週間パリニュース!①

新しい年2018年。明けましておめでとうございます!

日本にいながら、パリとフランスの「今」を知っていただけるよう、今年より毎週パリ、フランスの最新ホットニュースをお届けします。今、パリで 、フランスで、どんな話題がフランス人の関心の的となっているのかを週間リアルタイムで皆さまにお届けします。

パリで厳粛なクリスマスムードを経験したいなら、深夜ミサ

フランス中、クリスマスムード真っ盛り。24日から25日深夜にかけて、伝統的なミサがパリ中の教会で行われます。今年も、20区あるパリ市各々の主な教会で、深夜ミサが厳粛に行われました。

パリの代表的なクリスマス深夜ミサのひとつは、パリ4区、あのあまりにも有名なノートルダム大聖堂。例年通り今年も、最初のミサは16時半から始まり、次に18時、20時と続きました。22時半にパイプオルガンによるコンサートがあり、23時に再びミサが行われます。そして最後、真夜中24時にパリ大司教による厳粛な深夜ミサで締めくくられました。

次に有名な深夜ミサは、パリ18区、モンマルトルのサクレクール寺院です。24日18時と23時に「ヴェイエ・ドゥ・ノエル (前日ミサ)」が行われます。25日には、7時、11時、18時、22時と4回に分けてミサが行われます。

ミサは、クリスチャンでなくても誰でも受けることができるので、この機会にパリを訪れる方は、一瞬カトリック教徒になったつまりで深夜ミサを経験してみてはいかがでしょうか?もちろん教会内では帽子を脱いで「静粛に」をお忘れなく!

パリ・サンラザール駅の大混乱

クリスマスムードも冷めない翌朝、パリ最大の駅サンラザール駅が大混乱に陥りました。約2500人の利用客が、30分から2時間の足止めの犠牲に。原因は、電気系統の故障のためとのことですが、すでに今年の7月と12月初めにパリ・モンパルナス駅で、引き続きベルシー駅とオステルリッツ駅でも別の理由のため混乱を起こしていたため、フランス人の国鉄(SNCF)への不信はますます膨れるばかり。前夜の楽しかったクリスマス気分がいっぺんに吹っ飛んだと不満の声が絶えません。仏交通省大臣は、早速翌年1月初めにSNCF総裁ペピー氏他代表に事態の説明を求めて召喚することを決定しました。

元サッカー選手、リベリア共和国大統領に?

今、パリばかりでなく、フランス中(もしや日本でも?)のサッカーファンの関心を集めている、元パリ・サンジェルマン・サッカーチームのメインアタッカー、ジョージ・ウェア氏。イタリア・ミランACチームでも大活躍したサッカー界の大スターです。ウエア氏は、1995年には、FIFA最優秀選手として選ばれ、アフリカ出身者では初めての「バロン・ドール(金のボール)賞」を獲得しました。

そんな彼が、今度は祖国リベリア共和国の大統領選に3度目の挑戦。第1選挙では、トップに選ばられ、明日28日が第2次選挙戦です。やっと念願の大統領になれるでしょうか!?

エプソン社、計画的な不良機種製造で叩かれる

「あなたの印刷機は、計画的に故障するようにプログラムされていませんか?」という疑念の的となっている日本のエプソン社。故意に不良な機種を製造したとして、先日、ナンテール検察当局が刑法違反の予備調査を始めました。同様の嫌疑が、米アップル社のiPhoneにも及んでいます。

調べによると、エプソン社はの販売率を強化しようと、インクカートリッジを早く交換させる細工をしたとの疑惑です。フランスでは、計画的な不良製品の製造は、2015年より法律違反となっています。エプソン社はこの事実を真っ向から拒否していますが、事実が証明されれば、同社の売り上げの5%に上る罰金を請求される上に、幹部らは2年の禁固懲役の刑を下される可能性があります。

新リベリア大統領、ウェア氏に決定!

2日間に渡り、リベリア国民はもちろん、フランス人でさえも息を飲んで待っていた新リベリア大統領に、元プロサッカー選手のジョージ・ウェア氏が選ばれました。このニュースはここ、フランスでも取り上げられ、元パリ・サンジェルマンチームで活躍したころの彼の映像が度々テレビで報道されました。

パリの人口減る?

仏国立統計経済研究所(INSEE)が発表したところによると、首都パリの人口が今年1.66%減少したとのことです。とりわけ、パリ8区の住民離れは11%とパリ最大の人口減少を記録しました。パリ市の見解では、原因はふたつあるとのこと。まず2010年より、パリだけではなくフランス全体においての出生率の減少傾向。次に、家族形態用の広いアパートが必要でも、一般的に家賃が高額なパリではその実現が難しく、否が応でもパリ離れを強いられ郊外に移り住むる人が増えていることが原因とのこと。それに反して、ツーリストを狙った家具付き短期賃貸、いわゆる民泊現象が倍増したことも原因となっているとのことです。

パリっ子たちの大晦日ってどんな風?

いよいよ、2017年も最後の日。カウントダウンをシャンゼリゼ大通りでシャンパン片手に「Bonne Année !新年おめでとう!」が有名ですが、さて、パリジャン・パリジェンヌは、1年の最後の日をどんなところでどんな風に過ごすのでしょうか?

一風変わったパリの人の大晦日の過ごし方をいくつか紹介します。(ル・パリジャン紙Le Parisienより抜粋)

 パリ18区 ブラスリー「Barbès バルべス」750m2が、この日だけ特別大ディスコテックに変身

一晩中踊りまくって、どんちゃん騒ぎしたい人にはもってこいの大晦日。全階すべてダンスのために大変身します。最上階にはパティオがあり、喫煙者用に天井抜きになっています。

時間:22h30~翌5h30 住所:2, boulevard Barbès 75018 Paris 入場料:20€(23h30までの事前予約) 40€(23h30以降)

www.brasseriebarbes.com

 パリ16区 異国情緒たっぷり、ルーマニア・ジプシーの大晦日

ルーマニア・サーカスのスペクタクルを観た後、朝までルーマニア・ジプシーダンスを踊ってお祝いする大晦日です。一風変わったパリならではの異国情緒たっぷりの大晦日。

開幕時間:21H~ 場所:Boulevard de l’Amiral-Bruix 75016 Paris (ルーマニア・サーカスの大テントの中) 入場料:150€(スペクタクル・食事・飲み物全て込み)

*13歳以上より

 パリ18区 ラテンムードあふれるコロンビアの大晦日

新しく生まれ変わった18区のカルチャー・センターが主催するコロンビアン大晦日です。パリで味わうラテン系の大晦日も面白いかもしれません。もちろん、一晩中踊り明かします。

ディナー:20H~22H、パーティー:22H~5H、場所:128,avenue de St-Ouen、入場料:25€(パーティ参加のみ) 40€(ディナー+パーティ)    *18歳以上より  www.lehasardludique.paris

 パリ20区ファンク、ソウル、サンバ、お好きなものをどうぞ!

ベルヴィル地区とメニルモンタン高台地区の文化センター主催による3つのテーマに分かれた大晦日のダンスソワレです。1階はニューヨークのDJがマイケル・ジャクソンとプリンスに捧げた夜。2階は、ソウルミュージックやジャズに。地下ではブラジル・サンバのリズムに乗ったソワレです。食事は、イタリアン。

開催時間:22H~6H、場所:19-21, rue Boyer 75020 Paris、入場料:32€

 パリ9区 オペラ座で過ごす大晦日

 シャンパンを味わいながら、パリで最も美しいモニュメント、オペラ座 パレ・ガルニエで過ごす大晦日なんてパリならではではないでしょうか?

この日、800m2もあるダンス会場と屋外テラス(もちろん屋外暖房つき!)が一般に公開されます。音楽は?というと、ダイアナ・ロスやマドンナ、リアナ、マルタン・ソルヴェイグなど過去30年のヒットソングばかり。

開幕時間:22H~、入場場所:1, place Jacques-Rouché 75009 Paris、入場料:55€~65€

   

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