フィリピン中部、シブヤン海に浮かぶ島、ボラカイ島。首都マニラから南へ200キロメートルのこの島はフィリピン有数の観光リゾート地として知られています。青い海に暖かい南国の気候に世界中から観光客が訪れているこの島。2012年にはアメリカの旅行雑誌「トラベル+レジャー」によって世界最高の島と評価されたこともありました。
4日フィリピンのドゥテルテ大統領がボラカイ島の半年封鎖を承認し、この度このボラカイ島が半年間閉鎖されることが決まりました。島内では施設の下水を直接海に流し出す違法行為が横行しており、ついに島を閉鎖して清掃をしなければいけない状況に追い込まれたのです。ドゥテルテ大統領はボラカイ島を「下水の溜まり場」と表現しており、島の清掃の必要性を公言しています。
ボラカイ島には砂糖のような細かい粒の白砂が魅力のビーチがあり、ウォータースポーツも盛んです。2017年には国内外から約200万人の人が訪れました。島民にとって観光業が主な収入源となっており、住民数千人が島の観光業に携わっています。そのため閉鎖となると彼らの仕事が半年間なくなってしまう訳ですが、きちんと綺麗にしてさらに多くの観光客を集めた方が賢明かもしれませんね。
島では自転車タクシーであるペディキャブという公共交通があり、1人1回7ペソ(15円)ほどで乗れるそうです。名所は周辺の島や海を一望できるロホ山。ビーチでのんびりできるだけでなく、美しい景観を見れる観光スポットも人気となっています。
ボラカイ島が閉鎖されるのは4月26日〜。再び観光客の受け入れを行うのは10月下旬の予定です。美しい海と綺麗なビーチが自慢の世界一の島ボラカイ島。再び美しい環境を取り戻して、また世界中の観光客の癒しの島となれば良いですね。
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