アステカ遺跡もあり、おすすめ観光都市メキシコシティ!

海外旅行をすると異文化に出会うことができますし、見るものも聞くものも自分にとっては知らないことばかりなので、刺激を受けることが多くあります。観光地を訪ねていかなくとも、一歩外に出るだけで新しい経験ができるので、毎日が特別な日になります。その感覚が病みつきになって、私はこれまでに約20ヵ国へ旅をしてきてきました。好きな国、訪れて良かったと心から思える国はたくさんありますが、友人から「どこかいいところを知ってる?」と聞かれた時に胸を張って薦める場所はメキシコシティです。メキシコシティは古代遺跡、スペイン統治時代のコロニアル建築、現代的なものを一挙に楽しめるので、退屈する時間がありません。様々な目的を満たしてくれる素敵な街です。

古代遺跡が楽しめるメキシコシティ


テオティワカンはメキシコシティから北東に位置する古代都市の遺跡です。メキシコシティからは直行バスで簡単に行くことができます。バスターミナルは広く、各バス会社のチケット購入カウンターが並んでいます。わたしはその内の一つで、テオティワカン行きのバスチケットを買いました。バスに乗る前には飛行機並みのセキュリティチェックがあり、手荷物のみならず人間もX線にてチェックされます。テオティワカンに向かう間にも警察による車内チェックがあるなど、メキシコの治安について考える機会があり、改めて自分の身を守る努力をしようと思いました。

 思い出の写真を!

日曜にテオティワカンに行ったので、入り口にはたくさんの人がいました。なんでも日曜日はメキシコ人が無料で入場できる日なんだそうです。IDの提示だけで中に入るローカルの人々を横目で見ながら、わたしは提示通りの入場料を払い、中に入りました。この様子だとピラミッド周辺はかなり混雑してるだろうと思ったのですが、テオティワカンの遺跡は想像以上に広く、人が多いくらいでちょうど良いほどでした。
太陽のピラミッドに登ると、頂上では観光客が写真を撮り合っていました。わたしも頂上に居合わせた人々と一緒に、ちょっとふざけて写真を撮ったりしました。月のピラミッドは途中までしか登ることができませんが、テオティワカンの遺跡が一望できます。

 テンプロマヨール遺跡とトラテロルコ遺跡

メキシコシティはアステカ帝国の都を土台にして作られたそうで、地下にはアステカ文明時代の遺跡が多く残されていると聞きます。また、アステカの建築物はスペイン軍により破壊され、大聖堂などのスペイン式建築物の建材に利用されました。
テンプロマヨールはアステカ時代の寺院で、観光客が多く集まるソカロ地区(旧市街の中心地)の地下にあります。遺跡自体は復元された石段がある程度ですが、一つ一つの部屋や壁の大きさが感じられる実物展示なので、古代の人々の姿を想像するのに役立ちます。遺跡の横にある博物館では、出土品がたくさん展示されていて見応えがあります。

 アステカ文明の教会

テンプロマヨールの他に、少し離れていますが、地下鉄トラテロルコ駅の近くにもアステカ文明の遺跡があります。三文化広場と呼ばれる場所で、古代アステカ文明の遺跡に、スペイン統治時代の教会、現代的なビルと、三つの時代が一度に見られるところです。ここに建っているサンティアゴ教会も、アステカの建築物が破壊されて、作られました。
メキシコなどのキリスト教国家を旅すると、教会を訪ねる機会が多くなります。今までも美しい装飾や壁画を見に、あちこちの教会に行ってきました。特に好きな教会があるわけでもなく、特別視しているところもありませんでしたが、サンティアゴ教会は印象に残る場所です。というのも、教会に入った時、内部がどことなく古い民家のようで、祖母の家に招かれたような、なんとも言えないホッとした気分を味わうことができたからです。後に、この地で多くの人が亡くなったと知り、もしかしたらあの落ち着いた雰囲気と感じたものは、悲しみに包まれた様子だったのかもしれないと思いました。

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スペイン式の建物が楽しめるメキシコシティ

メキシコシティの定番の見所は、スペインの植民地時代に建てられた建築群です。メキシコシティではソカロ広場というとても大きな広場を取り囲んで、歴史的な建物が並んでいます。

 メトロポリタン大聖堂

メトロポリタン大聖堂は広場から見て北側にあります。大聖堂の入り口付近は、地下の様子が見られるようになっており、その場所がアステカ遺跡の上にあることが分かるようになっていました。大聖堂の内部は繊細で豪華な装飾が施されており、圧倒されます。観光客だけでなく、多くの人が信仰の場として訪れているようでした。

 国立宮殿

国立宮殿はソカロ広場の東側に建っています。回廊にある大きな壁画はディエゴ・リベラの作品で、一見の価値がありました。宮殿内には博物館や映像を使ったメキシコ紹介ツアーがあるなど、楽しませてくれる施設が用意されています。特に映像のツアーは、部屋全体をスクリーンにして映しているので、別世界に来たような不思議な雰囲気が味わうことができました。映像施設への入場数には制限があり、入場者全員がグループになって部屋から部屋へと移動しながら、メキシコについて学んでいくシステムになっています。音と映像が心地よく、次の部屋ではどんな映像が見られるのだろうとワクワクしながら、ツアーを楽しみました。

 ソカロ広場は季節ごとに顔が変わる

ソカロ広場はイベントの開催地となっており、いつも多くの人で賑わっています。クリスマスシーズンに訪れた際は、大きなツリーが飾られており、音楽に合わせてキレイなイルミネーションを見せてくれました。広場内は写真を撮る人でいっぱいで、どういうわけか一緒に写って欲しいと頼まれることもあり、知らない人のカメラに何度も写り込みました。特設のアイススケート場では、朝から晩まで子どもたちのはしゃぐ声が聞こえ、広場は一日中、活気で溢れていました。

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意外にもショッピングが楽しい

日本と比べて物価が安いメキシコにいると、旅行気分と相まって、ついついショッピング体勢に入ってしまいます。メキシコ人は小柄な人が多いので、日本人でも服のサイズが合うのも嬉しいです。

 靴も現地調達!

デパートのほか、靴屋さんが並ぶ通りなどもあり、ローカルの人たちと混ざって買いものができる場所がいっぱいあります。観光を早めに切り上げて、ショッピングに専念するのも、メキシコシティの楽しみ方の一つかもしれません。

 市場もある

メキシコシティには幾つかの市場があります。シウダデラ市場は民芸品屋さんが集まる市場で、お土産物を探すのにピッタリの場所です。民族的な刺繍のブラウス、カラフルな骸骨の置物、陶器のタイルに、ルチャリブレ(メキシコのプロレス)のマスクなど、品数が豊富です。わたしは、ルチャリブレのマスク型コインケースや、小さなタイルなどを買いました。値段交渉はニガテなので、控えめにディスカウントできるか聞いてみると、小さなハンドメイドの置物をおまけに付けてくれました。わたしが立ち寄ったお店はフレンドリーな人が多く、楽しく買いものをすることができました。

 屋台

屋台でローカルフードを食べるのも楽しいです。お客さんが多く並ぶお店では商品の回転が早く、衛生的に安心だという話を聞き、人が集まっている屋台を狙って、少し怖々ながら試してみました。ケサディーヤ、タマレス、クエロ(酢漬けの豚の皮)が載ったスナック、サンドウィッチなど、どれもこれも試して良かったと思える美味しさでした。
屋台によって味に違いがあり、特にタマレスは顕著に違いが感じられたので、自分の口に合うものを求めて、幾つかのお店を試しました。メキシコの屋台でお腹を壊したという話も聞くので、わたしはラッキーだったのかもしれませんが、メキシコシティの食として、屋台は押さえておきたいと思いました。

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おすすめの都市ですが、治安には注意を!

メキシコシティは地下鉄やバスなど、交通機関がしっかりしているので観光するのにとても便利です。また、長距離バスがあちこちを網羅しているので、都市間の移動も簡単です。
どの都市もそうですが、メキシコシティも例外なく、危険な場所が存在します。その部分を注意すれば、メキシコ人は人懐っこくて親切ですし、食べものは安くて美味しいし、街は見所が多いので、最高に楽しむことができます。

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