嫌な思いをしないために、その人は心から私に優しくしようとしているのか、ちゃんと見極める目を常日頃養うようにしましょう。
スリは簡単に起きる
タイで人生初のスリ被害に!
スリにご注意、ってよく聞くけど、でも実際に自分の身に起きたことはないし。。大丈夫だろう、と思っている方結構いると思います。現在タイ在住一年半の私ですが、これまで60カ国旅して何も起きなかったのに、つい最近行きつけのウィークエンドマーケットで人生初めてやられてしまいました。
ここの生活にすっかり慣れてきて、完全に油断をしていました。いつもは締めるポケットのチャックを締めずに、スマホをゴロンと大胆に入れていたのです。買い物に夢中になっている間に、人混みを通り過ぎて、一瞬ポケットを見るともうスマホの姿は消えていたのです。一人でいたので、誰かと話すのに気が取られていたわけではありません。
盗まれたときのショックさというと、本当にむなしくて悲しいものです。すぐに近くの警察に行って自分の電話番号にかけてみましたが、すでに電源がきられており、もうその日中にはどこかのマーケットで売られていくのだろうなと、そのとき警察署にいる無意味さを感じながらトボトボと家路に着いたのです。
また、家族で旅をすると、狙われるのは必ず母親です。日本人の女性は小さくて、優しくて、お金持ちの、最高のターゲット。母親は、パリ、カナダ、イタリアで3回も財布のスリにあっています。電車の人混み、レストランでカバンを後ろに置いていた、路上でジプシーにいきなり抱きつかれた。シチュエーションは色々ですが、でも日本人女性、という見た目で狙われているのは間違いありません。被害にあったあとは、保険会社に提出するようの書類を警察で作成してもらったり、クレジットカードの取引を停止したり、帰国後運転免許証の再取得に行ったりと、本当に面倒くさい、の一言で、これは絶対に経験しないほうがいい。
後から泣かないためにも、以下を実践してみてください。下着とズボンの間に小さなウエストポーチをつける。チャックのついたカバンを使用する。何かに気を取られるときこそ、カバンを前にして目に見えるようにする。ボタンやチャックのついたポケット付きのズボンを着ると、体に密着しているのでかなり盗まれにくい。お金を見せびらかさない。なるべく大金を持ち歩かない。その他も色々とあるかとは思いますが、迷ったらこれを思い出してみてください。
楽しむことと同時に
日本にいると平和ボケしてしまいます。それは仕方ないし、ある意味日本が平和な証拠で誇りに持つべきことです。でも、世界では日本のような環境は少ない。いつ何時とは言いませんが、油断は禁物です。旅を思いっきり楽しむ分、心を簡単には許さずに事前に気を付けるようにしましょう。
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