パリ・ニュース!サッカー、ジダン監督辞任

やっと、フランスも初夏らしい季節となり、日中はほんのり汗ばむほどです。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
さて今日は、今週フランスで話題となったニュース、4本を紹介します。「4歳の男児を救出した不法滞在者」、「日本:25万ユーロのメロン!?」、「サッカー、ジダン監督辞任」、「パリ、ローラン・ギャロス開幕」です。

4歳の男児を救出した不法滞在者

パリ18区のあるアパルトマン。小さな男の子が5階のベランダにしがみついて、ぶら下がっています。今にも落下しそうな緊急事態!手だてのないまま、階下では通行人が息を飲むんで見上げています。すると、どこからか突然、1人の男性がスイスイと各階のベランダごしによじ登り始めました。5階のベランダに着くや否や、ホイッと軽々と男児を救い上げて救出しました。その様子を目撃者がスマホビデオに納めて、ニュースは瞬く間にフランス中にテレビ中継されました。男性の迅速さといい、身軽さといい、後に「まるでスパイダーマン」という妙名がついたほど。英雄の名前は、西アフリカ、マリ出身のマムドュ・ガサマさん(22歳)。昨年9月にフランスに入国しましたが、滞在許可期間を過ぎてもフランスに残った、いわゆる不法滞在者です。パリでは毎日、警官を見かける度に、身を隠す暮らしを続けていました。

 即刻、フランス国籍を!

マクロン仏大統領は、この勇敢な行為を称えて、即刻、男性に特別に帰化許可を与えることを発表し、ガサマさんを大統領官邸エリゼ宮に招いて会見しました。また、ガサマさんの稀に見る身体力と勇気を見込まれて、パリの消防士として働くことも決まりました。
さて、今回の事件で興味深いのは、フランスという国は、このような勇敢な人道的行為に対して、社会の反応が非常に敏感かつ敏速だということです。何年も正式な帰化許可を待ち望んでいる合法的移民がいるかたわら、このように不法滞在者に対して瞬く間に正式な帰化許可が下りてしまうところが、フランスらしい、と私は感心しました。

 子供の両親は何をしていたのか?!

蛇足ですが、子供の両親は何をしていたのか!?という疑問をお持ちの方のために。両親は、マダカスカル出身。母親は祖国に残り、父親だけが息子とともにパリで暮らしていました。父親は、男の子を1人残して、買い物のため外出。近くのスーパーを出たところで、スマホゲーム・ポケモンGoに夢中になり、ついつい帰宅が遅れたと警察に事情を話しました。父親は、警察に拘束されたということです。(当然!!)

日本:えっ?!25万ユーロのメロン!?

フランス人にとって、日本はいつも驚嘆の国です。今回の驚嘆は、25万ユーロのメロンでした。

 日本ではフルーツは超贅沢品?

フランスからきた友人が日本へきてよくびっくりするのは、フルーツの豪華さです。桃や林檎、葡萄などが非常に丁寧に包装されている上に、中にはきっちりと箱詰めになっているものさえあります。フランスでは、市場でもスーパーでも、フルーツや野菜は、各人が自分で好きなものを選んで買い求めるのが一般。その場で、ひとつ口に入れて味わう人もいるくらいです。

 奇跡の夕張メロン

さて、今回フランスの話題になった日本のフルーツは、北海道の夕張メロンでした。何と今年は、メロン2玉で最高額の320万円、ユーロにして25万ユーロを叩き出したのです。このニュースは、フランスのAFP通信が伝えたもので 、新車が1台買えるぐらいの値段だと強調していました。

 極上ワインに匹敵

また、毎年この時期は、北海道農産物の初競りがあり、夕張メロンは毎年最高額を更新しているとも紹介していました。日本では、フルーツ崇拝の伝統があるとし、フランスの極上ワインのように、最高級の贈り物に匹敵すると説明していました。
でも、ワインは保存でき、その価値を持続できますが、たったメロン2玉でこんな高額をつけるのは、どうしてもフランスでは理解の範囲を超えているようです。

サッカー!ジダン監督辞任

サッカーファンなら誰でも知っている、フランス人元プロサッカー選手で、現在レアル・マドリッドチームのジネディーヌ・ジダン監督が、31日午後、マドリッドで記者会見をし、辞任発表をしました。

 マドリッドっ子には大ショック

レアル・マドリッドは、先日のヨーロッパ・チャンピオンリーグで、イギリスのリバプールを3対0で敗し、3度目の連続優勝を成し遂げたばかりだったので、このニュースにマドリッド市民は大ショック。今年1月に2020年まで監督契約の延長をしたばかりだったので、何故!という気運が沸き起こっています。
「レアル・マドリッドで私の貢献できる最大限を発揮した。後悔は全くない。今度は新しい監督の下、新しいレアル・マドリッドを築いてほしい。」と、ジダン監督は、淡々とした口調、というよりむしろ清々しい面持ちで記者会見に臨んでいました。

パリ、ローラン・ギャロス開幕

今年も例年通り、パリ西部シックな16区オ-トィユでローラン・ギャロス全仏オープンテニスが開幕しました。注目の的は、昨年の男子優勝のラファエル・ナダル選手。「赤土の王者」と呼ばれるナダル選手、今年も連続優勝なるか?!楽しみです。また、女子テニスでは、出産後復活したアメリカのセレナ・ウィリアム選手。今年は、腰のレッドライン以外上下黒づくめ、ぴったり体にフィットしたテニスウェアーで登場。存在感にあふれていました。因みに、待望の日本代表、錦織 圭選手は、3回戦でスコア6-3 / 6-1 / 6-3 でフランス人のジル・シモン選手に完勝、4回戦へ勝ち越しました。頑張れ、日本!