過去25年で最悪の火災が発生 米ニューヨーク

米ニューヨークのブロンクスで現地時間28日の夜にアパートメントで火災が発生。これにより幼い子どもを含む12名が死亡し過去25年に同市で起きた火災で最悪のものと米CNNが報じました。

火元はアパートメントの1階で、1室に住む3歳の男の子がキッチンのコンロで火遊びしていたことが出火原因と見られています。当時部屋には母親と2歳の弟がおり、母親は男の子の悲鳴によってキッチンが燃えていることに気づきました。

この火災での被害を大きくした原因として、避難の際にこの母親が部屋の扉を閉めなかったことだと、ニューヨーク市消防局理事のダニエル・ニグロー氏が発表しました。アパート内の階段が、まるで煙突のような役割をしてしまったために上階に住む人たちが逃げ遅れてしまったと見られています。

通報があったのは同日午後6時51分。消防局は通報から3分以内に応答し迅速な対応をし、消化には170名を超える消防士が出動しましたが、火の勢いはそれを上回るものでした。当時外の気温は−10℃を下回る寒さで救出状況も非常に厳しいものでした。

またこのアパートメントは築100年を超えるもので、ニューヨーク市長のデブラシオ氏は米ラジオ局に対し、今回の火事を最悪なものにしてしまったのは建物に原因があるとの見解だが、現時点では建物の構造上、安全面に問題があったのかを特定するには至っておらず、調査中であると発表しました。

また金曜日には新たに死者が2人増え、デブラシオ氏は「家族との団欒を楽しむはずである年末の休暇中に起こったこの火災は悲劇だ」とCNNに対してコメントしました。

もしも母親が息子がコンロで遊んでいるのを止めていたら、もしもあの時母親が部屋の扉を閉めて避難していたら、もしもアパートメントが築100年を超えるほど古くても火災安全装置がしっかり備わっていたら、など考えられることはたくさんありますが、一刻も早い原因究明と対策をして、このような悲劇が2度と起こることがないようにして欲しいですね。