ネパール人の夫との子育て!子育て上の問題とは?

ネパールの男性と結婚した息子と一緒に3人で九州に住んでいます。出産し、子供は寝ているだけだと思っていたらあっという間に元気に走り回るような年齢になってしまいました。時が経つのは早いものです。
基本的には子育ては楽しいですが、やはり大変だったり難しかったりすることもたくさんあります。そんな大変だと感じることの中には、父親であり夫である男性がネパール人だから、つまり考え方や文化が違うということによりなかなか理解し合えない、ということがあるのです。ここではそのようなことについて紹介します。

子供の名前で悩む!

 お互いの国の名前が分からない

息子が生まれる前、私たちはとにかく名前について考えなければいけませんでした。夫には日本人の知り合いがおり、日本人の名前はいくつか知っています。しかしその名前が男っぽい名前なのか女っぽい名前なのか、そしてどのような由来があり、どのような感じがあるのかという事はさっぱりわかりません。最近の名前は男か女か名前だけでは判断がつきにくいものもありますが、わかるものはわかりますよね。
逆に私はネパールというものに関わるのは夫が初めてですから、ネパール人の名前なんてさっぱりわかりません。日本風の名前にするのであれば音が読み方も漢字も覚えやすくしなければいけませんが、そうなればネパールにいる夫の親族が日本の名前だけでは不満を覚えるのではないかとも感じていました。

 ミドルネームをつける

そこで私たちはミドルネームをつけることにしました。つまりいわゆるファーストネームは日本の名前、ミドルネームはネパールの名前にすることにしたのです。しかし夫に「ネパールではどんな名前をつけるの?」と聞いても、答えてはくれるのですがあまり意欲的ではなく、スマホを見ながら答えるということもよくありました。
夫には期待できないと思って私自身もネットで調べたのですが、何せ感覚は日本人ですからなかなか大変でした。いいなと思う名前はいくつかあったのですが、あまり使われている名前ではなかったようで、第一子につけるにはいかがなものか、と悩んだものもありました。そして見付けた名前はネパールのみならず、英語圏でも通用しそうな名前だったのです。しかし夫は納得してくれたというか、むしろどれでもいいよ、という感じでした。
ちなみに日本はミドルネームを受け付けていませんので、もしも子供にミドルネームをつける場合は名字か名前に合体させなければいけません。もしも検討している人がいたら参考にしてください。

子供のイベントをどうするか

 日本のイベントをするかしないか

日本ではお七夜、お食い初め、餅踏み、七五三等いろいろありますよね。もちろんネパールにも子供が成長する上で重要なイベントがたくさんあります。私は日本のイベントであってもそこまで「する・しない」にこだわりは持たないつもりですが、もしもネパールのイベントで日本でもできそうなものがあればぜひやってみたいと思っています。
ちなみに今現在までやってきたイベントは、まず30日のお宮参りと1歳での餅踏みです。ネパールのイベントは何もしていません。夫はしたいという気持ちがあるようですが、物理的に無理となるとあまりやろうと言い出す事はありません。ネパールでは16歳で成人式のようなものがあるそうですから、それはぜひネパールに行ってやりたいと思っています。

ピアス

 ピアスをするかしないか

ネパールでは子供の頃からピアスを開ける人がたくさんいます。夫も5歳の時に母親によって開けられたそうです。どうだったのかと聞くと、夜は痛かったとのことでした。開けるのは嫌じゃなかったのかと聞くと、嫌じゃない、開けてよかったとも言っていました。
しかし日本で5歳の子供がピアスを開ければ白い目で見られる事は避けられません。我が子はネパール人の子でもありますから、本人が望むのであれば5歳でピアスを開けても良いのかもしれませんが、5歳でピアスを開けたいか開けたくないか、という重大な判断ができるのかと言われれば、そんなことはないとも思うのです。それまでにネパールではピアスを開けるということが一般的であるということを教え、子供の判断を確認したいと思います。

柔軟に譲れるところは譲り合う

いかがでしょうか。私の夫はネパールの風習や考え方は大事にしていますが、それも私に強要してくる事はありません。自分が日本にいるので、日本のことを守る意識は高く、子育てにおいてそこまで意見が大きく分かれたり強要されたりという事もありません。
しかし、私はできるだけネパールに関することをやりたいと思っています。また夫はそのような私の考えは嬉しいと思っているようです。しかし、息子が生まれたばかりの頃は私も余裕がなく、「こうでないといけない」と思っており、夫とはよく衝突しました。子育ては父親であり、夫である男性がいるからこそ成り立つものです。イベントにしても生活の些細な事でも、相手のことを理解し譲り合いながらやっていけば問題ないのだと感じています。

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2018.08.15
   

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