みなさんこんにちは。早いもので5月も中盤に突入しましたね!先日13日は「母の日」でしたね。実はニュージーランドでもその日は母の日でした。しかしニュージーランドの母の日は、日本のように「お母さんにカーネーションを渡す」というような習慣は特にありません。お母さんに日頃の感謝を伝えることができれば、なんでもオッケーです。今年は自分自身が母になって、初めて迎えるニュージーランドでの母の日だったので、その他にも日本との違いを感じたこともありました。それは、「ニュージーランドでは母の日は’すべてのお母さんの日’」ということです。母の日当日にたまたま会った友人に「ハッピーマザーズデー!」とハグされたり、「母の日おめでとう」と友人たちがメッセージを送ってくれたりと、身内以外からもたくさん祝って(?)もらえました。「あなたのお母さんではないよ」と思われる方もいらっしゃるのかもしれませんが、実はこれ、意外と嬉しいものなんです。母の日や、父の日と聞くと、つい身内の日だと思いがちですが、あなたの周りにいる誰かの「お母さん」や「お父さん」にも是非一言言っていただけると喜ばれること間違いなしですよ。
「マインクラフト」で地震への心構えを!
ニュージーランドの半数以上の子どもがプレイしているという超人気ゲーム「マインクラフト」。立方体のブロックで構成されたゲームの世界の中で、家や学校などあらゆるものを自由に造れるというゲームで、日本でも大人も子どももハマっている方が多いですよね。ニュージーランドでは、その爆発的ヒットに乗っかって、子どもたちに地震が起きるということはどういうことなのかを教育する、という取り組みが始まっています。子どもたちは、それぞれゲーム内で建物を造り、そこで地震を意図的に発生させ、その建物が崩壊するのか、耐久して残るのかを見て地震の恐ろしさと、それに対して今後どう対応していったらいいのかを学んでいきます。マインクラフトと提携したこのプロジェクトには、製作におよそ9ヶ月かかりましたが、学校だけでなく、家でもゲームをプレイする感覚で、地震の勉強ができると今注目を浴びています。日本は地震大国ですので、建物を建築する際は耐久性に優れたものが造られたり、定期的に避難訓練が行われたりしますが、ニュージーランドではまだまだ地震に対する認知度も低いので、ゲームの力を使って次世代の子どもたちにも地震の恐ろしさや、それに対する対策などを考える機会を与えられるのは素晴らしいことだなと思います。
オーストラリアで起きた奇跡の再会
こちらのニュースは、ニュージーランドから飛行機で約4時間のオーストラリアで起こったニュースです。ニュージーランドでもニュースで取り上げられたので、今回はご紹介したいと思います。2014年、当時26歳の技術者だったポラードさんは、西オーストラリアの海岸にてホホジロザメに襲われました。すぐに医療用ヘリでパースの病院まで運ばれましたが、ポラードさんの怪我は深刻で、腕を噛みちぎられ200針を縫うものでした。それから3年半が経ち、ポラードさんの懸命なリハビリの成果もあり、先日彼をパースの病院へと当時運んだ医療用ヘリの救命ナースだったフィオナさんと再会を果たすことができました。ポラードさんは、腕を噛みちぎられたことによって出血も大量だったため、生きているだけでも奇跡でした。彼は瀕死の自分を病院まで担当してくれたフィオナさんに感謝の意を表し、「またここ(西オーストラリア)に戻ってこれて嬉しい」とコメントしました。不慮の事故に遭ってしまったポラードさんでしたが、「ここからがまた自分の人生の始まりだ」と前向きなコメントも残しており、現在彼はパラリンピックのスノーボーダーになるために日々練習をしているようです。
冤罪防止に!「顔認識防犯カメラ」を採用
今や世界中の街中に存在する「防犯カメラ」。安全や防犯のために設置されていますが、画質上、顔がはっきりとは映らないカメラもありますよね。ニュージーランドでは、万引き犯と間違えられ全く関係のない男性が取り押さえられてしまったことがありました。そのことを受け、ニュージーランドの大手スーパーマーケットである「ニューワールド」では、「顔認識防犯カメラ」を試験的に導入することを決めました。従来の防犯カメラよりも、買い物客の顔を一層はっきりと認識できるので、万引き犯を取り逃がしたとしても、後から警察の捜査の大きな手がかりになるとも言われています。しかしこれには、プライバシーの問題もあるのではないかという疑問の声も上がっています。この顔認識防犯カメラは、ニュージーランドでの一部の店舗で試験的にまず導入されるということで、防犯上どこの店舗なのか詳しいことは明かされてはいません。ニュージーランドでは、実は万引き件数が非常に多く、社会的問題にもなっており多くのお店が万引き被害によって閉店を余儀なくされるという事態に陥っています。そんなニュージーランドですが、万引き犯に遭遇しても、法律上店員は一切指を触れることはできません。現行犯であっても、腕を掴むのももってのほかなので、逃げられるしかないというのが現状です。プライバシーの問題もあるのかもしれないですが、店員が何もできない以上は防犯カメラを一刻も早く最先端のものにする必要があるのではないかと思いますね。
コメントを残す