ロシア人は笑顔が少ないが、性格が冷たいわけではない!

ロシア人ってどんな人たちだと思いますか?意外に日本から近いにもかかわらず、あまり知らない、という人も多いのではないでしょうか。ここでは、私が驚いたロシア人の表情についてお話ししたいと思います。

ロシア人の特徴

 作り笑いはしない

ロシアの首都モスクワから、地方都市であるトムスク行きの飛行機に乗っている時、ずっと感じることがありました。飛行機の乗客はほとんどロシア人と思われる人たちで、彼らは金髪、すらっとした体型を持ち、そしてロシア語を話していました。
私の隣に座っていたロシアの人は登場してから到着するまで、表情が和らぐことがありませんでした。私は彼女とあまり話すことはなく、彼女は1人で座っていましたし、会話のなさからそう感じてしまっただけなのかもしれません。しかし、ちょっとした挨拶をするときや、客室乗務員から私の飲み物を受け取り、手渡してくれるときさえも、無表情だった気がします。少しばかり口角を上げて笑顔見せるという事は全然ありませんでした。

 接客でも笑顔はない

トムスクについてからも、人々の笑顔を目にすることは滅多にありませんでした。例えば、日本ならばレストランやスーパーの店員さんは少なからず愛想笑いをしますよね。
しかし、ここロシアでは、そのような表情を見せる店員を未だかつて見たことがありません。また、お客さんたちも笑顔なく店員さんと話をしています。接客業が素晴らしいとされる日本から来た私にしてみれば、彼らはまるで表情のコントロールに興味がないようでした。

 

人との関わりには興味がある

 笑顔がない=相手に興味がない!?

あまりに笑顔がないロシア人を見ていて、私は、彼らは冷たいといったイメージを持っていました。人との関わりに興味がないという印象さえ抱いていました。
しかし、このような経験があります。あるスーパーでパンを選んでいる時、私が様々なパンのラベルを見ていたら、見知らぬロシア人が1つのパンを差し出してくれました。そして私に一言「このパンおいしいよ」と教えてくれたのです。
彼は見知らぬ私に、おいしいパンを教えてくれたのでした。もちろん、そんな言葉を発する時も、彼は無表情でした。なんと言われたのかわからなかったら不安になってしまうような状態だったと思います。

 表情だけで判断してはいけない

これをきっかけに、私のロシア人に対する印象はガラッと変わり、表情だけで冷たい印象を持っていた私は自分を恥ずかしく思いました。私はロシア人の、表情からではわからない親切心や人に対する興味、思いやりを感じることができたのです。
当時、私はまだロシア語が流暢ではありませんでした。そのため、彼らが何を言っているのかわからないことも多く、それも彼らに対して冷たい印象を抱いてしまった理由だったかもしれません。

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徐々に笑顔を見せる人たち

 見せる笑顔は本物の笑顔

かといって、ロシア人は全然笑わないというわけではありません。仕事でもプライベートでも笑っている人はいますし、そのような笑顔はきっと心からの笑顔なのだと感じています。

ロシア人の友人と知り合った時も、私は彼女の笑顔を見ることがほとんどありませんでした。最初、彼女は自分のことが嫌いなのではないかと思ったほどです。しかし、徐々に笑顔を見せてくれるようになり、優しさを感じるようになりました。それを感じるまでには時間がかかりましたが、一緒に過ごす時間が長くなれば長くなるほど、その人の思いやりや優しさを感じることができるようになるのだと思っています。

 言語力は関係ない

もちろん、意思疎通をするために共通の言語が話せるという事は大切です。しかし、たとえ言葉が十分にわかりあえなかったとしても、普段の振る舞いから優しさや思いやりを感じることができるのです。
笑顔がないというだけで相手を判断してはいけません。初対面の人や全く知らない人であれば、確かに無表情であるという理由で冷たく感じてしまうこともありますが、それは冷たいからでは無いのです。一緒の時間を過ごすと、さりげない気配りに感動します。そのため、私は誰かに初めて会う時は、初めは彼らが何を考えているのかわからなかったとしても、彼らはもしかするといい人なのかもしれないと思いながら接するようにしています。

 

寒いから顔が凍る?

ロシア人の表情がないという事は、実は日本でも指摘されることがあります。そして、中には「ロシアは寒いから顔が凍る」「顔が凍るから表情がない」という人もいます。
これが本当かどうか分かりませんが、ロシア人の中にもこのようにいう人がいますから、本当なのかもしれません。
つまり、冬の寒さが彼らの笑顔を奪っているだけなのかもしれません。もしもロシアが暖かい国だったなら、彼らはニコニコと笑っている人たちなのかもしれないとたまに感じたりします。