ベルギーの観光では小便小僧より小便少女のほうがおもしろい!?

ベルギーといえば、ワッフル?ビール?そう、小便小僧です。小便小僧といえば誰もがどんな像かは想像できますよね?そう、男の子が裸でおしっこをしている像。世界中で有名な像の一つで、現在は似たような像が世界中にありますよね。でもオリジナルはベルギーのブリュッセルに存在します。この有名すぎる小便小僧の近くに、ある像があるのですが、そちらの方が実はもっと面白かった、という話をご紹介します。

小便小僧とは

1619年に彫刻家のジェローム・デュケノワ氏が製作しました。小便小僧の現地の名前は、Manneken Pis(マネキン・ピス)と言います。現在、観光名所とされる場所にある像はレプリカで、本物は盗難防止のために、1960年代からブリュッセル市立博物館に所蔵されています。1988年には生誕600年で、「最も年を取ったブリュッセル市民」として祝われました。

 由来

この像が製作された背景には色々と諸説あるようです。

  1. ブリュッセルでの戦禍で悪童ジュリアンが爆弾の導火線の火を小便で消したことで、街を救ったという話。よって、市民からは、ジュリアン坊やという愛称でも慕われているようです。
  2. 1142年のグリムベルゲンの戦いで、兵士たちを鼓舞するために、幼い子を木のかごに入れて吊り、味方軍がそこから敵軍に向かって小便をし勝利に導いたという話。

 衣装は様変わり

衣装は各国から贈呈品として贈られることが多いようで、現在ブリュッセル市立博物館には約1000点ほど保管されており、そのうち133点が展示されています。消防士、ミッキーマウス、ドラキュラなどが展示品に含まれますが、政治的、宗教的な意味合いが強いものや商業目的の衣装は禁止されています。

 放尿される液体

14世紀には市民に飲料を提供していたようですが、今は観光名所となり水は飲料用ではありません。しかし、さすがベルギー。ビールで有名なだけあり、何かイベントがあれば、この小僧の小便がビールになり観光客や通行人に振舞われるようです。

小便少女の方がおもしろい

 誰がどこに製作したか

小便小僧の名所から歩いて数分。そこで、思わずぷふふふふっと笑ってしまう像、それが小便をする少女です。1950年代にはゲイの集まる場所だったというブシェール通りにあり、高さは約50cm。現地では、Jeanneke Pis(ジャンネケ・ピス)と呼ばれています。彫刻家のドニ・アドリアン・デボブリが小便小僧に便乗して製作したもので、1985年に製作が開始され、1987年に落成式が行われました。

 率直な感想

これ、めちゃくちゃおもしろいです。なんでかというと、やっぱり女の子だからでしょうか。男の子がおしっこをしている姿って、普段でも見られる光景でそれがただ像になっただけなんですよね。世界3大がっかり観光名所にも選ばれているくらい、見た瞬間、えっ、ちっちゃい、これだけ?って感じで、このためにここに来た?っていう印象なんですよね。その反動なのか、この見慣れない裸でおしっこしている女の子を見ると、そうだよね、女の子だっておしっこするよね、って笑っちゃいます。しかもちょっと高めの位置にあるので、155cmの私から見ると、丁度局部が目の前にあってこっちを向いているような位置。しかも局部部分をみんな触りすぎて剥げてしまっているおもしろさ。今は触れないように檻に入れられちゃっているので、ちょっと見た目は可哀そうですね。

ユーモアものを見るべし

この通り、有名だからと言って、必ず見て感動するということはありません。しかし期待した感動を取り戻せるのが、有名なものの近くにあるちょっとした名所です。小便少女は今でこそ、ベルギー・ブリュッセル観光では人気の名所になったと思いますが、それでも歴史的背景と知名度からすると小便小僧には勝てません。でも旅を楽しくするのは、有名なものではなく、意外とユーモアものなです。ブリュッセルへ行かれた際は、ぜひぜひ小便少女に会いに行ってみてください!

   

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