イギリスのケンタッキーフライドチキンでおよそ900の店舗のうち半数以上が一時閉鎖に追い込まれる事態が発生しました。原因は材料の配送業社を南アフリカ資本のビドベスト社からドイツ資本のDHL社に変えたことでした。DHL社は今回の騒動について「運営上の問題で配送に乱れが生じた」と発表しています。
イギリスではKFCは大人気。チキンだけでなくサンドイッチやハンバーガー、ポテトなども売っています。もともとサンドイッチ文化ですので片手で食べれるファーストフード店が人気なのと、日本人からすると少し意外ですがサンドイッチやハンバーガーの中に野菜が入っているので「KFCはヘルシー」というイメージもあるそうです。
ちなみにイギリスのKFCはイギリスのファーストフード店で初めてポテトに塩をかけなくなったファーストフード店なんだそうです。塩分控えめでヘルシー路線を狙って展開をしているのですね。KFCは子供にも大人気で今回の休業が相次いだ事態では「いやー!!」と泣き叫ぶ子供が続出したそうです。
今回の事態を受けてイギリスのKFCでは新たにホームページを開設して、利用可能なKFCを案内しています。もちろん営業中のKFCには客が殺到。BBCラジオのインタビューに答えた女性は「夜に子供達とルートんのKFCに行ったらドライブスルーで20分ほど待ちました。やっと注文カウンターに到着したと思ったら『チキンはない』と言われたんです」と述べました。
英全国都市一般労働組合はケンタッキーに対してビドベストからDHLへの委託変更は間違いであったと警告。これらの変更によって255人の雇用が失われビドベスト1箇所の倉庫が閉鎖になったと指摘しました。
一刻も早い問題解決が望まれます。イギリスのすべてのKFCが通常営業する日は来るのでしょうか?
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