無関係の女性を犯罪者扱い!?アメリカ カンザス州で

アメリカ合衆国中西部に位置するカンザス州。全域が大平原の真っ只中に位置しているため大規模農業に適しており、農業や牧畜が盛んに行われています。そんなのどかな田舎の風景の広がるカンザス州でとんでもない事件が起きました。なんととある家族の勘違いで一人の女性が誘拐犯としてFacebook上で公開処刑されてしまったのです。もちろんその女性は誘拐など行っておらず事実無言。警察がSNSのあり方について言及するなど大きな騒動に発展してしまいました。

先日カンザス州ライリー・カウンティーに暮らす男性がFacebookに投稿した1枚の写真。その写真にはとある女性の姿と彼女の車がナンバーごと写されていました。男性は彼女がウォルマートで男性の子供たちを誘拐しようとしていたと報告。この投稿は瞬く間にFacebook上で1万回以上シェアされFacebookでは女性に対する非難が飛び交いました。

しかしこれを見た複数の人が「女性が誘拐犯であるという根拠がない」と冷静な判断をし警察に通報。警察が捜査に乗り出したところ男性の主張には根拠がなく誘拐未遂事件などなかったことが判明しました。警察ははっきりと「写真に写る女性は法を犯しておらず、投稿主によって誤って容疑者として扱われました」と女性の無実を主張しました。

男性によると義理の妹が「あの女性が子どもたちを誘拐しようとしていた」と言った証言をそのまま信じてしまい、子どもを守ろうとする親心からFacebookに投稿してしまったということ。しかしこれは完全な勘違いで、男性は女性に謝罪したいという趣旨の発言をしているということです。
海外でも日本でもFacebookによるトラブルは後を絶ちません。先日も幼少期の写真を勝手にFacebookに投稿されたとしてオーストラリアの18歳の女性が両親に対して訴訟を起こした事件がありましたね。ちなみにフランスでは同意なしに子供の写真を投稿した親には懲役1年、4万5千ユーロ(約585万円)の罰金が科せられます。Facebookのトラブルには気をつけましょう!

   

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