ベルギーで挙式と披露宴!夜中まで行われたダンスパーティー!

ベルギー出身の夫と結婚し、今は息子と3人で生活しています。夫の両親が飛行機に乗って日本に来られるような人たちではなかったため、日本から両親を招いてベルギーで結婚式を挙げることにしました。

当時、夫はヨーロッパで生活をしており、私は日本に住んでいました。ここでは、その時の経験を紹介します。ただし、あくまでも私の経験ですので全てがこの通りとは限らないということをご理解ください。

ウェディングビジネスは存在しない

 ウェディングドレスの調達

ベルギーで結婚式をするということになり、まず日本にいる私がやらなければいけなかった事はウェディングドレスなど、自分が必要とするものを集めることでした。日本では結婚式場がウェディングドレスなどのレンタルを行っているということもあり、日本で結婚式は挙げない場合はウェディングドレスの調達が少々厄介になります。また、私は結婚式の1週間前にベルギーに行き、結婚式を挙げるつもりでしたが、当時私はまだ大学院生で日本で研究を続けていましたので、結婚式の1週間後にまた日本に戻らなければいけなかったのです。ウェディングドレスをレンタルするとなれば、2週間レンタルしなければいけないということになり、必要以上に値段が高くなります。そのため、レンタルのウェディングドレスはもともと選択肢に入っていませんでした。

レンタルのお店からレンタル落ちのウェディングドレスを販売しているお店があると教えていただき、そちらに連絡を取って訪問しました。レンタル落ちですから中古品ということになりますが、きちんと管理されており、何の問題もなかったです。ドレスの形にもよりますが、安いものならば3万円から購入することができたように思います。サイズの調整に1週間ほどかかりましたが、同じネックレスやイヤリングなども購入でき、10万円もあれば花嫁として必要なものは全て揃いました。

 挙式等の会場の確保

その間、夫は結婚式を挙げる場所を探さなければいけませんでした。結婚式と言えばやはり教会が一般的ですが、こちらは教会で結婚式を挙げる場合は既に入籍をしていなければいけないというルールがあります。教会で結婚式を挙げるとそれなりにお金がかかるため、中には入籍をして市長さん?のような立場の人に簡易的な結婚式を挙げてもらう、という人も多いそうです。国際結婚の場合は書類のやりとりがそれなりに大変ですので、私たちは挙式をあげる1ヶ月前には入籍を済ませていました。

また、こちらの教会で結婚式を挙げるためには新郎新婦がお互いにクリスチャンでなければならないそうです。幸い、私は(不信仰者ですが)プロテスタントのクリスチャンであり、夫は(小さな頃に洗礼を受けただけで実際には無神論者ですが)カトリックのクリスチャンだったため、何の問題もありませんでした。ただし、挙式の会場に選んだ近所の教会はカトリックの教会であり、カトリックのやり方で挙式をすることになります。神父様が「本当は聖体拝領(信者がキリストの体としてのパン、キリストの血としてぶどう酒やぶどうジュースをいただく儀式)を行うのですが、お嫁さんがプロテスタントの場合は(カトリックの信者ではないために)儀式に参加できないので、聖体拝領はなくしましょう!」と言ってくださいました。

 挙式後のパーティー会場の確保

さらに、夫は挙式を行った後のパーティー会場も確保しなければいけませんでした。日本でいう披露宴会場になります。教会から歩いて3分ほどの場所にコミュニティーセンターがあったため、そこを貸し切ってパーティーを行うことにしました。

とは言え、コミュニティーセンターですからそれなりに準備が必要になります。私がまだベルギーにいなかったため、そこは義父母や義叔母たちが協力しながら飾り付けをしてくれました。

また、夫の希望で、前面部分には私の出身国である日本、夫の出身国であるベルギー、そして夫が生まれ育った国であるドイツの国旗が飾られていました。私は歴史を専門としていますので、その光景を見た時には思わず「出身国がイタリアじゃなくて良かったね」と言ってしまいました。

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挙式はとにかく準備が大変

 衣装なども自分たちで準備

挙式の前日はブリュッセルに滞在していた私の両親が夫の友人の運転で私たちが住んでいる街に来ることになっており、両親の到着を待ちながら私たちは準備を進めていました。まず、私の髪の毛をセットしてくれる人や、メイクをしてくれる義従姉が訪れ、準備を手伝ってくれました。

また私はウェディングドレスをなんとかしなければいけませんでした。日本であれば結婚式会場のスタッフなどが助けてくれると思うのですが、こちらでは自分たちでなんとかしなければいけません。また、「花婿は挙式前に花嫁の姿を見てはいけない」などという伝統のために(みんなで揃って挙式会場に行くわけですから、不可能なのですが!)夫に助けを求めるわけにもいかず、到着した私の母に手伝ってもらってウェディングドレスを着用しました。

 基本的にはオランダ語、唱和部分は英語

挙式前、会場入りをする前に神父様と打ち合わせをし、私と父がどのように入場すれば良いのか、という話を聞きました。母がお祝いの詩吟を披露することになっており、私と父が入場する前に詩吟のための音楽のチェックをしていたため、父が「あの音楽に合わせて入場するのかな」と言っていたことを覚えています。

挙式自体はミサ形式で行われ、基本的にはオランダ語、唱和部分は英語でした。そのような言語の配慮をしてくださった神父様にも感謝です。

終わった後は私と夫を先頭に、みんなで歩いてコミュニティーセンターに向かいました。行列で歩く姿はさながら大名行列のようだったと母から言われました。どう見ても結婚式の後の行列ですので、通り過ぎていく車からも「おめでとう!」という声をいただき、嬉しかったです。

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ベルギー流の披露宴

 家族の挨拶

パーティー会場では、1番前に新郎新婦、そしてそれぞれの両親の席が設けられており、あとはほぼ立席状態でした。最初に夫と私から、そして両家の父親からスピーチがあり(とは言え、夫の父と夫はオランダ語、私の父と私は日本語でしたので、それぞれオランダ語や英語、日本語に訳したりする必要がありました)、用意された夕食を楽しみました。

こちらでは、結婚式に日本のように3万円などというご祝儀を持っていく事はありませんが、結婚式に招待された場合はお祝いのカードを持参し、そこに40ユーロや50ユーロを挟みます。もちろん、両親や親族であればさらに金額が上がることもありますが、友人等の場合は食事代に少し色をつけた金額を渡します。セミフォーマルな服装で十分ですので洋服にお金がかかるということもありませんし、お祝いの金額も日本ほどの高い金額では無い為、結婚式に招待されても負担になりません。

 夜中までダンスパーティー

私たちのパーティーは午後5時から始まりましたが、午後8時ごろからは完全なダンスパーティーになっていました。夫と私の「ファーストダンス」をきっかけにみんなが踊り始め、午前3時まで踊り続けたように思います。私はハイヒールを履き続けることができず、最後は裸足でした。

その後は義従兄が私の両親と私たちを近くのホテルに送ってくれて、結婚式は終了です。翌日はその義従兄が両親をブリュッセルまで送り届けてくれて、本当に感謝でした。

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日本とは全然違う結婚式と披露宴

日本はウェディングビジネスが非常に大きいため、すべてウェディングプランナー等に任せておけば大丈夫、というところがありますが、こちらはすべて家族で運営するところが面白いと感じました。右も左もわからない準備は苦労もありましたが、心に残る結婚式となりました。国際結婚をする人はこのようなパターンで結婚式を挙げるという人も多いのではないかと思いますが、ぜひ楽しんでくださいね!

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