オーストラリアの雨とは?日本の梅雨とはここが違う!

韓国人の夫と約5年、オーストラリアに住んでいます。雨季というと熱帯の地域を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実はオーストラリアにも雨季というものがあります。日本にも梅雨がありますね。しかし、オーストラリアと日本では同じ雨でも対応の仕方が違いますし、何よりも雨の振り方が全然違います。今回は私の住んでいるクインズランド、バンダバーグという地域についてお話させていただきます。

雨季の月

 2月末から3月

日本では一般的に6月が梅雨になりますよね。しかし、私の住んでいるオーストラリアのクインズランド、バンドバーグという地域では2月末から3月が雨季になります。オーストラリアではその時期に、台風のようなものですがサイクロンが多く発生し、雨が多くなるのです。
日本の雨は継続して降ることが多いですが、オーストラリアの雨は、突然激しく降り出したかと思えば、1時間後には晴れるということも度々あります。継続して雨が降った場合、私の住んでいる地域は川が氾濫してしまい、浸水し、道路が閉鎖されてしまうこともあるのです。

 地下駐車場は要注意

ショッピングモールの地下駐車場等なら雨からは逃れることができますが、何よりも雨水が溜まりやすい構造になっていますから雨が浸水して閉鎖されてしまい、数日後に機械で水を汲み出すということが行われます。もちろん車が駐車されていればすぐに壊れてしまいます。
そのため、雨が降った場合、地下駐車場に車を停めている人はすぐに車を移動させなければいけません。地元住民であれば、どこが浸水しやすいなどを把握しています。
たまに川の近くなど、路上に車を駐車したままでいてしまい、浸水してしまう車もあります。後日、水が引いた後で市役所が「この車は誰の車ですか?◯日までに移動させないと市が回収します」などといった上をして実際に回収されていく車は少なくありません。大雨が降ればそうなるのはわかっているにもかかわらず、それを直さないところがいかにもオーストラリアらしいと思います。

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雨の日のオーストラリア人と日本人

 

 傘はさすのかどうか

日本人は、雨が降れば当たり前のように傘をさしますよね。最近ではワンタッチで開くことができる傘は当たり前ですし、大きめの傘や背中側が濡れないように大きくカバーされた傘など、工夫された新商品がたくさん販売されています。小さい子供であれば長靴を履かせてカッパを着せることもありますよね。
しかし、オーストラリア人は多少の雨では傘はさしません。濡れてもあまり気にしないのです。なぜ傘をささないのかオーストラリアの友人に聞いたところ、単純にめんどくさいからという回答が返ってきました。

 オーストラリアでは傘はあまり売っていない

私は今でも雨が降れば日本から持ってきた折りたたみ傘をさし、雨に濡れないようにします。雨に濡れたら寒いですし、単純に濡れるのが嫌いです。しかしオーストラリアの店では傘があまり売られていません。どちらかというと車社会ですから、車で移動しますし、駐車場も屋内駐車場が地下駐車場になっています
夫はめんどくさがりですから、多少の雨では傘はさしませんし、車移動が多いので傘を持つ事もまずありません。夫は韓国人ですが、韓国での生活に比べると傘を持つ機会は圧倒的に減ったと言っています。

 体感の違い

さらに、私としては日本とオーストラリアの梅雨と雨季は体感が違うと思います。日本の雨は湿気が多く、ジメッとし、蒸し暑く、体感的には不快なことが多いように思います。
しかしオーストラリアは湿気があまりないのでからっとしており、体感的には爽やかです。例えば服が濡れてしまっても放っておけばすぐ乾きます。

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雨に対する違い

一般的にオーストラリアではあまり雨が降らないため、節水のためにシャワーは3分と国から言われており、一般家庭には砂時計が配られています。とは言え、どれだけの人が守っているかは分かりませんし、罰金等があるわけでもありません。
雨季と言ってもオーストラリアの場合は降ったりやんだりということもよくあるため、もともと雨の少ないオーストラリアにとっては非常にありがたいものです。特に農作物などは大きな影響を受けます。
しかし、オーストラリア人自身は雨というものはあまり気にしません。早く傘を開くことができるようにワンタッチ式を考えたり、濡れないように大きめに工夫された傘を制作するなど、どんどん新商品を考える日本とは違い、そもそも雨に当たらないようにするオーストラリア人とでは感覚が全く違うと行っても良いでしょう。オーストラリアという国にとっては雨は重要ですが、雨に対するオーストラリア人と日本人の対応は全く違うのです。

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