タイに住んで感じる日本の長所と短所

タイ人の妻を持ち、タイで生活をしています。ここで生活をしていると、日本に住んでいたときにはわからなかった日本の良いところや問題点が分かってきます。ここでは、私が感じる3つのポイントについてお話しします。

四季

 日本では様々な季節が楽しめる

タイに住んで感じる日本の良さは四季があることです。かつて、街の友人にタイの季節は何かと聞いたことがありますが、彼は冗談でホッターorホッテスト(hotter or hottest)と答えてくれました。確かにタイには雨季と乾季がありますが、基本的に四季というものはありません。年中蒸し暑いという印象です。ただし、12月や1月は少し涼しくなり、日本とは逆ですがビアガーデンの季節になります。
ここにずっと暮らしていると、季節の変わり目が特に懐かしくなります。日本では美しい景色がどこにでもあり、四季の変化と相まってとても繊細に感じますよね。満開な桜や紅葉が楽しめるのは日本の良さです。

 様々な洋服が必要

ただし、4つも季節があると衣服代がかさみ、さらには季節の変わり目に体調崩すということもたくさんあります。
とは言え、私はやはり季節がある方が好きなのですが、こちらに長く住んでいると洋服代はほとんどかかりませんし、風邪もほとんどひかなくなったと感じています。家では年中Tシャツで過ごしており、確かに日本に比べて本当に楽です。

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医療社会保障制度

 日本の医療社会保障制度はすばらしい

これは現実的な問題として日々強く感じていますが、日本の医療社会保障制度は本当に充実しています。タイは物価が安いので暮らしやすいと思われていますが、その反面、いざというときのリスクは非常に大きいということを見逃してはいけません。
その代表的な例が、医療と社会保障の関係です。日本は国民健康保険に加入していれば3割の負担で、特殊な高度な医療を受ける場合は国が手厚く守ってくれます。さらには高額な医療を受ける必要がある時も国が助けてくれますが、タイではそうはいかないのです。

 高額な保険が必須

タイではタクシン前首相のもとで医療制度改革が行われ、収入が低くても医療を受けられるようになりましたが、だからといって信頼できるようなものではありません。地方の普通の病院において日本なら何でもないような手術を受け、命を落としたというケースもたくさんあります。逆に、バンコク中心部の素晴らしい医療施設で治療を受ければ恐ろしく高額になります。旅行傷害保険がある旅行者ならば問題ありませんが、現地の居住者では高額な保険に契約しなければ、いざというときに大変なことになってしまいます。
私自身も、職場が提供している医療保険以外にもプライベートで医療保険に入っていますが、病院に行く必要性があった場合は必ず保険の状況を真っ先に考えます。例えば、通院と入院の保証の違いなどは結構大きく、2つの保険でカバーされていたとしても高額になりますから、用心しなければいけません。
例えば、日帰りだと保険でカバーされるための上限がありますから、わざと夜に病院に行き、入院させてもらったこともあります。

 社会保障について

社会保障もタイ政府はよると改革をしていますが、日本に比べると信じられないほど保証はされません。職業などによって違いますから具体的な額は分かりませんが、毎月の年金負担額は日本の10分の1以下でしょうか。だから年金なんてあてになりません。
ただし、家族や親戚と支えあって生活をするという文化がいまだに強く残っていますから、年金が少なくても困るという事はないのかもしれません。日本では年金について様々な議論がありますが、タイにいると日本の医療や社会保障はとても充実しているということを実感します。

 日本にも問題はある!

とは言っても、日本の病院はどこも病棟が白く、どことなく暗い印象があり、なんだか息苦しい感じがあります。タイの病院は場所によりますが、高額なプライベートの病院ではまさにホテルのような感じで、スターバックスや日本料理店なども入っており、暗いという感じはありません。私も病気の時は保険さえ問題なければ、タイの病院の方が過ごしやすいと感じています。気持ちも沈んだりしません。
プライベートの病院は、海外で最先端の訓練を受けた一流の医師が数カ所の病院に集まっています。言語がわからなくても通訳がつきますから、そのような病院に行けば普通の日本の病院よりは安心できます。日本の場合、腕の良い先生は全国に散らばっていたり、予約が難しかったりして、不便な感じが否めません。

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日本人自身

 日本人の良さ

日本人はタイでも勤勉である、几帳面である、礼儀正しい、親切である、というイメージで知られています。特に勤勉な部分についてはとてもよく知られており、私自身もそのイメージのおかげで本当に助けられています。
例えば、自分自身はそんなに頑張っているつもりはなかったとしても、いつもすごく一生懸命働いているというふうに評価されます。日本人は基本的にイメージが良いようで、何があっても良い方向に受け取ってくれる気がします。なんだか申し訳ない位で、ただただ先輩の世代に感謝しています。

 保守的すぎるという問題

そんな日本にも問題点はあると感じています。特に私の個人的な意見ですが、日本は対人関係がめんどくさいです。こちらでは、カトゥーイといういわゆるオカマの人がたくさんおり、彼らは生き生きと生活しています。社会全体が人の多様性について至って寛容なのです。
私の妻は妹がアメリカ人の女性と同性結婚しています。タイでは法的に同性結婚はできませんが、アメリカでは大丈夫なんですよね。彼女の家族もそれを普通に受け入れています。つまり、LGBTや外国人にとっても暮らしやすく、優しい社会の土壌があるのです。
そして、いつも感じるのは体の人間関係は程良い距離が保たれており、非常に心地よいのです。相手に対して干渉しすぎることがほとんどなく、かといって無視するわけではなく、きちんと気にかけているといったことを表現します。日本は他人に干渉し、よってたかって行動を否定したりするというような変な同質性があります。日本人は「違い」に優しくないように思います。

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外国に学ぶ姿勢を持つ

日本人は海外では良いイメージを持たれている一方で、外国の文化をなかなか受け入れられないところがあるように思います。確かに大和文化を後世に伝えていくことが大切ですが、グローバル化が進む昨今では、海外の考え方や柔軟性を身に付けるということも大切なのではないでしょうか。
また、海外に住んでいると、日本の良さに気づくこともたくさんあります。例えば、もしも自分がタイで深刻な手術などを受けなければならなくなったなら、日本に帰って受けたいなぁと感じる今日この頃です。

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