英単語シリーズも今回で最終回となりました。今まで多くの英単語に触れてきましたが、まだまだ紹介しきれていないものがたくさんあります。そこで今回は子供でも知っているあの英単語の日本人に知られてない用法と、Noから始まるイディオムを集めてみました。どれもネイティブスピーカーが良く使う表現になっていますので、あなたもぜひ使ってみてくださいね!
1. buss
この単語を知らない人はいないというくらい有名な単語。そう、あの乗り物の「バス」という意味ですね。実はこの単語には聞きなれないネイティブスピーカーっぽい使い方があるのです。
バスった?
名詞として知られているこの単語ですが実はネイティブスピーカーの間では動詞的使われ方もよくされています。「バスに乗って行く」「バスに乗って来る」という意味で使われているのですね。では一緒に使い方を見ていきましょう。
実践してみよう
How did you get here?
(何に乗ってきたの?)
I bussed it.
(バスで来たよ)
You can buss it, it takes little time.
(バスで行けるよ、そんなに時間かからないし)
2. no laughing matter
自分が真剣に話しているのに相手に笑われてしまったらこの言葉を言いたくなると思います。さて2番から5番まではNoで始まるイディオムが続きますよ!
笑わないでよ!と言いたいときに
No laughing matterは「笑い事じゃないよ!」「笑わないでよ!」という表現です。No laughing でもほとんど同じ意味になりますが、この言い方は「笑うな!」と言っているようで少しきつい感じがします。Matterを付けた方が丁寧な感じになりますね。
実践してみよう
I stayed all night for studying the test, but I failed.
(徹夜でテスト勉強したのに落ちた)
Hahahaha!
(あはははは!)
No laughing matter. I’m really down now.
(笑い事じゃないよ、本当に落ち込んでいるんだから)
Oh…sorry about that.
(あ、ごめん)
3. no dice
diceはサイコロのことですね。「NOサイコロ」とは果たしてどんな意味なのでしょうか?あまりなじみのない表現ですがネイティブスピーカーはこの表現を良く使います。
サイコロを振ることさえもしない!
No diceは「無理!」という表現なんです。これは「サイコロを振っても無駄。どうせダメだって分かってるから」というところから転じて「無理」という意味になったと言われています。Impossible やI can’t do thatと同じ意味になりますね。
実践してみよう
You ask her out on a date!
(彼女をデートに誘えよ!)
No dice! She is the most famous girl in our school.
(無理無理!学校一の人気の子だよ!)
You do that, and you do that.
(あれやって、それからあれやって)
Stop, stop. No dice.
(ちょっと待って、それは無理)
4. no harm done
こちらもnoで始まるネイティブスピーカーにおなじみの表現。ごめんね、と謝られたときやありがとう、と言われたときに使うことが出来る表現です。
なんでもないよ!を伝えられる表現
No harm doneは「なんでもないよ」「大丈夫だよ」という意味です。文法的には成り立っていませんが、れっきとした英語イディオムです。ちなみにこのDone、完了形の形になっていますよね?なぜDoではだめなのでしょうか?実は完了形には「~だから~」というニュアンスがあります。なのでこのNo harm doneもNo harm =害はないよ、Done=だから大丈夫だよ、というニュアンスになっていると理解しましょう。
実践してみよう
I shouldn’t have said such thing.
(あんなこと言うべきじゃなかったよね)
No harm done.
(気にしないで)
Thank you for everything. I owe you big help.
(いろいろとありがとう。本当に助かった。)
No harm done. Thank you for saying like that.
(大丈夫だよ。そう言ってくれてありがとう。)
5. no sweat
Sweatは汗のことです。汗がない?さてこれはどんな意味でしょうか?
汗なんて全く出なかったよ!
このNo sweatはDon’t worry(心配ないよ)やNo problem(問題ないよ)と同じ意味になります。いろんな場面で活躍する表現ですね。
実践してみよう
Can you grab that paper?
(あの書類取ってくれる?)
No sweat!
(お安い御用ですよ!)
Can I ask you a question? Sorry for bothering you.
(質問しても良いですか?邪魔してごめんなさい)
No sweat!
(どうぞどうぞ!)
まとめ
Bussなどの誰もが知っている簡単な英単語にも知られざる使い方が隠されている場合があります。またネイティブスピーカーにとって英単語はシンプルが一番!No+単語はネイティブが良く使う表現なので、今回紹介した4つのイディオムをぜひ覚えてくださいね!英単語シリーズは今回で最終回になりました。最後までお読みいただきありがとうございました!
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