フランスの首都パリが7日記録的な大雪に見舞われ市内では740キロの大渋滞を引き起こすなど混乱が続いています。今回の積雪は12センチ、渋滞に巻き込まれて車で寝泊まりせざるを得なかった人たちは2000人に及んだと言います。世界屈指の観光大国であるフランスには当日も多くの観光客が訪れていましたが、数百人の観光客がホテルや空港で足止めを食らったとの報道も。この異常事態にフランス政府はどのように対応をしているのでしょうか。
フランスの内務省報道官によるとフランス政府は立ち往生した人々のために各地に緊急避難所を設置。パリ市民に対しては自家用車での外出禁止令を出しました。それと同時にホームレスの人々のために46箇所の緊急避難所も開設。1000人ほどのホームレスが避難所に集まり混乱が落ち着くのを待っています。
さらにパリ市内のバスは全面的に運休。エッフェル塔も大雪のため閉鎖。パリを訪れていた観光客は観光もできないし、ホテルから出られないような状態が続いたそうです。ほとんどの学校が休校措置を取っています。凍結による大事故を防ぐために重量物運搬者の主要道路で走行も禁止しました。これにより運搬業にも大きな影響が出ています。
一方でスキーやスノーボードを楽しむ人々も。学校が休みになった児童や、雪を楽しみたい大人がサクレクール寺院から伸びる急斜面で滑走を楽しんで警察に注意されるなどの出来事も起こりました。
日本のネット上では「パリはトイレ事情が悪いので渋滞などしたら困るのでは?」「日本のようにコンビニも多くないので食料はどうしているのだろうか?」などと心配する声が多く上がっています。この混乱は一体いつまで続くのでしょうか?世界中のパリにいる観光客や、パリ市民が心配です。
コメントを残す