上智大学国際教養学部はこんなところ!英語初心者には最高の環境!

上智大学というと、みなさんどんなイメージをお持ちでしょうか。お金持ち?語学堪能?美人さん?どれも正解ですね 笑。もちろん全員がそうではありませんが、一般的なイメージは全く間違っていません。そんな上智大学の数ある学部の中でも、私の卒業した国際教養学部、について今回はご紹介したいと思います。

はじまりは踊りから

 国際教養学部ってどんなところ?

国際教養、というくらいですから、文字通り国際的な教養を学ぶ学部です。教養というと、ざっくりしていますが当時はコースはいくつかあって、ビジネス、社会、文学から1つ選択することができました。また、基本的に全ての授業は英語で実施されます。逆に、日本語を学ぶ授業があるくらいです。それもそのはず、国際教養学部の学生のほとんどが、帰国子女、外国人、外国人と日本人のハーフ、など、何かしら海外との接点がある人たちなのです。日本語より英語または他言語の方が得意、という人もたくさんいる中で、18年間ガッツリ北海道でのんびり育ってきた私にとっては、めちゃくちゃ異空間でした。キャンパスは東京にありますが、学部内は完全にアメリカかどこかの英語圏の雰囲気。日本語と英語を混ぜて話す人、英語しか話せない人、それまでの私には考えられない環境でした。でも、まさにこれが、私がこの大学・学部を選んだ理由です。他の大学にも似たような学部はありますが、正直ここまで徹底的にインターナショナルな環境は上智大学だけ。他の大学に行くと、純ジャパの学生比率が多くなり、日本にいることをまだまだ感じさせられる学部が多いです。

 ウェルカムパーティーにびっくり!

そして、そんな学部でまず驚かされたこと、それが入学したてのときに開催されたウェルカムパーティです。都心からちょっと遠出した場所で泊りがけで様々なアクティビティをしたことがありました。これをきっかけに友人もできましたし、学部の雰囲気を知るにはもってこいでした。でも、驚きの瞬間は夜のダンスパーティです。いきなり大音量の音楽のもとみんなが踊りだしたときは、ついていけませんでした。。。私は、元々ダンス大好きなんですよね。だけど、あの時の雰囲気といっちゃ、まだまだピュアな私にとって、自然を愛してきた私にとっては、大人な世界な気がして、恥ずかしいような、一緒に踊り狂いたいような、物凄く複雑な気持ちになったことを今でも覚えています。これで、本学部が大体どんな雰囲気がまずは伝わったでしょうか。

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国際教養学部だからできること

 カリキュラムは?

コースは上記の通り、3つから選べますが、学部に所属する全員が受けなければいけない授業もあります。基本的には、国語のような授業で言語が英語になったバージョンです。英語で文章をひたすら読んで何人かでディスカッションしたり、いくつかのテーマが与えられ、他の学生の前でスピーチをしてビデオ撮影したものを各個人で研究したり、日本の高校の授業と比べると、アウトプットの求められる授業が数多くあります。しかも全て英語なので、英語があまり得意でない人にとっては、必死で勉強する必要があるのと、ちょっと度胸が必要です。海外に住んだ経験がなかった私にとっては、最初の1年はすごくつらかったですね。日本語なら楽勝なのに!と思う内容でも、英語になるとできない。言語力の問題で内容を理解できない時は、とても悔しい思いをしました。

 助けてくれる人も!

でも、この学部のいいところは、授業は全て英語だけど、日本語を話せる学生もたくさんいるので、必要なときは必ず誰かが助けてくれるということ。いきなり、英語圏に留学してわけわからなすぎる環境とは、ちょっと違います。外国人の教授たちも日本に長く住んでいる方々が多いので、海外に住んだことのない日本人学生の扱いには慣れているし、いきなり海外留学はちょっと。。。という人にとっては最適な環境です。また、日本だけど日本ではない空間という意味では、学生同士の上下関係がほとんどありません。あの人は4年生だから、丁寧語使わなきゃいけないとか、食事はこっちから誘ったら失礼なんてルールもなければ、そんな考えの人もあまりいません。すごくフラットな社会で、どの学年の学生も平等に会話ができる、ある意味欧米の良い部分を取り入れた学部です。

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国際感覚を養うならぜひ

どの大学・学部も良い面、悪い面がありますが、とにかく国際感覚を身に着けたい人にとっては最適な学部です。4年も経つとほとんどの純ジャパの友人たちは英語を積極的に話すようになって、英語力という面でももちろん上達しますし、会話できる人の幅が広がることですっかりこの環境に溶け込んで、入学時とは印象の変わった友人も多かったです。あまりよくない点を挙げるとすると、学業の専門性に欠けるということ。そして、卒業後、日本の会社に就職して、上下関係のはっきりした環境に入ると、窮屈に感じて仕事を楽しめない結果、会社を早く辞めやすいということです。人それぞれではありますが、数年で辞めて、海外へ渡ったり、外資系の会社に転職したり、そういう友人が多いのも事実です。自分の将来の方向性を見極めた上で、もし上智大学国際教養学部に興味を抱いて頂ければ、OGとしてはとても幸いです。

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