金星の雲に生命が存在する!?NASA研究者が発表!

アメリカのオンライン科学誌「Astorobiology Magazine」に驚きのニュースが掲載されました。同誌によると金星の大気上層を覆う二酸化硫黄の雲の中が生物の住処になっているとのこと。この事実はなんとNASA公認だそうです。

金星は太陽からの距離も地球とほぼ同じ。大きさも地球と同じくらいなので「地球になれなかった星」「ふたご惑星」などとも呼ばれています。金星の地表の温度は470度ほど。金星には火山が多く存在し、金星の大気の96.5パーセントは二酸化炭素です。二酸化炭素の温室効果によって太陽の熱が逃がされないため金星の地表の温度はこんなにも高いという訳です。

また金星は30億年前ほどは海があり、気候も地球のように穏やかだったと言われており生命がかつて存在していた可能性も指摘されていました。金星にどれくらいの水が存在していたのか、海が消失してどれくらいの時間が経っていたのかなど、金星の水に関する研究は現在でも進められています。

今回金星の雲に生命がいる可能性が指摘されたのは2015年JAXAが打ち上げた金星探査機「あかつき」が撮影した火星の紫外線画像に黒いスポットが写り込んでいたことが発端です。研究者によるとこのスポットは光吸収性を持つ地球のバクテリアに似た生物によって引き起こされているそうです。これは藻のような生命が金星の大気中に広がっていることを示しています。

宇宙研究者の中には数十億年前に高度な技術を持ったエイリアンが金星や火星に住居していたと指摘する研究者もいます。金星は分厚い雲に覆われているため、地表の大気圧は深海900メートルに匹敵します。そのため金星に生命がいるならば地表でなく雲の中にいる可能性の方が高いという見方が濃厚です。

今後の研究に期待が集まっています。

   

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