英語のライティングは得意ですか?学校でもかなり力を入れて学習してきたスキルなので、日本人の得意分野なのでは?という声も聞こえてきそうですが、ライティングスキルというのは、100点満点のない奥の深い世界なのです。
私たちも日本語が完璧だからと言って、素晴らしい文章が誰でも書ける訳ではありませんよね。
そこで、今回は、私が英語のライティングスキルを上げるために実践していた3つの練習法をご紹介します。ライティングが大の苦手な私が続けることができた練習法なので、ぜひあなたも試してみて下さいね。
疑いの目を持って、英文を読み漁る
疑いの気持ちを持って英文を読む… というと何だか言い方が悪いですが、つまり自分の知識に対して常に疑問を持ち続け、それを解消していく、という意味です。例えば、私たちが英語の文章を読んで勉強をする時は、与えられた英文の中に分からない言葉を見つけてそれを調べて理解していく、という方法が一般的です。
もちろん、その方法は最も地道で確実な方法なのですが、私は与えられた英文を受動的に理解するだけでなく、積極的に掘り下げていくという、いわばスパイスを加えてみたのです。
例えば…
smile, anger, cry and smile
(どうして cry smile angry and smile じゃないの?)
happiness appear and it disappear suddenly
(どうして動詞にSが付かないの?)
一文一文読む度に、私の頭にはこんな疑問が浮かんでいます。「常に疑問を持つ」という視点を持たないと、意味を理解することにばかりとらわれてしまうのです。しかし、常に疑問を持つ心構えが出来ていると、見逃しそうな小さな疑問にも気付くことが出来、その疑問が解消される時に、大きな自分の英語力になるのです。
どうして cry, smile, anger and smile じゃないの?
頭で考えて、答えを調べていくと先程の疑問はこんな風に解消されます。
笑ったり、怒ったり、泣いたり、そしてまた笑ったり。英語の and には、並列の意味だけでなく、特に小説では、時間の流れのニュアンスを表すことがあります。つまり並列の場合は、言葉が入れ替わっても問題ありませんが、時間の流れのニュアンスの場合は順番が狂ってしまうと意味が変わってしまうのです。
どうして動詞にSが付かないの?
それは、小説ではリズムを重視するためや臨場感を表すために敢えて文法を無視することがあるからです。
厳密に言えば、助動詞が省略されているので、Sが付かないのです。この辺りは、文脈理解や慣れが必要です。
この学習法で…
常に掘り下げて積極的に英語を理解する姿勢は、ライティング力だけでなくリーディング力を身に付けるのに役に立ったと思います。
文章の構成の知識を蓄える
英語は、理論性を大切にする言語です。言葉一つひとつ、曖昧性を持たないものが多いですし、文法構造も理論的に組み立てることが出来るようになっています。大まかな構造を頭に入れておくと、長い文章を書く時でも、まとまりのある文章を書くことが出来るでしょう。
英語の文章は基本的に…
Introduction(導入)から始まり
↓
Paragraph①(内容)
Paragraph②
……
↓
Conclusion(結論)という構成で成り立っています。
さらにparagraph(内容)に関しては、抽象的なこと→具体例→さらに掘り下げるという順番を意識すると、読者の興味を引き付けやすいと思います。
例えば、「アジアンマッサージについてどんなイメージがありますか?(抽象)→実は私は先日都内のマッサージ店でハーブオイルマッサージを体験してきたんです。(具体)→ただのオイルマッサージかと思ったらそれが全然違うんです。象のポーズという片足を捻って持ち上げるストレッチ法があって……(掘り下げる)」という感じです。
おすすめの動画
こちらの動画でも構成について説明しています。この動画の中の英語の説明文を理解するだけでもとても勉強になりますので、ぜひ鑑賞してみてください。
https://youtu.be/0IFDuhdB2Hk
英語学習サイト engvid
どんどん英語で書いて実践練習を
1と2の方法である程度、ライティングの基礎が身に付いてきたら、今度は、身の回りのことを英語で書き、説明する練習をします。身の回りのことなら何でも良いんです。目の前にあるマグカップでも、今着ている洋服でも、何気ないものを詳しく描写するのって意外と難しいのだと気付くと思います。
間違っても良いので、どんどん書いて、可能であれば、ネイティヴスピーカーにチェックしてもらって下さい。私はネイティヴスピーカーの友達に、月に1回ほど添削してもらっていました。
最初は、There is a mag on the table. The mag is purple. I bought it in Kyoto last year. のようなシンプルな文章でOKです。
徐々に、When I saw the mag first time, I felt like it’s nothing special, but I also felt that I mean to get it.(最初に見たときは何とも思わなかったが、何だか買わなければいけない様な気にもなったのだ)などという、少しレベルアップした文章が書けるようになりました。
まとめ
今回のテーマ、初心者でも出来るライティング練習法3選!はいかがでしたか。全て私が実践したライティング練習法をお話ししました。
ポイントは3点です。
1. 積極的に文章を掘り下げよう!
2. 構成を制して魅力的な文章を!
3. 何でも文章にして表現しよう!
今回紹介したengvid という英語学習の動画サイトは、ライティング以外にも様々な学習が出来るようになっていますので、YouTubeからチェックしてみて下さいね。では、次回はスピーキング編です。See you again!
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