ブラジル人との結婚と現地での生活②~ブラジルでの出産と育児

ブラジル、サンパウロ在住の主婦です。長女は日本で生まれましたが、長男はブラジルで生まれました。今はブラジルで子育てをしていますが、子育てといっても子供の年齢や時代、親の育ち方によって考え方は様々です。ここでは、私が経験した長男のブラジルでの出産・育児をお話しします。

9割のお産が帝王切開

 帝王切開の理由とは

日本では、帝王切開はあくまでも経膣分娩が一般的です。帝王切開は母体か胎児の命に危険がある場合のみ選択肢として選ばれるものであり、特に事情がないならば行われませんよね。特に母体回の負担を考えると、帝王切開は良くないとも考えられています。
その一方で、ここブラジル、サンパウロにおける出産は、9割が帝王切開と言われています。私としては、これは医師の怠慢なのか、合理性なのか、母子への配慮なのか、未だによくわかりません。

 医師の都合?

経膣分娩は、確かに母体への負担も大きいですし、何時間かかって出産にこぎつけるのか予想がつきません。その一方で、帝王切開ならば何時間も陣痛で苦しむこともありませんし、お産がスムーズに進みますから、母子にとっても医師にとっても楽だと考えられているのかもしれません。
ただし、傷が痛むということを考えると日本では「帝王切開よりも経膣分娩の方が母体にとって負担が少ない」と考えられています。また、一度、帝王切開になるとその次の出産も帝王切開になりますから、事情がなければ経膣分娩を好む日本にとってはなかなか考えられない事態です。

 長男の出産

長男を妊娠している時、私は妊娠高血圧症候群と診断されました。そして、2週間の管理入院を経て、予定帝王切開を行いました。妊娠高血圧症候群ということで、おそらく日本で出産したとしても帝王切開になったと思います。もしも経膣分娩でよかったにも関わらず帝王切開になっていたら不信感を抱いたかもしれませんが、そういう意味ではラッキーでした。
当時、私はブラジルのポルトガル語がさっぱりわからなかったため、夫が病院に交渉し、日系人の医師が執刀してくれました。片言ではありましたが、医師は日本語を少し話すことができたため、非常に心強かったです。
日本ならば、経膣分娩の場合は5日から1週間ほど入院し、帝王切開ならば10日ほど入院するかと思います。私がブラジルで帝王切開を受けたときは、3日目には退院しました。これも大きな違いです。

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離乳食は生後2ヶ月から

 オレンジの果汁をスプーンで飲ませる

日本では生後半年から離乳食が始まります。ドロドロの重湯から始める人が多いですよね。その一方で、ブラジルは生後2ヶ月で離乳食が始まります。ラランジャリマという種類の、さっぱりとした味のオレンジの果汁をスプーンで飲ませるところから始まるのです。
生後4ヶ月頃からはバナナやリンゴなどの果物をスプーンで削りながら食べさせます。おろし金ですり潰したような感じの果物を赤ちゃんに食べさせるのです。5ヶ月になるとさらに食べられる果物が増えます。

 お粥と果物

生後半年になると、日本式のお粥と果物という組み合わせが多くなります。離乳食の定番である白身魚はテラピアという川魚でした。クセのない淡白な味わいで、日本人にも人気があります。
サンパウロ周辺には日本人が多く、納豆や豆腐なども手に入りやすいため、蛋白源として使うことができます。また、離乳食後期には柔らかく煮た鶏肉も使うことができます。

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子供の遊び場がない

 公園にはホームレスが住んでいる

ブラジルのサンパウロには、子供たちを自由に遊ばせる場所があまり多くありません。確かに公園はありますが、ホームレスのたまり場のようになっているため、安心して子供を遊ばせることができません。
どうしても大人がついていなければいけないため、両親が忙しい子供の場合は家の中で遊ぶことが多くなってしまいます。私は家の庭でボール遊びや水遊びをさせていましたが、家の中でも楽しく遊ばせられるように工夫しなければいけませんでした。

 子連れや妊婦には優しい

そんなサンパウロですが、子連れの家族や妊婦には非常に優しい印象があります。銀行や喫茶店、スーパーのトイレ等で順番を譲ってくれたり、電車やバスで席を譲ってくれたりということもありました。
ブラジルは治安が悪いと言われています。しかし、子連れや妊婦に優しいというところは素晴らしいと思っています。日本では、まだまだそのような風潮がなく、「マタニティーマークをつける事は安全なのか」などと言われていますよね。マタニティーマークをつける事は絶対に安全であると、人々が言い切れるような社会になったら良いなと思っています。

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国によって子育て方法は様々

半年で離乳食を与える日本に比べ、2ヶ月で離乳食を与えるブラジルに住んでみると、子育てというのは国によって全然違うのだなということを感じます。もちろん、子育てに正解も不正解もないのですね。
長女が日本で生まれたため、私はブラジルのやり方に対し、かなり不安がありました。言語がわからなかったこともあり、一体どうなるのだろうと精神的に不安定だったこともあります。しかし、ブラジルのやり方を受け入れ、周りの人の助けを借り、なんとか娘・息子を育てることができています。

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