カナダへ留学した時に驚いた電車やバスなどの公共交通機関の使い方

私は高校生の時、カナダのブリティッシュコロンビア州に3年間滞在した経験があります。その時、カナダの交通機関のシステムは身近な生活の中で感じた大きなカルチャーショックの1つでした。ここでは、その時の経験についてご紹介したいと思います。

電車

 改札機がなかった

今でこそカナダの駅には改札口ができましたが、少し前までは、駅には改札機が設けられていませんでした。つまり、切符を購入しなかったとしても、警察の見回りに遭遇しなければタダで電車に乗れてしまうような状態だったのです。
今のヨーロッパでも似たような傾向があります。例えば、ベルギーの駅では改札がなく、そのかわり電車の中で見回りの係員に切符を見せます。もし切符を持たずに電車に乗ってしまったら罰金を支払わなければいけません。もっとも、8割から9割の確率で見回りの係員に会いますから、やはり切符は購入しなければいけません。

 切符を買うのにお札は使えない

カナダの駅で切符を購入する際、小銭かクレジットカードしか使うことができない駅があります。例えば、日本でいう1,000円札や5,000円札など、単位の大きいお札は使うことができないのです。
切符を購入するときにクレジットカードが使えることも驚きですが、お札が使えないということも驚きですよね。

 

バス

 おつりは出ない

これは日本でも同じかと思いますが、バスに乗るときにはお釣りが出ないように現金を持ち合わせていなければいけません。電車の切符を買うときにはクレジットカードが使えますが、バスに乗るときにはクレジットカードは使えません。
現地の人は、バスを毎日利用する場合はマンスリーバスカードを購入することが多いです。それを提示すれば簡単にバスに乗れますが、名前の通り1ヵ月のうちに何回もバスに乗らなければ元が取れません。そのため、滞在期間の短い旅行者やあまりバスを利用しない現地の人にはとても不便なシステムなのです。

 降車ボタンがない

カナダのバスには降車ボタンがありません。日本だと、バスから降りるときにはボタンを押して運転手に知らせ、それで初めてバスが止まりますよね。
私が初めて降車ボタンがないと気づいたとき、とにかく慌ててしまいました。幸いにも同じ停留所で降りる人がいたため何の問題もなく降りることができましたが、自分が「あって当然」と思っているものが見当たらないと非常に焦ります。
バスの窓際には、黄色のひものようなものがぶら下がっているのです。それを思いっきり引っ張るとストップサインが表示され、運転手が次の停留所でバスを止めてくれるのです。これはアメリカなどでも同じです。

 バス停

バス停では、日本の停留所のように一つ一つ時刻表やベンチが設けられているわけではなく、場所によっては「バス停」のサインが道中に立っているだけの場合もあります。
バスのモニターやアナウンスも場所によっては取り扱っていない場合もありますから、停留所付近の風景や通りの名前を覚えていなければ、バスから降りられないこともあります。現地の人でもバス停がよくわからず、手前の停留所で降りてしまったということがあるようです。

 

トランスファー

 電車からバスへの乗り換えも楽々

カナダの交通機関には、トランスファーというユニークなシステムがあります。これは電車からバスに乗り換える際に利用できるシステムです。
日本では、電車からバスに乗り換えるならば電車代とバス代は別々ですよね。しかし、カナダでは電車からバスに乗り換える際、トランスファーという乗り換えチケットを運転手から貰います。チケットには乗り換え時間期限が表記されています。その時間内であれば、初乗り料金でそのまま違う交通機関を利用できるのです。

 バンクーバーの場合

私はバンクーバーに滞在していた時、よく電車を利用しました。バンクーバーの電車はすべての駅が3つのゾーンに分かれており、ゾーンごとに料金が違ったのです。
しかし、日本のように事細かく降りる駅ごとに料金が違うという事はなく、トランスファー機能をうまく使うことで、格安で違う駅まで出かけることができました。

 

全く違うシステムを楽しむ

特に日本人が海外に行った時、交通機関の違いに驚いてしまったという人は少なくないと思います。特に言語に不安があれば、「迷子になったらどうしよう」などと思ってしまい、なかなか公共交通機関に乗れないということもあるかもしれません。
しかし、言い換えれば公共交通機関は国によって大きく異なるため、非常に面白いものでもあります。短期滞在の場合、なかなか公共交通機関を利用する機会がないかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
そして、カナダに行ったときにはぜひ公共交通機関を利用し、このトランスファー機能を活用してくださいね。

   

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