アメリカ、フリーメイソンの老人ホームとは?スタッフの数が豊富でとっても安心!

フリーメイソンという表現を聞いたことがあるでしょうか。アメリカの大統領、アメリカのお札、あるいは「ナショナル・トレジャー」の映画を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。私は高校時代、1年間アメリカに留学していましたが、その時のホストファーザーはフリーメイソンに所属していました。ここではそのフリーメイソンの老人ホームについて紹介していきたいと思います。

ホストペアレンツが生活している老人ホーム

 フリーメイソンのメンバーが入れる

この老人ホームはフリーメイソンのメンバーが入れるホームです。私はカリフォルニアに留学していましたが、ホストペアレンツは歳をとるに従い、定年したらカリフォルニアを出て他の物価の安い地域で生活しようと思っていたそうです。しかし、いろいろ調べていたら同じカリフォルニアの中にフリーメイソンの老人ホームがあることを知り、そこに入居を決めたそうです。

そこは入居の際に全財産の半分を支払わなければいけません。しかし、財産がいくらであったとしても半分払えば問題なかったそうです。仮に手元にほとんど残らなかったとしても、食事等は無料で提供されますし、それ以上の支払いは生じないそうです。自由に外出もできますし、ホームの中で様々な講座が行われているため、外出しなかったとしても退屈することがありません。

 すべてフリーメイソンの関係者だから安心できる

私のホストペアレンツがこの老人ホームに移ってから、3回訪れたことがあります。このホームで生活をしている人は全員フリーメイソンの関係者の為、お互いに安心感があり、信頼できるとの事でした。

それぞれ部屋がありますが、この部屋には鍵をかけないという人も多いそうです。私のホストペアレンツも鍵など存在しないかのようにかけていませんでしたが、それでも何の問題もないと言っていました。敷地に入るためにはゲートを通らなければいけませんので係員の目に入ります。玄関にも係員がいますので、部外者が入るなどという心配は無いそうです。係員といっても地元の大学生だったり、とてもフレンドリーな人ばかりで、まるで家族のようでした。

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どのような設備が整っているのか

 まるでホテルのような作りになっている

老人ホームというと、なんだか病院のようなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、私のホストペアレンツが入居しているフリーメーソンの老人ホームはまるでホテルのような建物でした。廊下には絨毯が引かれており、裸足で歩くことも十分可能です。

また、建物はいくつかの棟に分かれており、夫婦で生活できる場所、パートナーのいない人が生活する場所、そして必要とする医療によっても住む場所が変わるそうです。もしも着替えに助けが必要ということであれば内線1本でヘルパーさんが来てくれますし、例えば事前連絡なしに誰かが食事に来なかったとなれば必ずスタッフから確認の電話があります。そのため、どこかで倒れてしまい、助けが呼ぶない状態で誰にも気づかれなかったなどという心配がありません。

 食堂や郵便局、売店なども完備

食堂もホテルのレストランのような状態になっていました。まるでバイキングのように様々なメニューが取り揃えられており、その中から好きなものを選んで食べることができます。飲み物もコーヒーや紅茶、ジュースなど様々なものが揃っており、好きなものが飲めます。流石にお酒はなかったように思います。

建物の中には郵便局やちょっとした売店もあります。そのため手紙も簡単に送れますし、わざわざ郵便局に出かけなければいけないということもありません。趣味のための部屋も多く用意されており、趣味で作った作品が展示されている部屋もありました。

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ホストマザーの急変とそれでも安心な環境

 病気になってもすぐに手当てが受けられる場所

私のホストマザーは2019年の2月に亡くなりました。しかしこの時も医療チームがすぐに駆けつけ、できる限りの手当てをしてくれたそうです。この老人ホームは訪れてきた家族が泊まれる部屋もありますので、ホストマザーが急変する直前は息子(私が留学した時にはすでに社会人として世帯を持っていたため、ホストブラザーとは呼べないのですが…)が訪れ、一緒に時間を過ごすことができたそうです。

かつて、ホストマザーが「この老人ホームは仮に私が先に死んだとしても必ず誰かが夫の面倒を見てくれて、路頭に迷うことがないから安心なの」と言っていました。ホストマザーがなくなったため、ホストファーザーは夫婦が生活するための部屋ではなく、1人で生活するための部屋に移っています。しかし、それでもヘルパーさん達がかいがいしく世話をしてくれるため、必ず誰かがそばにいます。

 歳をとったらこのような生活がしたいと思える空間

最近は老人ホームなども値段が高い、金銭的な問題で老人ホームに入れない、などというトラブルが表面化していますよね。また、老人ホームに入ったとしても満足な手当が受けられないなどとも聞きますし、人手不足が問題視されています。

このフリーメイソンの老人ホームは、歳をとったらこんな場所で生活したいと思えるような空間でした。人としての尊厳が最後まで保たれ、お互いの人生を感謝できる場所だと思います。確かに金銭的な問題は常に考えていかなければいけませんが、このような場所が日本にも増えたらいいな、と感じる今日この頃です。

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考えていかなければならない日本の人手不足

このフリーメイソンの老人ホームで感じた事はとにかくスタッフが多いということでした。アルバイトの学生なども含め、スタッフの数がとにかく豊富であり、人手不足という感じがしなかったのです。日本の老人ホームはやはり人手不足が大きな問題になっていますよね。重労働でありながら手当が少ないなどという問題もありますし、やはりそれこそが日本で老人ホームを利用する難しさなのではないかと思います。少子高齢化が進む中、老人ホームなどをどうするかしっかり考えていかなければいけないのではないでしょうか。

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