ジーコ氏が日本にエール「メンタル強ければ、いい成績が期待できる」

14日に都内で開かれたJリーグ25周年記念イベントに元日本代表監督のジーコ氏が出席。日本のサッカー界に向けて「今W杯に向けて飛び抜けて良い国はない。肩を並べて勝負できる資質は日本にもある。たが問題はメンタル。メンタルの強さがあれば、いい成績が期待できる」と提言をしました。

ジーコ氏は2002年から2006年まで日本代表の監督を務めました。実はジーコとは本名ではなく愛称。ジーコ(Zico)とはポルトガル語で「やせっぽち」の意味でジーコ氏の小柄な体格からこの愛称が付けられたそうです。ジーコ氏はしばしば「白いペレ」と呼ばれるほど高い技術と才能を持った選手でした。その実力は1980年代初頭の世界一の選手とも言われています。

2004年には歴史上最も偉大なサッカー選手と言われるペレが選ぶ「偉大な存命サッカー選手125人」にも選ばれ、本人も「今までの間、私に最も近づいたのはジーコだった」と述べました。ジーコ氏は歴史上最も技術の高いフィニッシャー、最も優れたパサーの一人、とも言われ、現在でも指導者として活躍しています。

ジーコ氏は現在日本を「第二の故郷」と呼んでいます。来日した際は空港で必ず「ただいま」と挨拶をし、ジーコ氏が親日家であることは大きな影響力を持つ母国ブラジルでも、ブラジル人の日本への見方を変えたほどでした。ジーコ氏のおかげで日本を尊敬する人が増え、ジーコによって日本の印象が変わったという人もいるくらいです。ちなみにジーコ氏の長男の妻は日系ブラジル人だそうで、お孫さんには日本人の血も流れているのですね。それについてもジーコ氏は「日本との関係がさらに深くなるのは嬉しいこと」と語っています。

さて、今回のイベントでジーコ氏は12歳から16歳までの選手の強化が必要であることにも触れています。日本の人口を考えればとんでもない逸材が生まれる可能性は高いとしながら、若い世代の育成強化を願いました。

W杯の日本代表初戦は6月19日のコロンビア戦です。

   

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