この度ヨーロッパと北米の14カ国を対象に屋内と屋外の大気の質や認識についての調査結果が発表されました。この調査に伴い1日のうちの21時間〜24時間を屋内で過ごすと答えたアメリカ人は25%にも及んだそうです。また1日の19時間〜20時間を過ごす人は20%に及び、45%が1日の間ほとんど外に出ずに家で過ごしている傾向が明らかになりました。また、仕事がある日もおよそ25%のアメリカ人が自宅と職場の往復でほとんど外出しないと答えたそうです。
このようにほとんどの時間を室内で過ごす人々を「インドア・ジェネレーション」と呼びます。同じくイギリスとカナダでも1日の21時間〜24時間を室内で過ごすと答えたインドア・ジェネレーションは23%〜26%という高い割合となりました。一方で室内で過ごす時間の少なかった国はイタリア、チェコ共和国、オランダで屋内で過ごす時間が0時間〜14時間の割合が50%〜60%と最も高かったそうです。
イタリア人はおしゃべり好きな国民性。1日の大半をほとんどしゃべりとして終わらせるということも珍しくありません。知らない人と話すことに抵抗がない人も多く外に出て他人とコミュニケーションを取ることに積極的な性格が今回の調査の数字に影響しているかもしれませんね。またチェコ人もおしゃべり好きですし、オランダ人もおしゃべりで議論好きです。おしゃべり好きな国民性が今回の調査の結果に影響している可能性はあると思います。
アメリカ、カナダ、イギリスでは多くの人がインドア・ジェネレーションであるという調査結果が出ましたが、1日の大半を室内で過ごすことは睡眠にも悪影響を与えてしまいます。1日の大半を室内で過ごすと、質の良い睡眠に必要不可欠なセロトニンやメラトニンがうまく調節されなくなってしまいます。セロトニンやメラトニンには日光の光が必要なのです。
パソコンやスマホが登場したこの時代。日本でもインドア・ジェネレーションがたくさんいるかもしれませんね。
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