オーストラリアで物件探し!アジア人への審査は厳しい!?

オーストラリアに住み始めて約5年が経ちます。オーストラリアに来た当初、私は日本人向けウェブサイトに掲載されていたシェアハウスに住んでいました。しかしシェアハウスとは他の人と家を共有するため、基本的にルールが多く、自分で家を借りることができないだろうかと考えるようになったのです。そして賃貸物件というのは一時的滞在ビザでも借りることが可能です。ここでは私の経験についてお話しします。

賃貸物件を探すために

 レンタルリストを手に入れる

賃貸物件を探すためには、周辺の不動産屋に行ってレンタルリストというものを貰います。そこには現在賃貸可能な物件が掲載されており、気に入った物件があれば、インスペクションという内覧予約を取るのです。
日本のように不動産屋が車で連れて行ってくれるのではなく、自分たちで現地に向かい、現地で不動産屋さんと待ち合わせをして家の鍵を開けてもらうという形になります。

 ウェブサイトを利用する

あるいは、realestate.com.auという有名なウェブサイトがありますから、そこから住みたい地域や家賃等の希望を入力し、自分に合った家を探すことも可能です。
内覧予約の電話をして、当日、現地で不動産屋さんと待ち合わせをします。内覧後、その物件が気に入ったら、不動産屋さんからアプリケーションフォームという申請書をもらい、記入して持参したり、メールで添付して送信したりするのです。

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審査通過の難しさ

 条件が重要

賃貸物件を借りる場合、日本と同様に審査を受けなければいけません。ワーキングホリデーなどの一時滞在者でも物件を借りられない事はありません。実際に、当時の彼氏であった私の夫と私で借りることができました。
しかし、家主としてはやはり収入が不安定な人には物件を貸したくないという本音があるようです。ワーキングホリデーといったビザでは滞在期間にも制限がありますからね。

 保証人について

私たちには保証人になれそうな人がいませんでしたから、機関保証という形をとりました。もしも家賃を支払わなかったり、規則を破ったりした場合はすぐにブラックリストに掲載されてしまうと言われました。
提出したものはパスポートコピーと収入明細だけだったように思います。これは都市部で不動産を借りた場合です。

 アジア人に対しては特に厳しい?

私たちが田舎に引っ越し、賃貸物件を探した時、「一時滞在ビザを持ったアジア人に対する賃貸物件の審査は厳しい」という噂を聞いたことがあります。その噂は本当で実際に契約に至るまでかなりの苦労を要しました。
当時は就労ビザで私も夫もきちんとした収入を持っていたのです。提出を求められた納税証明書や雇用契約書等は全部提出しましたし、全部で15件ほど申請したように思いますが、全然審査が下りませんでした。仕事もしていましたし就労ビザを持っていましたから、審査が降りないということでとてもストレスを感じていました。
幸い、最終的に少し予算をオーバーしましたが家が決まりました。審査の可否は不動産屋さんが決めるのではなく、家主が決めるようです。不動産屋さんが教えてくれた考えられる「審査が下りなかった理由」というのは、田舎にはアジア人に対する差別が少なからず存在するという事、またアジア人はシェアハウスとして物件を使う可能性がある事、ということでした。確かに家主としては、契約書に名前がない不特定多数の人が出入りしたら不信感が募りますよね。ですから問題が起こる前に入室させない、という事だそうです。逆に私たちの入居が決まった言えば家賃が少し高いため、ローカルがあまり借りるような物件でもなく、審査が下りたようでした。

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入居と退去

 入居

入居する際は、ボンドという保証金を支払います。これは通常家賃1ヵ月分ですが、それと家賃2週間分を支払うことが多いです。オーストラリアの家賃は1週間ごとに支払うのです。人によっては1ヵ月分まとめて支払うという人もいます。
契約は通常半年から1年になりますから、その間は住まないといけません。契約期間以内で退去した場合ボンドは返金されませんし、破損があれば請求される可能性もあります。

 退去

退去する場合は契約期間が過ぎた状態で退去する2週間から1ヵ月前に不動産屋さんに報告します。後は退去する日までに家を空にし、鍵を返せばOKです。通常は退去の際に、清掃会社に頼んで掃除を頼み、きれいにします。ですから不動産屋さんにその領収書も提出しなければいけません。
ですが結局はどこどこが汚いなどと言われ、ボンドから引かれてしまう可能性も高いですから、最初から不動産屋さんに清掃を任せるという方法もあるのです。不動産屋さんもビジネスですから、色々と文句をつけてボンドからお金を取ろうとすることもあるのです。

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オーストラリアの賃貸物件

基本的には日本人がオーストラリアで賃貸物件を借りるという事は、外国人が日本で借りることより難しくないかもしれません。日本の場合は一時滞在ビザというだけで申請さえできないのではないでしょうか。しかし、オーストラリアの不動産屋さんは日本のように親切にではなく、あくまでビジネスとして対応されることも多いです。また、こういったところで差別を受ける可能性もありますから、不動産屋さんでもオーストラリアと日本では内情がかなり違うと言えるのです。

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