横綱白鵬に脅迫文。この問題はどこへ向かうのか!?

13日に放送されたフジテレビ系番組「バイキング」で横綱白鵬に送られた脅迫文についての議論が交わされました。

その事件は先日北九州市で行われた大相撲の冬巡業の会場である北九州市総合体育館に届いた一通の封書から始まります。その封書には偽名と思われる男の名前と「福岡県天神町」という存在しない町の名前。その封書を開いてみると「白鵬を必ず殺す」という脅迫文が書かれていたのです。横綱白鵬はこの脅迫文について口を閉ざしていますが、犯人はまだ特定されておらず未だに相撲界には不安が広がっています。

そんな事件に対し松嶋尚美は「白鵬に対するイメージが今回の事件の後と前ですごく変わった。なんだか悪い人に思えてきて、いつか脅迫文が来るんじゃないかと考えていた」という趣旨の意見を発言。スタジオでも様々な意見が飛び交うなど白熱した議論が行われていました。

白鵬は1985年生まれ。モンゴルのウランバートル出身です。あまり知られていませんが妻は日本人で子供が3人います。愛美羽(あみう)、眞羽人(まはと)、美羽紗(みうしゃ)という可愛らしい名前の3人です。白鵬もモンゴルでは「ダワー」の愛称で呼ばれています。身長192センチ、体重155キロの大きな体を生かし日本の相撲界で活躍。アジア初のユネスコ・スポーツ・チャンピオンになったこともあります。

今回の日馬富士の暴行事件でその場にいたとされる白鵬の日本でのイメージも大きく変わってきてしまっているようです。ボランティア活動を積極的に行うなどクリーンで優しいお相撲さんのイメージだった白鵬が、一部で同じモンゴル人である日馬富士をかばっているという悪いイメージを持たれてしまっていることが徐々に明らかになりました。

暴行問題に加え、白鵬への脅迫文。一体相撲界はどこへ向かうのでしょうか?
外国人である日馬富士は引退しけじめをつけ、また、白鵬もしっかりマスコミへ説明しています。(日本語がつたないので、言葉のニュアンスが伝わらないことは承知の上でしょう)
一方、日本人で構成された相撲協会や貴乃花親方はほとんどマスコミや相撲ファンに説明していません。日本人にとって「沈黙は金」なのかもしれませんが、これだけ大きな問題となってしまったならば、組織の長(相撲協会理事長)や当事者(貴乃花親方や貴ノ岩)がしっかりと説明してほしいものです。

この状況を見て優秀な外国人はどう思っているのでしょうか?「やっぱり日本はやめてシンガポールに行こう」なんて思っていないといいですが・・・

 

   

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