大英博物館のミイラから世界最古のタトゥーが発見された!?

大英博物館は世界最古の博物館の一つ。世界中の美術品や書物など800万点が収蔵されています。収蔵されているものの中には標本や工芸品、遺物やミイラなども。今回はそんな大英博物館に所蔵されているミイラから世界最古のタトゥーが発見されたというのです。
タトゥーが見つかったのは5000年前のミイラです。男性のミイラと女性のミイラの2体にタトゥーが見つかりました。男性のミイラは赤外線でミイラの全身を調べたところ上腕や肩に動物などをかたどったタトゥーが彫られているのが見つかりました。このミイラは18歳〜21歳のときに死亡したと考えられています。死亡原因はわかりませんが、背中に刺し傷の跡があるということです。

女性のミイラには「S」の文字が4つ並んで、「L」字のようなタトゥーもありました。タトゥーは表皮の下の真皮まで届いており深く彫られていたことがわかります。当時インクはありませんので何かのすすから作られていたと専門家はみているようです。このミイラの近くからは銅製の器具が出土しており、これらはタトゥーの道具だったのではないかと考えられています。

ちなみにミイラとは死体をただ乾燥させたものではありません。古代エジプト人は人が死ぬと頭に鋭利なものを突き刺し脳を取り除き分解を促進する樹液を流し込んでいました。次に心臓や肺などの臓器も取り除き、瓶に入れて塩漬けにされます。身体の中にはナトロンと呼ばれる重曹やソーダ灰を混ぜて作られた物質を流し込み身体の腐敗を防ぎます。そうしてミイラは作られ長い年月変わらぬ姿で私たちに歴史を教えてくれるのです。

今後研究が進めば世界最古のミイラのタトゥーの意味も解明されるかもしれません。そのタトゥーに歴史的大発見が隠されているかもしれませんね。楽しみです。